9月7日(水)
一ヶ月間のグアテマラ生活を決めたものの、正味ひま。
僕らが住むサンペドロの、目の前に広がるアティトラン湖の周りには、数個の民族村があるから、一日一個回れば一週間ほど観光出来るっちゃあ出来るが、あんまり興味もないし。
だから、今日はバカルディを探し求める旅にでた。
ってのも、昨日買ったXLがリッターで90、750mlで75ケツァルなのに対し、バカルディ(しかも、確かダークかORO)が700or750mlの瓶で60ケツァルぐらいやったのを、ウエウエテナンゴのスーパーで一度目にしたからや。
ちなみにバカルディとはキューバのラムである。
ボトムにコウモリのロゴがついてる奴ね。
ひたすらに町をあるいて回る。
しかし、一向にバカルディは見つからない。
あるのはXL同様、”BOTRON ORO”なるグアテマララム。
5年物で75ケツァルらしいが、XLの味を知った後では怪しいもんや。
着色の匂いがプンプンする。
グアテマラウィスキーもなんか怪しいし、仕方がないのでガンジャストリートを歩く。
ガンジャストリートは湖沿いにある一本道。
レストランやBAR、カフェがあり、その陰を売人共がうろつくヒッピーハッピーZONEや。
何となく物が高いイメージがあるので、うろついても無意味な気がするが、探してみんと分からへん。
片っ端から酒の置いてる店を冷やかす。
しかし、やはりバカルディは置いておらず、ロン・ムラタ(キューバの安ラム)や、ハバナクラブ3年(これまたキューバのラム)が置いてあるだけ。
一瞬、ハバナクラブ3年にしよかなあと思ったが、90ケツァルするのでやめた。
日本とそんなに変わらない。
そして、ロンサカパ23年は350ケツァルと、やはり高い。
(もうバカルディは置いてないんかなぁ?
60ケツァルでええラム呑むんは厳しいかなぁ?)
と、あきらめそうになりながらも、挫けずにもう一軒冷やかしに行った。
が、やはりバカルディはない。
珍しくジョニ黒は置いてあるが、バカルディはない。
ジョニ黒かぁ。
呑みたいなぁ。
なんかソーダで割って呑みたい気分。
でも、メキシコで200ペソ(約1400円)ぐらいしたしなぁ。
こっちでも150か160はするやろしなぁ。
まあ、聞くだけ聞いてみるか?
どうせ暇やし。
「ジョニ黒いくら?」
「70」
「えっ! ホンマ? ホンマに70(約700円)?」
しつこく聞く。
すると、店番の少年。
電卓を叩いて見せる。
確かに!
液晶に映し出された文字は”70”
まぎれもなく70や。
この店に置いてあるXLも75やし。
間違いではない。
この店が特別安いワケでもない!
まさか!
ジョニ黒が700円程度で買えるなんて!
ええっ!
確か日本で2000円ぐらいやったはず!
三分の一やん!
もちろん速座に購入。
売れ残りか、税金の関係かは知らんが、とにかく安いのは確かや。
いえい!
ソーダはなかなか見つからなかったので、間違ってかったTe Verdeなる甘い飲料水をチェイサーに、ストレートで味わう。
うまい!
久しぶりのウィスキー。
日本じゃブレンデッドはあまり呑まないが、なんやゆーてもブランド物。
うまいわぁ~。
甘い香り。
ほどよいキツさが心地よい。
これをソーダで割れば、辛さがやわらかくなって、より甘みが増すんやろなぁ。
軽くライムのピールでもかけて。
なんて想像したら、やっぱソーダが欲しくなる。
なので、次はソーダ探しに向かった。
これは案外簡単で、あっさり見つかった。
SALUTARISーサルタリスーという名のソーダ。
猿とリスでも、クリとリスでもない、サルタリスという名のソーダや。
355mlで4ケツァル。
若干高いが、まあしゃあない。
次の機会にデカイボトルでも探そうではないか。
そうこうしてると、歩き疲れ? か、空腹疲れか、なんか体が重いし、ベンチに腰掛け休憩。
「何しよか?」
「いいかげん歯医者行かん?」
ってことで、歯医者に向かう。
ここはレチュギージャスではないので保険はきかない。
だから、保険いらずの歯医者さんへ向かう。
「どない? すぐ治る?」
「いやいや、これは時間かかるよ。
歯茎に膿たまってるし、レントゲン見たら神経の周りにバクテリア大量発生してるし」
薬物治療と清掃で、3週間程度は見て欲しい。
ほっとくと別の歯もいわすよ」
まぢで!?
帰ってから調べてみた。
多分病名は”歯肉膿瘍(しにくのうよう)”。
歯茎に何らかの傷口が出来て、そっから細菌が侵入した際におこる病気らしい。
ひどい場合は頬が腫れ、悪化すると歯周膿瘍になるらしい。
僕の場合は、前々から弱っていた右の歯一部分だけなので、歯肉膿瘍なんやろう。
確実にヌリアんとこでなった病気や。
歯ブラシで磨きすぎて、この歯茎を傷つけたのも覚えてるし、あの汚い水たまりの水でうがいさせられていたことも覚えてる。
歯茎を傷つけるのはよくやっちまうが、細菌侵入は初めて。
そらまあ、魚やアメンボ、カエルにボウフラまでもが生息する水たまりの水や、細菌が発生するのも仕方がない。
ヌリアが毎日歯が痛いと言うてるんもそのせいやろう。
頼むから水買いなはれ。
治療後も歯医者にて、ときどき検診が必要らしい。
まあ、検診に関してはレチュギージャスでも可能やろう。
ただ、見るか抜くかの二択しかないレチュギージャスでは、今回のような見解は出来なかったはず。
レンタクアルトしてまで、ここにとどまってよかった。
ゆーても観光地の歯科医。
腕に自信はあるやろう。
治療費の合計は1500ケツァルと少々かかるが、まあ仕方がない。
2000ケツァルかかると多めに見たら、だいたいニ万かかることになる。
海外保険にゃ入ってないからオール自腹やが、実は近年では、日本の国民健康保険が海外でも適用される。
それを事前に調べていたので、書類持参で旅に出た。
これなら帰国してから7割返ってくるので、結局6千円ぐらい。
日本の歯医者と変わらん。
書類とレシートさえあれば、日本に郵送して、家族が代理で申請することも出来るみたいや。
ただ返金価格は、海外で支払った金額の支払い時のレートで7割。
か、
日本で同じ治療を行ったとした場合の妥当価格の7割。
の、安い方らしい。
ケチ臭く思えるが、きっと不正行為を防ぐためなんやろう。
まあまあ、これで金の心配はヨシとして、1番の問題は酒や!
これが1番問題なんや!
恐る恐る医師に聞く。
「今日酒呑んだらダメやんね?」
「うん。
てか、治るまであかんよ」
ち~ん!(メキシコ流のがび~ん)
出たぁ!
まさかの一ヶ月禁酒令!!
せっかくジョニ黒安く買ったのに!
ソーダ発見できたのに!
最悪や…。
最悪って言葉は、きっと今日のこの事を言うんやろう。
この歴史に残るであろう、2011年・9月。
新世紀禁酒法時代を、あなたはあざ笑いますか?
それとも涙流して痛みを共にしてくれますか?
2011年9月7日水曜日
夢のRon Zacapa
9月6日(火)
ホテル・エレナをおさらばし、歩いて5分ほどのとこにあるホテル、”POSADA LA CRISTALINAS
ーポサダ・ラ・クリスタリナス ー”へとやって来た。
何故ならここは安いから。
普通に一泊するだけやと、2人100ケツァルで、エレナより20高い。
しかし、一ヶ月単位でレンタクアルト(貸し部屋)として借りれば、2人で一月(30日)1500ケツァル。
1日50ケツァルや(約500円)。
ホットシャワー&便所。テレビまで部屋にあるし、Wi-Fiもつながりがいい。
エレナよりキッチンも綺麗やし、コーヒーも無料。
冷蔵庫もある。
エレナにも冷蔵庫はあったが、コンセントはささっておらず、挿そうにもコードが短くて挿さらなかった。
これじゃただの生ぬるいBOXや。
オブジェにもなりゃしない。
嫌がらせか?
水タンクにもコケ付いてたし。
ただ宿主がいい人なのと、目の前に広がる絶景はなんとも言えない酒のアテになった。
アティトラン湖にナリス・デ・インディオ(インディアンの鼻って名のついた顔の形した山)は、この町の名物やから。
だから、なかなかいい5日間を過ごしたが、長居するとなると、一日80は厳しい。
なので、景色はぼちぼちやが、それ以外は全てに置いて優れてる、このホテルにしたってワケや。
民族のおばちゃん達の入湖シーンも拝めるしね。
オールヌードだよ。
ボッキンニーチョ!
まあ、レチュギージャスに戻れば家賃0円なんやが、涙のお別れをしといてたった一ヶ月で帰るのもね。
せめてもう一ヶ月。
10月に帰ろうと決めたワケや。
一服のコーヒーを飲み、食材の買い出し。
ホテル代が安くなったので、祝いに現地人御用達のラム、
”XLーエキスエレ”を買った。
1リットル約900円。
まあまあ高いので味に期待していたが、ケツァルテカやべナードと対して変わらん味。
若干呑みやすいだけ。
もう買わんでええかなぁ。
ホンマはロンサカパ23年を買いたいんやが、何故か日本と体して値段が変わらへん。
グアテマラまじで酒高いなあ~~。
仕方がないから貰いコジキ達は、安モンのラムをライムと塩で味ごまかして呑むワケです。
ロンサカパあたりをおごって貰えることを期待しながら‥
その琥珀色した液体を、一しずく口に含んだならば、甘く狂おしく燃えるように踊る、眠れる森のラム・ロンサカパ。
ああ、夢のまた夢…。
XLでも呑もう。
うまくはないけど。
ホテル・エレナをおさらばし、歩いて5分ほどのとこにあるホテル、”POSADA LA CRISTALINAS
ーポサダ・ラ・クリスタリナス ー”へとやって来た。
何故ならここは安いから。
普通に一泊するだけやと、2人100ケツァルで、エレナより20高い。
しかし、一ヶ月単位でレンタクアルト(貸し部屋)として借りれば、2人で一月(30日)1500ケツァル。
1日50ケツァルや(約500円)。
ホットシャワー&便所。テレビまで部屋にあるし、Wi-Fiもつながりがいい。
エレナよりキッチンも綺麗やし、コーヒーも無料。
冷蔵庫もある。
エレナにも冷蔵庫はあったが、コンセントはささっておらず、挿そうにもコードが短くて挿さらなかった。
これじゃただの生ぬるいBOXや。
オブジェにもなりゃしない。
嫌がらせか?
水タンクにもコケ付いてたし。
ただ宿主がいい人なのと、目の前に広がる絶景はなんとも言えない酒のアテになった。
アティトラン湖にナリス・デ・インディオ(インディアンの鼻って名のついた顔の形した山)は、この町の名物やから。
だから、なかなかいい5日間を過ごしたが、長居するとなると、一日80は厳しい。
なので、景色はぼちぼちやが、それ以外は全てに置いて優れてる、このホテルにしたってワケや。
民族のおばちゃん達の入湖シーンも拝めるしね。
オールヌードだよ。
ボッキンニーチョ!
まあ、レチュギージャスに戻れば家賃0円なんやが、涙のお別れをしといてたった一ヶ月で帰るのもね。
せめてもう一ヶ月。
10月に帰ろうと決めたワケや。
一服のコーヒーを飲み、食材の買い出し。
ホテル代が安くなったので、祝いに現地人御用達のラム、
”XLーエキスエレ”を買った。
1リットル約900円。
まあまあ高いので味に期待していたが、ケツァルテカやべナードと対して変わらん味。
若干呑みやすいだけ。
もう買わんでええかなぁ。
ホンマはロンサカパ23年を買いたいんやが、何故か日本と体して値段が変わらへん。
グアテマラまじで酒高いなあ~~。
仕方がないから貰いコジキ達は、安モンのラムをライムと塩で味ごまかして呑むワケです。
ロンサカパあたりをおごって貰えることを期待しながら‥
その琥珀色した液体を、一しずく口に含んだならば、甘く狂おしく燃えるように踊る、眠れる森のラム・ロンサカパ。
ああ、夢のまた夢…。
XLでも呑もう。
うまくはないけど。
2011年9月6日火曜日
来ちゃったよグアテマラ
8月30日(火)
オアハカからウチタン→トゥクストラ・グティエーレスを経由し、サンクリに着いたのが朝6時。
パトロンからのメールもないし、長距離移動で疲れたし、とりあえず一泊した。
翌日。
いつまでたっても返事がないので、パトロン所有のレストランまで行くが不在。
管理人のマリアに聞いても何も知らへんみたい。
「返事ないってことは必要ないってことやし、ここらでいっちょ観光でもするかぁ」
ってことで、一ヶ月早いがグアテマラ行きを決行することにした。
乗り合いバスでコミタンまで行き。
そこで、シウダー・クアウテモック行きの乗り合いバスに乗り換える。
シウダー・クアウテモックに、メキシコの出入国手続きをする場がある。
僕らは出国。
ツーリストカードを渡し、無事に手続き完了。
手数料は無料やった。
二年前、パレンケからグアテマラに抜けたときは、ナンボか取られたが。
まあ、いいや。
ラッキー!
こっからはタクに乗ってラ・メシヤまで行く。
国境の町 ラ・メシヤ。
「ペソをケツァル(グアテマラの金)に変えるよ~」
と、レートの悪い交換屋が近づいて来ては去っていく町。
ここにはグアテマラの出入国手続きをする場が。
なんやかんや話しながら、あっちゅーまに手続き完了。
これまた無料。
多分グアテマラ出る時に金がいるんかもしれん。
メキシコ入る時は確実にいる。
ツーリストカード買わなあかんから。
ラ・メシヤのバス停まで15分ほどかけて歩く。
国境の町で一泊し、テキーラでもやったろかなと思ったが、1人1晩50ケツァル(約500円)。
2人で1000円やったので、ウエウエテナンゴへ移ることにした。
チキンバスに乗り、2時間かけてウエウエテナンゴへ。
正直僕らは、このチキンバスが嫌いで嫌いで仕方ない。
ボロいし、汚いし、スリに会いそうで不安やから。
しかし、乗らなければ前には進めないので乗るしかない。
ラ・メシヤの町がも少し静かなら、移動せずに長期滞在するんやが。
ウエウエテナンゴに着きホテルを探す。
荷物抱えてうろつくんもだるいので、一発目に値段を聞いた、1人1泊35ケツァルの、”LA ESTANCIA”っつうホテルに泊まることにした。
ラ・メシヤよりも2人合わせて30安い。
シャワー&便所は別やが、静かそうやしゆっくり寝れそうや。
荷物を置き、一応ほかの安宿を探す。
すると、バス停の近所に”25Q”って名前のホテルを見つけた。
25Q(ケツァル)!?
まさかなぁと思い尋ねると、まさかまさかの1人25ケツァル(シャワー&便所別)。
わおっ!
やっちまった。
こっちのが安いやん。
2人で約500円やん。
スタッフの愛想は悪いが、明日まだこの町にとどまるならば、ここに変えようかなぁ。
9月1日(木)
”LA ESTANCIA”ーラ・エスタンシアは見事に期待を裏切ってくれた。
静かどころかうるさすぎ。
隣の部屋の兄ちゃんのイビキはうるさいわ、なんか夜中に人が出入りするわ、車も行ったり来たりするし、全く寝れんかった。
ので、町を出ることにした。
目指すはケツァルテナンゴ。
有名な日本人宿あるみたいやから、なんぞ面白いもんでもあるやろうってことで向かうことにした。
日本人宿には絶対泊まらんけど。
おもろないから。
2時間かけてやってきたケツァルテナンゴ。
バスを降りた瞬間に、なんかめんどくさそうな匂いがしたので、即座に違う町に移ることにした。
バス停をうろついてると、バスの運ちゃんが、
「サンペドロ行かん?
こっから3時間。湖とか山あるよ~」
と、誘ってきた。
田舎か?
と聞くと、微妙に頷くし、
「ホテルは1人10ケツァル(100円)でいけるよ」
と言うので、甘い誘いに乗り、僕らはバスに乗り込んだ。
3時間後。
San Pedroに到着。
目の前に湖が広がり、周りは山に囲まれ、コーヒー豆がそこらに生えた、なかなかいい感じの町。
だがしかし、田舎ではなく観光地。
アメリカ人も中国人も、ちゃっかり日本人までいるではないか。
照り焼き豆腐バーガーなる屋台まであるし。
僕の想像してた、マフィアが牛耳る漁村では全くなかった。
しくった!
てか、ガイドブックやっぱいるわ。
地理すら分からんし。
出ようかなぁと思いながらも、洗濯物もたまってるし、ホテルの兄ちゃん愛想いいし、とりあえずこの”HOTEL HELEN”ーホテル エレンーに、二泊することにした。
ちなみに1人1泊40ケツァル。
2人で約800円。
シャワー&便所も中にあるし、何でか知らんが1番広い3人部屋に案内してくれたし、部屋も綺麗。
お湯も出るし、屋上に洗濯物も干せるし、共同キッチンもあるし、読み込み遅いがWi-Fiも使える。
なかなかいいホテルや。
探せばまだ安いとこありそうやが、まあまあ二泊だけやし、いいやろう。
それに1泊10ケツァルの宿は無いらしいし。
当たり前か。
9月2日(金)
この観光地には、カヌーや馬乗り、トレッキングなどのレジャー産業がたくさんある。
僕らはそんなん全く興味ないが、たまには観光客してみるかってことで、とりあえずカヌーに乗った。
カヤックやるんは高校以来。
15年ぶりやし乗れるか不安やったが、余裕で乗れた。
まあ、底の平らなレジャー用やから、よっぽどのことがない限りは転覆せんが。
しかし、舟から見る景色は最高やね。
やっぱ自然はいいやね。
空気も綺麗やし。
なんかそこらへんでよく犬が死んでるし、パン売りのおばちゃん、パン買わんかったら舌打ちするけど、なんとなくこの町は気にいった。
もう少し滞在するか。
その後、町を徘徊。
宿を出て右に突き進むと、ガンジャ売りのおっちゃんとコカイン売りのおっちゃんが、旅行者に薬を売りつける為に腰かけてる。
確かに、町を歩いてる旅行者を見ると、薬好きそうな顔したやつばっか。
フラフラフラフラ歩いとるし、気持ち悪い。
多分ここにくる観光客の9割は、ドラッグを求めているんやろう。
夜なったらトランス音で騒いでるし。
こいつらがおらんかったら尚いいんやが、おらんくなったらなったで町の人らは困るんかも知れん。
スペイン語学校や、レンタルームもあるし、若いヒッピーかぶれが集まるのも無理もない。
奴らが好きな自然もある。
山や湖を眺めながらやるブツが、きっと奴らにとっては最高なんやろう。
俺にはまったく理解出来ひん世界。
何よりかにより酒が1番やがな!
酒をやれ! 酒を!
バイヤーが腰掛ける通りの手前の坂を登れば、町の中心。
日本人が経営する、照り焼き豆腐バーガー屋台をそそくさとスルー。
話すと面倒やからスルー。
銀行に両替に行った後、路地裏のBARで麦酒を呑む。
現地の爺ちゃんと少し話したが、酔っ払ってるし早口やから、全く意味がわからんかった。
ただ、
「俺は貧乏や」
の、一言だけしか理解出来なかった。
きっと酒をおごって欲しいんやろう。
まあ、おごったが。
しかし、あんま長居するとややこしそうやったので、いちおう地酒やという焼酎を買って速攻帰ってきた。
名前は”QUEZAL TECA”ーケサルテカー
小瓶で100円(125ml・36度)。
多分さとうきびやと思うが、
「何が原料かわからん」
と、BARのオヤジは言うし、味覚的にはウソもんの味やから、日本のビッグマンみたいなもんなんかな?
昨日買った、VENADOーべナードーの方がまだ上手いかも。
値段も量も一緒やし。
にしても、グアテマラは酒が高い!
メキシコで1.2リットルの麦酒が約180円で帰るのに対し、ここでは1リットルで220円ぐらいする。
高い!
もしかしたら探せば、まだ安いのんあるかもしれんが、実際問題どやろか?
9月3日(土)
地元の床屋にて、人生初! モヒカンにした。
土曜日やからかほとんど店が閉まってたが、タクシーの兄ちゃんに聞いていい床屋を紹介してもろた。
シャンプーはないが、カット一律20ケツァル(約200円)。
安いし、グアテマラの理容師やから、なんとなく不安やったが、バリカンのアタッチメントをちょこちょこ交換しながら、最後には残った髪をいい感じにすいてくれた。
正味日本の床屋よりも技術あるんちゃうかな??
かなりいいで!
格好ええ!
今までやってきた髪型ん中で1番ちゃうかな??
WAO!!
グアテマラ最高!
しかし、毎日毎日暇やから、地酒探しでもしよか?
てか、コーヒー栽培の仕方覚えたいなあ~。
しかし、グアテマラは京都みたいや。
道を尋ねるとたいがい、上がるとか下がるとか言う。
大阪人の僕にはなかなか難しい説明や。
出来れば43側とか2号線向かって右とかゆーて欲しいもんや。
オアハカからウチタン→トゥクストラ・グティエーレスを経由し、サンクリに着いたのが朝6時。
パトロンからのメールもないし、長距離移動で疲れたし、とりあえず一泊した。
翌日。
いつまでたっても返事がないので、パトロン所有のレストランまで行くが不在。
管理人のマリアに聞いても何も知らへんみたい。
「返事ないってことは必要ないってことやし、ここらでいっちょ観光でもするかぁ」
ってことで、一ヶ月早いがグアテマラ行きを決行することにした。
乗り合いバスでコミタンまで行き。
そこで、シウダー・クアウテモック行きの乗り合いバスに乗り換える。
シウダー・クアウテモックに、メキシコの出入国手続きをする場がある。
僕らは出国。
ツーリストカードを渡し、無事に手続き完了。
手数料は無料やった。
二年前、パレンケからグアテマラに抜けたときは、ナンボか取られたが。
まあ、いいや。
ラッキー!
こっからはタクに乗ってラ・メシヤまで行く。
国境の町 ラ・メシヤ。
「ペソをケツァル(グアテマラの金)に変えるよ~」
と、レートの悪い交換屋が近づいて来ては去っていく町。
ここにはグアテマラの出入国手続きをする場が。
なんやかんや話しながら、あっちゅーまに手続き完了。
これまた無料。
多分グアテマラ出る時に金がいるんかもしれん。
メキシコ入る時は確実にいる。
ツーリストカード買わなあかんから。
ラ・メシヤのバス停まで15分ほどかけて歩く。
国境の町で一泊し、テキーラでもやったろかなと思ったが、1人1晩50ケツァル(約500円)。
2人で1000円やったので、ウエウエテナンゴへ移ることにした。
チキンバスに乗り、2時間かけてウエウエテナンゴへ。
正直僕らは、このチキンバスが嫌いで嫌いで仕方ない。
ボロいし、汚いし、スリに会いそうで不安やから。
しかし、乗らなければ前には進めないので乗るしかない。
ラ・メシヤの町がも少し静かなら、移動せずに長期滞在するんやが。
ウエウエテナンゴに着きホテルを探す。
荷物抱えてうろつくんもだるいので、一発目に値段を聞いた、1人1泊35ケツァルの、”LA ESTANCIA”っつうホテルに泊まることにした。
ラ・メシヤよりも2人合わせて30安い。
シャワー&便所は別やが、静かそうやしゆっくり寝れそうや。
荷物を置き、一応ほかの安宿を探す。
すると、バス停の近所に”25Q”って名前のホテルを見つけた。
25Q(ケツァル)!?
まさかなぁと思い尋ねると、まさかまさかの1人25ケツァル(シャワー&便所別)。
わおっ!
やっちまった。
こっちのが安いやん。
2人で約500円やん。
スタッフの愛想は悪いが、明日まだこの町にとどまるならば、ここに変えようかなぁ。
9月1日(木)
”LA ESTANCIA”ーラ・エスタンシアは見事に期待を裏切ってくれた。
静かどころかうるさすぎ。
隣の部屋の兄ちゃんのイビキはうるさいわ、なんか夜中に人が出入りするわ、車も行ったり来たりするし、全く寝れんかった。
ので、町を出ることにした。
目指すはケツァルテナンゴ。
有名な日本人宿あるみたいやから、なんぞ面白いもんでもあるやろうってことで向かうことにした。
日本人宿には絶対泊まらんけど。
おもろないから。
2時間かけてやってきたケツァルテナンゴ。
バスを降りた瞬間に、なんかめんどくさそうな匂いがしたので、即座に違う町に移ることにした。
バス停をうろついてると、バスの運ちゃんが、
「サンペドロ行かん?
こっから3時間。湖とか山あるよ~」
と、誘ってきた。
田舎か?
と聞くと、微妙に頷くし、
「ホテルは1人10ケツァル(100円)でいけるよ」
と言うので、甘い誘いに乗り、僕らはバスに乗り込んだ。
3時間後。
San Pedroに到着。
目の前に湖が広がり、周りは山に囲まれ、コーヒー豆がそこらに生えた、なかなかいい感じの町。
だがしかし、田舎ではなく観光地。
アメリカ人も中国人も、ちゃっかり日本人までいるではないか。
照り焼き豆腐バーガーなる屋台まであるし。
僕の想像してた、マフィアが牛耳る漁村では全くなかった。
しくった!
てか、ガイドブックやっぱいるわ。
地理すら分からんし。
出ようかなぁと思いながらも、洗濯物もたまってるし、ホテルの兄ちゃん愛想いいし、とりあえずこの”HOTEL HELEN”ーホテル エレンーに、二泊することにした。
ちなみに1人1泊40ケツァル。
2人で約800円。
シャワー&便所も中にあるし、何でか知らんが1番広い3人部屋に案内してくれたし、部屋も綺麗。
お湯も出るし、屋上に洗濯物も干せるし、共同キッチンもあるし、読み込み遅いがWi-Fiも使える。
なかなかいいホテルや。
探せばまだ安いとこありそうやが、まあまあ二泊だけやし、いいやろう。
それに1泊10ケツァルの宿は無いらしいし。
当たり前か。
9月2日(金)
この観光地には、カヌーや馬乗り、トレッキングなどのレジャー産業がたくさんある。
僕らはそんなん全く興味ないが、たまには観光客してみるかってことで、とりあえずカヌーに乗った。
カヤックやるんは高校以来。
15年ぶりやし乗れるか不安やったが、余裕で乗れた。
まあ、底の平らなレジャー用やから、よっぽどのことがない限りは転覆せんが。
しかし、舟から見る景色は最高やね。
やっぱ自然はいいやね。
空気も綺麗やし。
なんかそこらへんでよく犬が死んでるし、パン売りのおばちゃん、パン買わんかったら舌打ちするけど、なんとなくこの町は気にいった。
もう少し滞在するか。
その後、町を徘徊。
宿を出て右に突き進むと、ガンジャ売りのおっちゃんとコカイン売りのおっちゃんが、旅行者に薬を売りつける為に腰かけてる。
確かに、町を歩いてる旅行者を見ると、薬好きそうな顔したやつばっか。
フラフラフラフラ歩いとるし、気持ち悪い。
多分ここにくる観光客の9割は、ドラッグを求めているんやろう。
夜なったらトランス音で騒いでるし。
こいつらがおらんかったら尚いいんやが、おらんくなったらなったで町の人らは困るんかも知れん。
スペイン語学校や、レンタルームもあるし、若いヒッピーかぶれが集まるのも無理もない。
奴らが好きな自然もある。
山や湖を眺めながらやるブツが、きっと奴らにとっては最高なんやろう。
俺にはまったく理解出来ひん世界。
何よりかにより酒が1番やがな!
酒をやれ! 酒を!
バイヤーが腰掛ける通りの手前の坂を登れば、町の中心。
日本人が経営する、照り焼き豆腐バーガー屋台をそそくさとスルー。
話すと面倒やからスルー。
銀行に両替に行った後、路地裏のBARで麦酒を呑む。
現地の爺ちゃんと少し話したが、酔っ払ってるし早口やから、全く意味がわからんかった。
ただ、
「俺は貧乏や」
の、一言だけしか理解出来なかった。
きっと酒をおごって欲しいんやろう。
まあ、おごったが。
しかし、あんま長居するとややこしそうやったので、いちおう地酒やという焼酎を買って速攻帰ってきた。
名前は”QUEZAL TECA”ーケサルテカー
小瓶で100円(125ml・36度)。
多分さとうきびやと思うが、
「何が原料かわからん」
と、BARのオヤジは言うし、味覚的にはウソもんの味やから、日本のビッグマンみたいなもんなんかな?
昨日買った、VENADOーべナードーの方がまだ上手いかも。
値段も量も一緒やし。
にしても、グアテマラは酒が高い!
メキシコで1.2リットルの麦酒が約180円で帰るのに対し、ここでは1リットルで220円ぐらいする。
高い!
もしかしたら探せば、まだ安いのんあるかもしれんが、実際問題どやろか?
9月3日(土)
地元の床屋にて、人生初! モヒカンにした。
土曜日やからかほとんど店が閉まってたが、タクシーの兄ちゃんに聞いていい床屋を紹介してもろた。
シャンプーはないが、カット一律20ケツァル(約200円)。
安いし、グアテマラの理容師やから、なんとなく不安やったが、バリカンのアタッチメントをちょこちょこ交換しながら、最後には残った髪をいい感じにすいてくれた。
正味日本の床屋よりも技術あるんちゃうかな??
かなりいいで!
格好ええ!
今までやってきた髪型ん中で1番ちゃうかな??
WAO!!
グアテマラ最高!
しかし、毎日毎日暇やから、地酒探しでもしよか?
てか、コーヒー栽培の仕方覚えたいなあ~。
しかし、グアテマラは京都みたいや。
道を尋ねるとたいがい、上がるとか下がるとか言う。
大阪人の僕にはなかなか難しい説明や。
出来れば43側とか2号線向かって右とかゆーて欲しいもんや。
2011年9月5日月曜日
またまたさよなら根無し草。
8月27日(土)
昨日は雨のせいで馬には乗れず、marren(マッレーン)と旦那・ manuel(マヌエル)の家でchaplin(バッタ)をご馳走になった後、タコスまでご馳走になり帰宅した。
そして、
「今日こそ馬に乗ろう」
ってことで再び待ち合わせ。
待ち合わせ前にサンクリのパトロンに30日(火)に行くと伝えた後、手始めに、”Espina Dorada”ってメスカル屋さんでメスカルを購入。
このメスカル屋には、昔NHKが取材に来たらしく、写真と名刺が置いてあった。
確かに、日本人からわざわざ取材に来るぐらい、ここのメスカルはウマイ!
メスカル屋近くにある、マヌエルの隠れ小屋に移動し、三人で昼から酒盛り。
上手い!
瓶の中に入ってたイモムシも、何かにゅるにゅるして上手いし。
ビールも混ざっていい気持ち。
するとマヌエルが、
「うさぎ殺して食おう!」
って言うので、猟銃持って草むらへ。
しかし、残念ながらうさぎは見当たらなかったので、ビールの空き缶を標的に射的をする。
人生初の銃体験。
案外簡単に的を打つことが出来た。
二発打って二発とも命中。
おもろいやん!
その後、ロックスタイルな兄ちゃんを1人拾いマヌエル宅へ。
大量に買い込んだビールを片手に、ヘロヘロなりながらツイスト踊る。
「馬に乗ろうぜ!」
酔った勢いで馬に乗ることに。
が、ツアー用の馬と違い、調教など全くされていない暴れ馬。
近づくたびに後脚が蹴り上がる!
当たれば最後、骨は砕けるやろう。
そんな暴れ馬に、みんなヘロヘロなりながら近づき、驚き、またがった。
どうやって乗ったかとか覚えてない。
なんせ酔いどれ。
記憶はあいまい。
あるのは勢いのみ!
そうこうしてるうちに空も暗くなり、アホどもは夜の町に繰り出した。
車に乗りこみ、あても無く彷徨いながらビールを呑む。
そして、たどり着いたのは69BAR。(BAR 69)
40年前のホコリはかぶっちゃいないが、ハミケツホットパンツ姿の姉ちゃん達がうろつく、ちょっぴりエッチな69BAR。
便所の隣にゃベッドまである。
またまたカップルで来るような場所で無い所に来ちまった。
ここで、今宵最後のビールを呑み。
早々に帰宅した。
っても、帰宅したのは夜10時。
ヌリアに言われた門限7時を祐に超え、玄関前にオーロラ出現させて床についた。
あっ。オーロラってゲロのことね。
8月28日(日)
朝一ヌリアに怒られた。
そらそうや。
無理矢理決められた門限でも、一応頷いた限り守るのが当たり前。
だから素直にごめんなさいと謝った。
するとヌリア、
「あんたらはボランティアであって観光者じゃない。
だから、外出は一日4時間まで。
もしくわ友達の家に行かずに、ここに連れておいで」
そして、
「ここが嫌いで外出するの?
なら、出ておいき」
数時間後。
僕らは身支度し、彼女に出ていくよと伝えた。
が、せめて明日まで、いや、もう数日待ってくれと言われたので、
「ほな明日!」
と、明日出て行くことになった。
まあまあ、予定通りの29日(月)出発。
30日サンクリに着く。
ホンマはもう一ヶ月ここに滞在してからグアテマラ行く予定やったが、価値観の違いと自由のなさに耐えれないので仕方ない。
彼女は言う。
「ここでは全てが自由や」
と。
が、一日4時間までって、めちゃくちゃ拘束しとるがな!
これやから女性の言う自由ってのは、信用出来ひん。
「今日何食う?」
「はるくんの好きなモンでいいよ。
自由にきめて」
「ホンマ?
ほなうどんは?」
「うどんはちょっと…」
「そっか。ならお好み焼きは?」
「う~ん。いらんかな?」
「たこ焼き…とか?」
「嫌。パスタが食べたい!」
はなから決まっとるがな!
勝手に食っとけ!
だいたいパスタみたいなもんは、女同士で食いに行けと。
あんな対してうまくもないのに、1000円2000円するようなボッタ料理に金払う意味がわからん。
自宅でしっかりアルデンテにしたパスタに、好みのソースかけて食うほうがウマイし、音たてんとこうと必死に食う様がイライラさせる。
僕は立ち食いうどん屋に一緒に行って、ズルズル麺すいながら、ちゅるんって、お汁飛ばす姿が見たいんや。
かわいいから。
小指立てながらフォークをクルクル回すのんは見たくない。
みにくいから。
まあ、話はそれたが結局自由がないので出て行きます。
ってこと。
マヌエルとマッレーンに別れを告げ、トラコルーラって町で色々おごってもらい。
「この町にまた戻っておいでよ。
次はこの家に住みなよ。
トマト栽培法も教えるし、部屋もあるし、ここならお湯も出るし。
遺跡や町の案内もするよ」
とまで言ってもらう。
確かに金持ちみたいで、家も広いし綺麗や。
遊びの制限もないし、女性連れのヒッチは危ないからやめときなとも言ってくれる。
酒は呑んでも、マリファナやドラッグはいけないよ。
そういやヌリアは、若いうちはドラッグとロックはやるもんさ
と、言っていた。
まあロックはやりゃあいいが、ドラッグはあかんやろ!
メキシコで生まれてアメリカに出稼ぎに行き、金持ちになったメキシコ人。
欧州から金を持って流れ着いた、よそモンの金持ちヒッピー。
先進国で生まれたのに、相変わらず貰いコジキなハポンのカップル。
なかなかいい感じのコラボレーションかなと思っちゃいたが、上手くは混ざらなかった。
何故なら、メキシコに住んどいてメキシコ人を馬鹿にするエスパーニャ。
流れ着いたヒッピーを、ただのハッパ狂いとののしるメキシカン。
そして、酒と自由が好きなだけで、愛や平和、地球や自然を語るんが鬱陶しいことこの上なく感じるハポネス。
その3組が混ざり合うには、裸足で歩く=ヒッピー。
と思ってる、厚かましく小汚いアメリカンが必要不可欠だからや。
しかし、この町にこれからやって来るのは、マギー・チュンなるマジシャンチックなChinaメンと、果物だけで命をつなぐ、間違ったジョン・レノン一家、総勢14人。
うん。
トラブルのよ・か・ん。
なんだかイケナイことが起きそうなよ・か・ん。
翌日。
8月29日(月)
やたらとやさしくなったヌリアから、メシ代にと手渡された100ペソ紙幣を握りしめ、グエンヅラインを後にした。
とどまることを知らない、水よりも酒をかけてもらう方が大好きな、日本の根無し草。
合言葉は、
Hacia donde van las nubes
アシア ドンデバン ラス ヌベス
〜雲の流れる方へ〜
や。
昨日は雨のせいで馬には乗れず、marren(マッレーン)と旦那・ manuel(マヌエル)の家でchaplin(バッタ)をご馳走になった後、タコスまでご馳走になり帰宅した。
そして、
「今日こそ馬に乗ろう」
ってことで再び待ち合わせ。
待ち合わせ前にサンクリのパトロンに30日(火)に行くと伝えた後、手始めに、”Espina Dorada”ってメスカル屋さんでメスカルを購入。
このメスカル屋には、昔NHKが取材に来たらしく、写真と名刺が置いてあった。
確かに、日本人からわざわざ取材に来るぐらい、ここのメスカルはウマイ!
メスカル屋近くにある、マヌエルの隠れ小屋に移動し、三人で昼から酒盛り。
上手い!
瓶の中に入ってたイモムシも、何かにゅるにゅるして上手いし。
ビールも混ざっていい気持ち。
するとマヌエルが、
「うさぎ殺して食おう!」
って言うので、猟銃持って草むらへ。
しかし、残念ながらうさぎは見当たらなかったので、ビールの空き缶を標的に射的をする。
人生初の銃体験。
案外簡単に的を打つことが出来た。
二発打って二発とも命中。
おもろいやん!
その後、ロックスタイルな兄ちゃんを1人拾いマヌエル宅へ。
大量に買い込んだビールを片手に、ヘロヘロなりながらツイスト踊る。
「馬に乗ろうぜ!」
酔った勢いで馬に乗ることに。
が、ツアー用の馬と違い、調教など全くされていない暴れ馬。
近づくたびに後脚が蹴り上がる!
当たれば最後、骨は砕けるやろう。
そんな暴れ馬に、みんなヘロヘロなりながら近づき、驚き、またがった。
どうやって乗ったかとか覚えてない。
なんせ酔いどれ。
記憶はあいまい。
あるのは勢いのみ!
そうこうしてるうちに空も暗くなり、アホどもは夜の町に繰り出した。
車に乗りこみ、あても無く彷徨いながらビールを呑む。
そして、たどり着いたのは69BAR。(BAR 69)
40年前のホコリはかぶっちゃいないが、ハミケツホットパンツ姿の姉ちゃん達がうろつく、ちょっぴりエッチな69BAR。
便所の隣にゃベッドまである。
またまたカップルで来るような場所で無い所に来ちまった。
ここで、今宵最後のビールを呑み。
早々に帰宅した。
っても、帰宅したのは夜10時。
ヌリアに言われた門限7時を祐に超え、玄関前にオーロラ出現させて床についた。
あっ。オーロラってゲロのことね。
8月28日(日)
朝一ヌリアに怒られた。
そらそうや。
無理矢理決められた門限でも、一応頷いた限り守るのが当たり前。
だから素直にごめんなさいと謝った。
するとヌリア、
「あんたらはボランティアであって観光者じゃない。
だから、外出は一日4時間まで。
もしくわ友達の家に行かずに、ここに連れておいで」
そして、
「ここが嫌いで外出するの?
なら、出ておいき」
数時間後。
僕らは身支度し、彼女に出ていくよと伝えた。
が、せめて明日まで、いや、もう数日待ってくれと言われたので、
「ほな明日!」
と、明日出て行くことになった。
まあまあ、予定通りの29日(月)出発。
30日サンクリに着く。
ホンマはもう一ヶ月ここに滞在してからグアテマラ行く予定やったが、価値観の違いと自由のなさに耐えれないので仕方ない。
彼女は言う。
「ここでは全てが自由や」
と。
が、一日4時間までって、めちゃくちゃ拘束しとるがな!
これやから女性の言う自由ってのは、信用出来ひん。
「今日何食う?」
「はるくんの好きなモンでいいよ。
自由にきめて」
「ホンマ?
ほなうどんは?」
「うどんはちょっと…」
「そっか。ならお好み焼きは?」
「う~ん。いらんかな?」
「たこ焼き…とか?」
「嫌。パスタが食べたい!」
はなから決まっとるがな!
勝手に食っとけ!
だいたいパスタみたいなもんは、女同士で食いに行けと。
あんな対してうまくもないのに、1000円2000円するようなボッタ料理に金払う意味がわからん。
自宅でしっかりアルデンテにしたパスタに、好みのソースかけて食うほうがウマイし、音たてんとこうと必死に食う様がイライラさせる。
僕は立ち食いうどん屋に一緒に行って、ズルズル麺すいながら、ちゅるんって、お汁飛ばす姿が見たいんや。
かわいいから。
小指立てながらフォークをクルクル回すのんは見たくない。
みにくいから。
まあ、話はそれたが結局自由がないので出て行きます。
ってこと。
マヌエルとマッレーンに別れを告げ、トラコルーラって町で色々おごってもらい。
「この町にまた戻っておいでよ。
次はこの家に住みなよ。
トマト栽培法も教えるし、部屋もあるし、ここならお湯も出るし。
遺跡や町の案内もするよ」
とまで言ってもらう。
確かに金持ちみたいで、家も広いし綺麗や。
遊びの制限もないし、女性連れのヒッチは危ないからやめときなとも言ってくれる。
酒は呑んでも、マリファナやドラッグはいけないよ。
そういやヌリアは、若いうちはドラッグとロックはやるもんさ
と、言っていた。
まあロックはやりゃあいいが、ドラッグはあかんやろ!
メキシコで生まれてアメリカに出稼ぎに行き、金持ちになったメキシコ人。
欧州から金を持って流れ着いた、よそモンの金持ちヒッピー。
先進国で生まれたのに、相変わらず貰いコジキなハポンのカップル。
なかなかいい感じのコラボレーションかなと思っちゃいたが、上手くは混ざらなかった。
何故なら、メキシコに住んどいてメキシコ人を馬鹿にするエスパーニャ。
流れ着いたヒッピーを、ただのハッパ狂いとののしるメキシカン。
そして、酒と自由が好きなだけで、愛や平和、地球や自然を語るんが鬱陶しいことこの上なく感じるハポネス。
その3組が混ざり合うには、裸足で歩く=ヒッピー。
と思ってる、厚かましく小汚いアメリカンが必要不可欠だからや。
しかし、この町にこれからやって来るのは、マギー・チュンなるマジシャンチックなChinaメンと、果物だけで命をつなぐ、間違ったジョン・レノン一家、総勢14人。
うん。
トラブルのよ・か・ん。
なんだかイケナイことが起きそうなよ・か・ん。
翌日。
8月29日(月)
やたらとやさしくなったヌリアから、メシ代にと手渡された100ペソ紙幣を握りしめ、グエンヅラインを後にした。
とどまることを知らない、水よりも酒をかけてもらう方が大好きな、日本の根無し草。
合言葉は、
Hacia donde van las nubes
アシア ドンデバン ラス ヌベス
〜雲の流れる方へ〜
や。
初稼ぎ de オアハカ
8月24日(水)
朝起きると、
「ハル! 大変! 問題が起きた!」
と、ヌリアが慌ててかけよってきた。
どうやらナジェリが発作を起こしたらしい。
ナジェリの元に駆け寄ると、過呼吸気味にハアハア言っているでないか。
これはどうしたことやろか??
聞くと彼女はasmaーアスマー
ぜん息持ちらしい。
「マッサージでなんとか治せんか?」
とヌリアは言うが、どっちか言うたら薬の方が必要やろ?
と、僕は思った。
だが、ゆうきちゃんが器官のマッサージを知ってたので、1時間ほど2人で背中をさすったり、指圧したり、頭が痛いと言われれば頭のツボを押したり、過呼吸ならばと袋あてがった結果、余計に苦しめたり…
そんなことしてるうちに、彼女はだいぶ落ち着いた。
「もう大丈夫。ありがとう!」
僕らはとりあえず仕事に戻ることに。
肥料場に向かう途中、けいこさんに出くわしたので、事の始終を話すと、
「私、喘息の薬とスプレー持ってるよ」
というので、今度はけいこさんと三人でナジェリの元に。
あの喉にシュッと吹きかけるスプレーと、薬を渡そうとした。
そしたら、
「いらん!」
の一言。
何故?
何故なら彼女にはかかりつけ医がいるという。
それも自然療法士。
だから、彼以外の医者や、化学薬品には頼りたくないのだとか。
自然治療。
確かに、自然に治癒することは素晴らしいことだとは思う。
しかし、朝もはよから人様に迷惑かけるぐらいならば、なんかしらの薬持っといてもいんじゃないの?
と僕は思う。
だって、今日この場にヌリアしかいなくて、薬も無くて、病院にも行きたくないっつって、もしも取り返しのつかんことにでもなってたなら、
「あんた一体どうするつもりなんや?」
って話や。
まあ、それでも自然療法にこだわるってんなら、勝手にすればいいし、その意気込みは認めるよ。
自称・ベジタリアンやと言いながら、野菜がなくなったら肉食べる奴よりもスジは通ってるから。
ただ、あなた。
3時間後に受け取りましたよね?
確かに受け取りましたよね?
喘息の錠剤。
1錠だけ欲しいと言いながら、ちゃっかり1シート奪い取りましたよね?
Por que?? ーポルケー
(なぜ?)
Quien sabe! ーキエン サーベー
(さあね)
8月25日(木)
前日に飲んだ錠剤が効いたのか、元気モリモリでナジェリは帰った。
マッサージのお礼にと、ゆうちゃんに50ペソ手渡して。
オアハカに来て初めての稼ぎ!!
イェイ!
ビールでも呑も!
仕事が終わり、歯医者に向かうことになった。
僕の歯の治療ではなく、まことさんの抜けた銀歯をはめ込む為に。
昨晩抜けたらしい。
ナジェリの発作といい、まことさんの抜歯といい、ここにはなんかあんのかな??
僕は僕で、歯茎が化膿してるみたいで、赤く腫れた上からなんか白くなってるし。
歯医者での治療が済み(ちゃんとした歯医者で100ペソ・保険証いらず)、”Súper mercado El tejate”
にビールを呑みに行った。
すると、店の姉さんMarren(マッレーン)が、
「馬乗りにおいでよ。明日」
っと誘ってきたので、明日馬に乗ることになった。
8月26日(金)
Netしに行ったら、前働いてたサンクリ農場のパトロンから返信があった。
「8月28日に旅行から帰ってくるから、その時なら多分会えるよ」。
7月に送ったメールにやっとこさ返信が。
まあ、九月末に出国し、10月に戻ってきてから働けそうなら行けばいいか?
と、返信せずに帰宅した。
昼食時、ヌリアがひたすらに、
「グアテマラ出国する際にはヒッチハイクで行け!
2人はやり方知らんやろう。
だから、まこととけいこに聞け!」
と、ヒッチハイクを進めてきた。
もうこれで3度目や。
確かにヒッチで行けば交通費はタダ。
めちゃくちゃ嬉しい。
ヌリアもお兄さんのロベルトとずっとヒッチ旅して来たし、まことさん達も3年半、ヒッチとバスを乗り継いで、ここまでやって来た。
2組とも一切危険な目に会わずにやってこれた。
が、僕には女連れでヒッチするのは無理や。
もし僕が、マッチょでケンカが強かったとしても、絶対にしない。
金取られたり、殴られたりするぐらいなら、
「しゃあないか」
で済むが、自分の大切な人の身に万が一のことがあったとき、「しゃあないか」
では済まへん。
一生取り返しがつかへんし、死ぬまで哀しい思いをしなくちゃならない。
だから、僕からしたら女連れでヒッチをするのは、ただの無責任のアホがする行為やと思う。
ちっともカッコよくない。
ので、ヌリアに言った。
「僕は日本でならヒッチしたことあるから、やり方がわからんことはない。
だから、男同士でならするよ。
でも、女の子連れてはしない。
何かあったら哀しいから」。
すると、
「大丈夫やって、わたしとロベルトも、まことらも大丈夫やってんから。
そんなバスみたいなシステムに頼って金払うのは馬鹿のすることで、とてもくだらない行為や」
と、彼女は言った。
僕は思った。
ここを出て行こうと。
彼女は確かにいい人やろう。
少し怒りっぽいが、それは年のせいもあるやろし、言葉がなかなか通じずにイライラするんかもしれない。
この大きい土地に1人で住んで寂しいやろし、何かしら手助け出来ればとも思う。
でも、価値観が合わない。
それだけは、もうどうしょうもない。
金払ってへんだけで、結局車というもんに頼ってるくせして、それを馬鹿にするんはよくない。
間違ってるやろう。
拾ってくれた人が一生懸命働いた金で買った車に、ガソリン代も高速代も払わず、同乗させてもらう。
下手したらたまにメシや酒をご馳走になったり、家に泊めてもらうことまであるヒッチ。
感謝することはたくさんあっても、馬鹿にすることは一切ない。
10年もヒッチで旅しといて、そんなこともわからんなんて、全く意味のない旅しかしてきてへんがなと。
結局ハッパが吸いたいだけのヒッピー野郎なんかと。
だから出ることにした。
井戸水のせいか歯も痛いし。
朝起きると、
「ハル! 大変! 問題が起きた!」
と、ヌリアが慌ててかけよってきた。
どうやらナジェリが発作を起こしたらしい。
ナジェリの元に駆け寄ると、過呼吸気味にハアハア言っているでないか。
これはどうしたことやろか??
聞くと彼女はasmaーアスマー
ぜん息持ちらしい。
「マッサージでなんとか治せんか?」
とヌリアは言うが、どっちか言うたら薬の方が必要やろ?
と、僕は思った。
だが、ゆうきちゃんが器官のマッサージを知ってたので、1時間ほど2人で背中をさすったり、指圧したり、頭が痛いと言われれば頭のツボを押したり、過呼吸ならばと袋あてがった結果、余計に苦しめたり…
そんなことしてるうちに、彼女はだいぶ落ち着いた。
「もう大丈夫。ありがとう!」
僕らはとりあえず仕事に戻ることに。
肥料場に向かう途中、けいこさんに出くわしたので、事の始終を話すと、
「私、喘息の薬とスプレー持ってるよ」
というので、今度はけいこさんと三人でナジェリの元に。
あの喉にシュッと吹きかけるスプレーと、薬を渡そうとした。
そしたら、
「いらん!」
の一言。
何故?
何故なら彼女にはかかりつけ医がいるという。
それも自然療法士。
だから、彼以外の医者や、化学薬品には頼りたくないのだとか。
自然治療。
確かに、自然に治癒することは素晴らしいことだとは思う。
しかし、朝もはよから人様に迷惑かけるぐらいならば、なんかしらの薬持っといてもいんじゃないの?
と僕は思う。
だって、今日この場にヌリアしかいなくて、薬も無くて、病院にも行きたくないっつって、もしも取り返しのつかんことにでもなってたなら、
「あんた一体どうするつもりなんや?」
って話や。
まあ、それでも自然療法にこだわるってんなら、勝手にすればいいし、その意気込みは認めるよ。
自称・ベジタリアンやと言いながら、野菜がなくなったら肉食べる奴よりもスジは通ってるから。
ただ、あなた。
3時間後に受け取りましたよね?
確かに受け取りましたよね?
喘息の錠剤。
1錠だけ欲しいと言いながら、ちゃっかり1シート奪い取りましたよね?
Por que?? ーポルケー
(なぜ?)
Quien sabe! ーキエン サーベー
(さあね)
8月25日(木)
前日に飲んだ錠剤が効いたのか、元気モリモリでナジェリは帰った。
マッサージのお礼にと、ゆうちゃんに50ペソ手渡して。
オアハカに来て初めての稼ぎ!!
イェイ!
ビールでも呑も!
仕事が終わり、歯医者に向かうことになった。
僕の歯の治療ではなく、まことさんの抜けた銀歯をはめ込む為に。
昨晩抜けたらしい。
ナジェリの発作といい、まことさんの抜歯といい、ここにはなんかあんのかな??
僕は僕で、歯茎が化膿してるみたいで、赤く腫れた上からなんか白くなってるし。
歯医者での治療が済み(ちゃんとした歯医者で100ペソ・保険証いらず)、”Súper mercado El tejate”
にビールを呑みに行った。
すると、店の姉さんMarren(マッレーン)が、
「馬乗りにおいでよ。明日」
っと誘ってきたので、明日馬に乗ることになった。
8月26日(金)
Netしに行ったら、前働いてたサンクリ農場のパトロンから返信があった。
「8月28日に旅行から帰ってくるから、その時なら多分会えるよ」。
7月に送ったメールにやっとこさ返信が。
まあ、九月末に出国し、10月に戻ってきてから働けそうなら行けばいいか?
と、返信せずに帰宅した。
昼食時、ヌリアがひたすらに、
「グアテマラ出国する際にはヒッチハイクで行け!
2人はやり方知らんやろう。
だから、まこととけいこに聞け!」
と、ヒッチハイクを進めてきた。
もうこれで3度目や。
確かにヒッチで行けば交通費はタダ。
めちゃくちゃ嬉しい。
ヌリアもお兄さんのロベルトとずっとヒッチ旅して来たし、まことさん達も3年半、ヒッチとバスを乗り継いで、ここまでやって来た。
2組とも一切危険な目に会わずにやってこれた。
が、僕には女連れでヒッチするのは無理や。
もし僕が、マッチょでケンカが強かったとしても、絶対にしない。
金取られたり、殴られたりするぐらいなら、
「しゃあないか」
で済むが、自分の大切な人の身に万が一のことがあったとき、「しゃあないか」
では済まへん。
一生取り返しがつかへんし、死ぬまで哀しい思いをしなくちゃならない。
だから、僕からしたら女連れでヒッチをするのは、ただの無責任のアホがする行為やと思う。
ちっともカッコよくない。
ので、ヌリアに言った。
「僕は日本でならヒッチしたことあるから、やり方がわからんことはない。
だから、男同士でならするよ。
でも、女の子連れてはしない。
何かあったら哀しいから」。
すると、
「大丈夫やって、わたしとロベルトも、まことらも大丈夫やってんから。
そんなバスみたいなシステムに頼って金払うのは馬鹿のすることで、とてもくだらない行為や」
と、彼女は言った。
僕は思った。
ここを出て行こうと。
彼女は確かにいい人やろう。
少し怒りっぽいが、それは年のせいもあるやろし、言葉がなかなか通じずにイライラするんかもしれない。
この大きい土地に1人で住んで寂しいやろし、何かしら手助け出来ればとも思う。
でも、価値観が合わない。
それだけは、もうどうしょうもない。
金払ってへんだけで、結局車というもんに頼ってるくせして、それを馬鹿にするんはよくない。
間違ってるやろう。
拾ってくれた人が一生懸命働いた金で買った車に、ガソリン代も高速代も払わず、同乗させてもらう。
下手したらたまにメシや酒をご馳走になったり、家に泊めてもらうことまであるヒッチ。
感謝することはたくさんあっても、馬鹿にすることは一切ない。
10年もヒッチで旅しといて、そんなこともわからんなんて、全く意味のない旅しかしてきてへんがなと。
結局ハッパが吸いたいだけのヒッピー野郎なんかと。
だから出ることにした。
井戸水のせいか歯も痛いし。
2011年9月4日日曜日
馬×鶏×俺カケ小便
8月23日(火)
ガビィがこんせいで、2日前から仕事が増えた。
夜8時~9時の間にニワトリを道具倉庫に閉じ込める仕事や。
というのも、先週掃除した家は元々ニワトリたちの住処やった。
それが、掃除の際に追い出した為、行き場を無くした二匹のチキンは毎朝6時になると嫌がらせのように、僕らの部屋やヌリアの部屋の前で、
「コケコッコ~」
と数十回も雄叫びをあげるように。
これはかなりキツイ!
腹立つほどにうるさい。
それにしびれを切らしたヌリアが、2日前から鶏を小屋に閉じ込めることにしたのだ。
そして、昨夜からそれは僕ら2人の仕事になった。
なんせニワトリたちが夜7時頃になると、僕らの部屋の前に置いてあるベンチに座るもんやから、2人がやらなしゃあない。
ヌリア1人で二匹抱えるのも大変やし。
まあ、夜暗くなったらニワトリは鈍くなるから、捕まえるのは容易いし、2分で終わる仕事やから楽っちゃ楽やが、夜のティータイム後の作業やから、なんかしらめんどくさい。
もっと早く寝てくれんかなぁ。
つか、ガビィ早来いや!
鶏小屋作れよ!
昨夜来た三人と共に朝食を食う。
ナジェリはヨガしながら瞑想に耽り、日本人カップルのまことさん&けいこさんは市内観光。
僕らは相変わらず仕事だ。
午後になり、クリスチャンが3日前に初娘が出来た事を伝えに、友達を4人と女の子1人連れてやってきた。
アレイナが異常に腹減ってたんは、生まれる直前やったからみたいや。
4kgの健康児らしい。
にしても、クリスチャンの友達ってば、なかなかキャラの濃いメンツばかりや。
1人はプロレスラーになりそこね、魂がどっかに行ってしまったジョン・レノン。
1人はオウム真理教みたいな白い服着た、お笑いコンビ(名前忘れた)の片割れ、又吉の歯が抜けたヨーロピアンバージョン。
1人は科学者になったアルシンド。
マトモなんは又吉の奥さんと子供だけ。
しかし、大麻好きなんが一瞬で分かるような顔ぶれ。
そんな、いつでもどこでも大麻をキメてそうなタイマーズたちに、肥料の作り方を再び教わった。
まず、枯枝を地面に横1m、奥行き1m感覚に敷く(下から空気を入れるため)。
その後、枯葉や枯れ草を敷く(嗅いでスパイシーな香りのする物や、いい匂いのする物は駄目。油分が強すぎて肥料には向かないらしい)ー5㎝。
その上に緑の葉や草ー5㎝。
次に土ー1㎝。
それを繰り返しながら、時に生ゴミや人糞。
鶏のクソや馬のクソ(きのこが生えてれば尚良し)を混入し、1mの高さまで積み重ねた後に水を少しかけてフタをする。
で、下準備オッケー。
2日置き、ナタを突き刺し、中が熱くなっていれば良好!
そのままナタで数カ所えぐり、穴を開けて空気を入れる。
そして、毎日大量の水や小便をかけてれば、一ヶ月半後に完成するそうや。
小便は3日寝かせるといいらしい。
ただ、それでも臭いがキツイ場合は水割りにする。
人糞はオガクズと混ぜ、半年寝かせるといいらしいが、小便を混ぜてはいけない。
馬糞は乾燥させるといいらしいが、道に落ちてるやつがすでにいい感じやから、そのままでもええんちゃうかなぁ。
ただ、きのこが生えてるやつを混ぜてフタしとけば、きのこが数倍に増える。
より良い肥料になるらしい。
まあ、まだ完成してないのでなんとも言えんが、10月が楽しみや。
ホンマは出来た肥料をミミズに食わせりゃ、もっといい肥料になるんやが、この土地にミミズはいないので仕方ない。
オアハカでは、ミミズの肥料ーロンブリコンポスターが、1kg=300ペソ(約2200円)で売れるらしいから、土地とミミズ。根気と元気があれば、かなりの金持ちになれる。
まあ、そもそも土地持ってる時点で金持ちか。
にしても、1kg=2200円はボリすぎな気がする。
この町の蚊取り線香も、48ペソ(ホンマは12ペソ程度)でボリ過ぎやし、オアハカはなかなか気の抜けん町や。
しかし、農業は面白い。
糞から作った肥料を野菜や果物に食わせ、それを人が口にする。
そして、肛門から出てきた汚物や、小便・生ゴミをまたまた使い方、作物を育てて口にする。
何一つ無駄のないサイクル。
ナチュラルなリサイクルって素晴らしいね。
馬×鶏×俺の小便カケることで、栄養タップリな野菜や果物が出来上がるんやから、有機農業するのも悪くない。
ミミズは嫌いやったが、現在は軒下で一匹飼っている。
まだまだか弱い、ピンク色した赤ちゃんベイベー。
いつか大量に増えてくれたならば、より良い肥料を作るための手助けをしてもらおう。
俺はそのお礼にと、彼らに俺の糞尿を食わす。
健全健康かつ、無駄のないスカトロプレイ。
有機農業=SMプレイ
って考えたなら、さまざまな辛さに耐えることも、これまた快感の1つ。
う~ん。
メルシー!
ガビィがこんせいで、2日前から仕事が増えた。
夜8時~9時の間にニワトリを道具倉庫に閉じ込める仕事や。
というのも、先週掃除した家は元々ニワトリたちの住処やった。
それが、掃除の際に追い出した為、行き場を無くした二匹のチキンは毎朝6時になると嫌がらせのように、僕らの部屋やヌリアの部屋の前で、
「コケコッコ~」
と数十回も雄叫びをあげるように。
これはかなりキツイ!
腹立つほどにうるさい。
それにしびれを切らしたヌリアが、2日前から鶏を小屋に閉じ込めることにしたのだ。
そして、昨夜からそれは僕ら2人の仕事になった。
なんせニワトリたちが夜7時頃になると、僕らの部屋の前に置いてあるベンチに座るもんやから、2人がやらなしゃあない。
ヌリア1人で二匹抱えるのも大変やし。
まあ、夜暗くなったらニワトリは鈍くなるから、捕まえるのは容易いし、2分で終わる仕事やから楽っちゃ楽やが、夜のティータイム後の作業やから、なんかしらめんどくさい。
もっと早く寝てくれんかなぁ。
つか、ガビィ早来いや!
鶏小屋作れよ!
昨夜来た三人と共に朝食を食う。
ナジェリはヨガしながら瞑想に耽り、日本人カップルのまことさん&けいこさんは市内観光。
僕らは相変わらず仕事だ。
午後になり、クリスチャンが3日前に初娘が出来た事を伝えに、友達を4人と女の子1人連れてやってきた。
アレイナが異常に腹減ってたんは、生まれる直前やったからみたいや。
4kgの健康児らしい。
にしても、クリスチャンの友達ってば、なかなかキャラの濃いメンツばかりや。
1人はプロレスラーになりそこね、魂がどっかに行ってしまったジョン・レノン。
1人はオウム真理教みたいな白い服着た、お笑いコンビ(名前忘れた)の片割れ、又吉の歯が抜けたヨーロピアンバージョン。
1人は科学者になったアルシンド。
マトモなんは又吉の奥さんと子供だけ。
しかし、大麻好きなんが一瞬で分かるような顔ぶれ。
そんな、いつでもどこでも大麻をキメてそうなタイマーズたちに、肥料の作り方を再び教わった。
まず、枯枝を地面に横1m、奥行き1m感覚に敷く(下から空気を入れるため)。
その後、枯葉や枯れ草を敷く(嗅いでスパイシーな香りのする物や、いい匂いのする物は駄目。油分が強すぎて肥料には向かないらしい)ー5㎝。
その上に緑の葉や草ー5㎝。
次に土ー1㎝。
それを繰り返しながら、時に生ゴミや人糞。
鶏のクソや馬のクソ(きのこが生えてれば尚良し)を混入し、1mの高さまで積み重ねた後に水を少しかけてフタをする。
で、下準備オッケー。
2日置き、ナタを突き刺し、中が熱くなっていれば良好!
そのままナタで数カ所えぐり、穴を開けて空気を入れる。
そして、毎日大量の水や小便をかけてれば、一ヶ月半後に完成するそうや。
小便は3日寝かせるといいらしい。
ただ、それでも臭いがキツイ場合は水割りにする。
人糞はオガクズと混ぜ、半年寝かせるといいらしいが、小便を混ぜてはいけない。
馬糞は乾燥させるといいらしいが、道に落ちてるやつがすでにいい感じやから、そのままでもええんちゃうかなぁ。
ただ、きのこが生えてるやつを混ぜてフタしとけば、きのこが数倍に増える。
より良い肥料になるらしい。
まあ、まだ完成してないのでなんとも言えんが、10月が楽しみや。
ホンマは出来た肥料をミミズに食わせりゃ、もっといい肥料になるんやが、この土地にミミズはいないので仕方ない。
オアハカでは、ミミズの肥料ーロンブリコンポスターが、1kg=300ペソ(約2200円)で売れるらしいから、土地とミミズ。根気と元気があれば、かなりの金持ちになれる。
まあ、そもそも土地持ってる時点で金持ちか。
にしても、1kg=2200円はボリすぎな気がする。
この町の蚊取り線香も、48ペソ(ホンマは12ペソ程度)でボリ過ぎやし、オアハカはなかなか気の抜けん町や。
しかし、農業は面白い。
糞から作った肥料を野菜や果物に食わせ、それを人が口にする。
そして、肛門から出てきた汚物や、小便・生ゴミをまたまた使い方、作物を育てて口にする。
何一つ無駄のないサイクル。
ナチュラルなリサイクルって素晴らしいね。
馬×鶏×俺の小便カケることで、栄養タップリな野菜や果物が出来上がるんやから、有機農業するのも悪くない。
ミミズは嫌いやったが、現在は軒下で一匹飼っている。
まだまだか弱い、ピンク色した赤ちゃんベイベー。
いつか大量に増えてくれたならば、より良い肥料を作るための手助けをしてもらおう。
俺はそのお礼にと、彼らに俺の糞尿を食わす。
健全健康かつ、無駄のないスカトロプレイ。
有機農業=SMプレイ
って考えたなら、さまざまな辛さに耐えることも、これまた快感の1つ。
う~ん。
メルシー!
買ってきたトイレットペーパー
8月18日(木)
昨日結局、トイレットペーパーを買ってきたのやが、
「買わなくてよかったのに。
なぜならこの町で買うと高いから。
また別の日に買いに行くつもりだったのよ」
と、Nuriaに言われた。
そうやったんや!
しくった!
まあ、ええ。
あって困るもんでもないやろ。
今日は朝から今住んでる部屋の掃除と、便所の掃除をした。
「地面が濡れてるから今日は掃除にしよう」
と彼女は言ったが、きっとホンマの理由は友達が来るからやったみたい。
なんせ12時になり、3人の友達が来た時に、部屋や農場の紹介をしてたから。
今日やって来たのは、イタリア人のクリスチャンと、その奥さんアレイナ(ドイツ人)。
そして、2人に土地を貸している農場主・スイス人のフランシア(女性)。
どうやら8年ぶりの再開らしい。
オアハカの町で偶然出会った時に聞いた住所をあてに、訪れたのだとか。
みんなでメスカルで乾杯した後、トークタイムが始まった。
クリスチャンは、肥料作りの話をさせると止まることを知らない熱い男。
有機肥料の作り方を延々と語る。
アレイナやフランシアからしたらなかなか鬱陶しい奴なのかもしれないが、僕はこういう奴大好きや。
好きなことを熱く語れるってのは、かなり素晴らしいことやと思うから。
ただ、ムーミン谷からひょっこり顔を出す大量のニョロニョロは(鼻毛ね)、ちゃんと処理するべきや。
まだ20代半ばなんやから。
嫁のアレイナは、とにかく腹が減ってるから、話はどうでもいいって感じ。
僕らが作った雑炊、かなりがっついてた。
お腹に赤ちゃんおるから、そら腹も減るやろうが。
そして、フランシアはカッコいいおばちゃん(確か58歳)
白髪の短髪がめちゃくちゃ似合ってる。
スイス人やのに保険には入ってない。
だから、周りのスイス人から、
「頭おかしいんちゃう?
保険にも入ってないなんて!」
と、よく言われるそうや。
しかし、こんなにも多国籍が集まれば、結構勉強になるもんや。
知らなかったことをたくさん知れるいい機会。
この席で非常にいい話を聞いた。
それは、ドイツともしもし(電話越しの)の関係についてや。
イタリア語の乾杯が”チンチン”って言うのは、なかなかよく聞く有名な話。
結構みんな知ってると思う。
この日もその話が出た。
クリスチャンが、
「日本人女性にチンチンって言ったら、彼女が赤面しながら日本語でのチンチンの意味を教えてくれたよ」
「男のコのまだ成長しきってないマラのことだろ」
と。
確かにそうや。
しかし、チンチン=マラやと簡単に説明すりゃあいいもんを、わざわざ”成長しきってないマラ”とまで説明するとは、この日本人女性もかなりの好き者らしい。
そんな話をしているとアレイナが、
「私も赤面したことあるわ」
と切り出した。
「日本人の友達が電話で、”もしもし(むしむし)”って言ってきたとき驚いたわ」
と。
「むし(Muschi)はドイツ語でマンコ。
電話かけてきて、第一声がマンコマンコって!
さずかにビビったわ」
…そら確かにビビるわ。
僕でもビビるわ。
それにしても、またまた歯が痛い。
いいかげん虫歯ちゃうか??
8月19日(金)
鶏小屋作りに使用する木材に、軽油を塗った。
雨とかから木を守るためらしい。
その後、Isaac(イサック)ともう1人じいちゃんが芝刈りをしに来た。
仕事がひと段落し、みんなで朝食を食べる。
すると、じいちゃんとNuriaが宗教戦争をおっぱじめた。
彼女は無宗教。
じいちゃんはキリスト教。
なんで宗教持たへんねんってな話になったそうで、ゆうきちゃんはテーブルがひっくり返ることを期待しながら見ていたそうやが、僕はこの地方の名物”トラユーダ”とかなんとかいう、でっかいパリパリトルティーヤを食べるのに夢中で、全く話を聞いてなかった。
まあ、宗教持つも持たんも人の自由。
否定も肯定もせず、
「ふ~ん」
って聞いとくんが1番や。
ただ僕はイスラム教だけは勘弁や。
なんせ豚玉が食えんくなる。
それだけはかなわん話や。
ってか、イスラム教の人らも、豚玉食ったら考えが変わるんではないだろうか?
そういえばヌリアは、
「豚だけは汚いから食わない」
と言ってた。
イスラムの影響??
でも、そういえば今日、イサックたちが持ってきたハム食べてました…よね?
ハムって、豚肉ちゃいましたっけ??
あっ。
僕の勘違いかな?
まっ。いっか。
結局テーブルがひっくり返ることはなかったんやし。
昼頃に、刈った芝を荒地にまいてたら、ガビィっていう名のメキシコ人がやって来た。
鶏小屋作りの手伝いにやってきたそうやが、庭をしばらく眺めた後、
「今日はやっぱ仕事したくないから帰るわ。
また明日ね」
と、僕ら2人にガムを渡して帰っていった。
なんかスナフキンみたいな不思議な奴やった。
帽子はノッポさんみたいやったし。
8月20日(土)
この土地に唯一ある荒れきった畑。
その畑を本日授かることになった。
「あんたらの為の食料を育てりゃいいじゃん」
って。
だから、まずは雑草を抜いた。
かなり生えまくってるから一週間はかかると思う。
抜いた草と、ロベルトの聖地にある湿気った土&枯葉&小枝。
そして、馬糞。
これに水と小便ぶっかけて置いてりゃ、肥やしになるやろう。
そして、ガビィは来なかった。
8月21日(日)
シーツを洗った。
漂白剤と洗剤を合体させるという荒技を使い洗った。
どうやらメキシコには、”混ぜるな危険"という文字はないみたいや。
そして、今日もガビィは来なかった。
8月22日(月)
メキシコに来て、何度かインターネットを利用しているが、使用料の相場は1時間=10ペソ(約70円)が相場のようや。
だが、ヌリア情報ではラチゴロの図書館まで行けば、1時間=5ペソでネットが出来るという。
半額や!
しかも、1台しかないグエンヅラインと違い6台もあるというではないか。
僕らは仕事終わりで図書館へと向かった。
歩いて10分弱。
実家からJR塚本まで歩くよりも全然近い。
図書館に着くと、若い姉ちゃんが1人いた。
「パソコン使える?」
「うん。でも、ネットはないよ」
「えっ?」
何やそれ??
結局、近くのインターネット屋さんを紹介された。
1時間=10ペソ。
グエンヅラインと一緒やし。
閉まってるし。
グエンヅラインに戻ってきたら、ガキ共が一台のパソコンに群がって使えんし。
しゃあないので家に戻ってくると、夕方にメキシコ人のナジェリがやって来た。
その後、遅がけに日本人のまことさんとけいこさんがやって来た。
計3人。
今日来るなんてことは一切聞いてなかったらしい。
だから、ナジェリは床が土の家に、日本人カップルは庭にテントを張って宿泊することになった。
まあ、みんな急に来たわけやから、ヌリアがゴザを買う暇も、僕らが部屋を移る時間もなく、たまたま日本人カップルさんがテントを持っていたこともあり、今の快適な部屋は運良く確保出来た。
ラッキーや。
きっとトイレットペーパー買ってきたから、運がまわってきたんやろう。
しっかし、ガビィはいつまでたってもこんなぁ。
昨日結局、トイレットペーパーを買ってきたのやが、
「買わなくてよかったのに。
なぜならこの町で買うと高いから。
また別の日に買いに行くつもりだったのよ」
と、Nuriaに言われた。
そうやったんや!
しくった!
まあ、ええ。
あって困るもんでもないやろ。
今日は朝から今住んでる部屋の掃除と、便所の掃除をした。
「地面が濡れてるから今日は掃除にしよう」
と彼女は言ったが、きっとホンマの理由は友達が来るからやったみたい。
なんせ12時になり、3人の友達が来た時に、部屋や農場の紹介をしてたから。
今日やって来たのは、イタリア人のクリスチャンと、その奥さんアレイナ(ドイツ人)。
そして、2人に土地を貸している農場主・スイス人のフランシア(女性)。
どうやら8年ぶりの再開らしい。
オアハカの町で偶然出会った時に聞いた住所をあてに、訪れたのだとか。
みんなでメスカルで乾杯した後、トークタイムが始まった。
クリスチャンは、肥料作りの話をさせると止まることを知らない熱い男。
有機肥料の作り方を延々と語る。
アレイナやフランシアからしたらなかなか鬱陶しい奴なのかもしれないが、僕はこういう奴大好きや。
好きなことを熱く語れるってのは、かなり素晴らしいことやと思うから。
ただ、ムーミン谷からひょっこり顔を出す大量のニョロニョロは(鼻毛ね)、ちゃんと処理するべきや。
まだ20代半ばなんやから。
嫁のアレイナは、とにかく腹が減ってるから、話はどうでもいいって感じ。
僕らが作った雑炊、かなりがっついてた。
お腹に赤ちゃんおるから、そら腹も減るやろうが。
そして、フランシアはカッコいいおばちゃん(確か58歳)
白髪の短髪がめちゃくちゃ似合ってる。
スイス人やのに保険には入ってない。
だから、周りのスイス人から、
「頭おかしいんちゃう?
保険にも入ってないなんて!」
と、よく言われるそうや。
しかし、こんなにも多国籍が集まれば、結構勉強になるもんや。
知らなかったことをたくさん知れるいい機会。
この席で非常にいい話を聞いた。
それは、ドイツともしもし(電話越しの)の関係についてや。
イタリア語の乾杯が”チンチン”って言うのは、なかなかよく聞く有名な話。
結構みんな知ってると思う。
この日もその話が出た。
クリスチャンが、
「日本人女性にチンチンって言ったら、彼女が赤面しながら日本語でのチンチンの意味を教えてくれたよ」
「男のコのまだ成長しきってないマラのことだろ」
と。
確かにそうや。
しかし、チンチン=マラやと簡単に説明すりゃあいいもんを、わざわざ”成長しきってないマラ”とまで説明するとは、この日本人女性もかなりの好き者らしい。
そんな話をしているとアレイナが、
「私も赤面したことあるわ」
と切り出した。
「日本人の友達が電話で、”もしもし(むしむし)”って言ってきたとき驚いたわ」
と。
「むし(Muschi)はドイツ語でマンコ。
電話かけてきて、第一声がマンコマンコって!
さずかにビビったわ」
…そら確かにビビるわ。
僕でもビビるわ。
それにしても、またまた歯が痛い。
いいかげん虫歯ちゃうか??
8月19日(金)
鶏小屋作りに使用する木材に、軽油を塗った。
雨とかから木を守るためらしい。
その後、Isaac(イサック)ともう1人じいちゃんが芝刈りをしに来た。
仕事がひと段落し、みんなで朝食を食べる。
すると、じいちゃんとNuriaが宗教戦争をおっぱじめた。
彼女は無宗教。
じいちゃんはキリスト教。
なんで宗教持たへんねんってな話になったそうで、ゆうきちゃんはテーブルがひっくり返ることを期待しながら見ていたそうやが、僕はこの地方の名物”トラユーダ”とかなんとかいう、でっかいパリパリトルティーヤを食べるのに夢中で、全く話を聞いてなかった。
まあ、宗教持つも持たんも人の自由。
否定も肯定もせず、
「ふ~ん」
って聞いとくんが1番や。
ただ僕はイスラム教だけは勘弁や。
なんせ豚玉が食えんくなる。
それだけはかなわん話や。
ってか、イスラム教の人らも、豚玉食ったら考えが変わるんではないだろうか?
そういえばヌリアは、
「豚だけは汚いから食わない」
と言ってた。
イスラムの影響??
でも、そういえば今日、イサックたちが持ってきたハム食べてました…よね?
ハムって、豚肉ちゃいましたっけ??
あっ。
僕の勘違いかな?
まっ。いっか。
結局テーブルがひっくり返ることはなかったんやし。
昼頃に、刈った芝を荒地にまいてたら、ガビィっていう名のメキシコ人がやって来た。
鶏小屋作りの手伝いにやってきたそうやが、庭をしばらく眺めた後、
「今日はやっぱ仕事したくないから帰るわ。
また明日ね」
と、僕ら2人にガムを渡して帰っていった。
なんかスナフキンみたいな不思議な奴やった。
帽子はノッポさんみたいやったし。
8月20日(土)
この土地に唯一ある荒れきった畑。
その畑を本日授かることになった。
「あんたらの為の食料を育てりゃいいじゃん」
って。
だから、まずは雑草を抜いた。
かなり生えまくってるから一週間はかかると思う。
抜いた草と、ロベルトの聖地にある湿気った土&枯葉&小枝。
そして、馬糞。
これに水と小便ぶっかけて置いてりゃ、肥やしになるやろう。
そして、ガビィは来なかった。
8月21日(日)
シーツを洗った。
漂白剤と洗剤を合体させるという荒技を使い洗った。
どうやらメキシコには、”混ぜるな危険"という文字はないみたいや。
そして、今日もガビィは来なかった。
8月22日(月)
メキシコに来て、何度かインターネットを利用しているが、使用料の相場は1時間=10ペソ(約70円)が相場のようや。
だが、ヌリア情報ではラチゴロの図書館まで行けば、1時間=5ペソでネットが出来るという。
半額や!
しかも、1台しかないグエンヅラインと違い6台もあるというではないか。
僕らは仕事終わりで図書館へと向かった。
歩いて10分弱。
実家からJR塚本まで歩くよりも全然近い。
図書館に着くと、若い姉ちゃんが1人いた。
「パソコン使える?」
「うん。でも、ネットはないよ」
「えっ?」
何やそれ??
結局、近くのインターネット屋さんを紹介された。
1時間=10ペソ。
グエンヅラインと一緒やし。
閉まってるし。
グエンヅラインに戻ってきたら、ガキ共が一台のパソコンに群がって使えんし。
しゃあないので家に戻ってくると、夕方にメキシコ人のナジェリがやって来た。
その後、遅がけに日本人のまことさんとけいこさんがやって来た。
計3人。
今日来るなんてことは一切聞いてなかったらしい。
だから、ナジェリは床が土の家に、日本人カップルは庭にテントを張って宿泊することになった。
まあ、みんな急に来たわけやから、ヌリアがゴザを買う暇も、僕らが部屋を移る時間もなく、たまたま日本人カップルさんがテントを持っていたこともあり、今の快適な部屋は運良く確保出来た。
ラッキーや。
きっとトイレットペーパー買ってきたから、運がまわってきたんやろう。
しっかし、ガビィはいつまでたってもこんなぁ。
消えたトイレットペーパー
8月13日(土)
馬の糞を拾い集めた。
馬の糞を拾い集めるのは、ドラクエ以外では初めてや。
もちろん売るわけでなく、食べるわけでもなく、肥やしに使う為に集めた。
しかし、集めてきたはいいが、土とも、枯れ草や枯れ木とも混ぜへん、水もかけへん、放ったらかしで、ホンマに肥やしになるんかいな??
8月14日(日)
ここに来て初めての日曜日。
今日は仕事なんかどうなんか微妙やなあと思いながらも、一応仕事着で外に出てみた。
するとNuriaが、
「今日は休む? 働く?」
と聞いてきたので、
「休む」
と答えた。
やったぁ!
飲み水が無くなったので、井戸水を汲み上げる手伝いをした後、トルティーヤを買いに行った。
家を出てすぐに、ゆうきのチャリがパンクしてることに気づいたので、ゆうきを帰らせ1人で買いに行った。
初めてのおつかい。
Letras de negroって店までトルティーヤを1kg買いに行く。
だが、ただ単に1kg買うだけではない。
というのも、この町ではトルティーヤ1kg=10.5ペソ。
しかし、彼女から預かったのは10ペソ。
これでは50センターボ足りない。
じゃあ、一体どうすんねん?
つったら、
「1kg=10.5。
でも、私はいつも10しか払わない。
だからハル。一枚二枚減らされてもいいから、これで1kg買ってきてちょうだい」
なかなか難しいことをいうお人や。
スペイン語わからんって、何回ゆーたらわかるねんやろ。
まあ、でもやらなしゃあない。
チャリをこぐ事3分。
Letras de negro なる看板はどこにもなかったが、地元民に聞き、無事に目的のトルティーヤ屋さんに着いた。
「トルティーヤおくれ!」
「何キロ分?」
「1kg!…でも、10しかないねん」
「いいよ」
ちょっちビビッてたが、思ったより簡単に買えた。
ルンルン気分で家に向かってると、向かい側からゆうきちゃんが、チャリを引いてやってきた。
どうやらパンクではなく、空気がないだけやったみたい。
でも、空気入れ貸してと彼女に言ったら、
「お前がパンクさせたんかぁー!!」
と、凄いけんまくで怒鳴られたそうや。
パンクやないてわかったら、落ちついたみたいやが。
こないだはこないだで、ドアが開けっ放しってので、めちゃくちゃ怒られた。
鶏が入ったら部屋が荒らされると。
どうやら物が壊れるうんぬんに関して、彼女は非常に敏感なようや。
あと整理整頓に関しても。
下手したら食べ物の中に、馬糞でも入れられるかなぁと思てたが、なんとか平穏無事に朝食を済ます事が出来た。
機嫌悪いかなぁともおもたが、今日はここに来て一週間祝いってことで、朝からメスカルを呑ませてくれた。
ラッキー!
その後、近所の商店でビールを呑んでたら、地元民からメスカルをご馳走になった。
昼から呑んでる輩やから、たち悪いかなと思ったら、意外と紳士。
乾杯を交わしたあとは、まったくからんでこなかった。
かっこいー!!
時間はだらだらと流れ17時になり、Nuriaと共にとある場所へと向かうことに。
僕らが住んでる町から歩いて5分の隣町・LACHIGOLOーラチゴロー。
この町の外れに、60年前にNuriaの兄ちゃん・Robertoが植えた木がたくさん育った場所がある。
荒れ地の草をかき分け、今では使われていない線路を横切る。
彼女は言う。
「ヨーロッパにしても日本にしても鉄道が盛ん。
それは素晴らしいことだ。
それなのに何故、メキシコ人は線路を無くしたのか?
ロコ(狂ってんの)か?」
ホンマにこっちの人らってば口が悪い。
すぐにロコとかトント(阿呆)とかいう。
まあ、日本も変わらんか…。
線路を横切った先には、数百本の木がそびえたっていた。
60年前というと、1950年代。
まだまだエコなどとは無縁だった時代に、ロベルトはエコに生きるべきやと思い、この地にたくさんの木を植えたそうや。
めちゃくちゃキレイに木が生い茂ったこの地を、彼女は聖地と呼んでいる。
ここには兄ちゃんが生きていると。
だから兄ちゃんと話す間、2人はその辺でチュッチュッしといてと、放ったらかしにされた。
ここに2人で住んでいたのは二年間だけ。
電気も何もない中で、2人っきりで生活してたんやそうや。
きっとその時のことを思い出しながら、ロベルトと話してたんやろう。
その間、僕らは蚊と戦いながら、墓の周りをうろついていた。
ロベルトの墓ではない。
現在この土地の所有者であるイタリア人の、亡き奥さんの墓である。
彼女とロベルトの会話が終わり、インターネットの店を探しながらGUENDULAINーグエンヅラインーへと向かう。
しかし、日曜日ってこともあり、インターネットの店は全て閉まっていた。
ここから先、店はない。
このまままっすぐ帰るだけやなと思っていたら、途中でNuriaのバイクが止まった。
そして、1人の男性を紹介された。
名前はPato(パト)。
98歳になる母親・Maríaと共に暮らしている。
Nuriaを、
「Como Sócrates(コモ ソクラテス)ーソクラテスみたいやー」
と崇める彼に、ビールとこれまたメスカルをご馳走してもらった。
ほんまオアハカ人はメスカルが好きやなあ~。
そして強い!
8月12日もそやったが、今日にしても、メスカルをストレートでガバガバ呑んでいる。
メスカルといえば、まあ簡単にいえばテキーラみたいな物やおもてくれたらいい。
味は全然ちゃうけど、ハードリカーってことに変わりはない。
ウィスキーにしても、ジンにしてもハードリカーやろ。
味はちゃうけど、きっつい酒なんやから、そらまあちびちび呑むわけですわ。
それがオアハケーニョたちときたら、ストレートグラスに入れて二~三口でグイッと呑み干しちゃう。
ご丁寧にも片手には、チェイサー用の麦酒まで用意して。
昼夜お構いなしに呑む。
せやけどあんまり酔ってへん。
うん、強い!
ベラクルスではみんな、コーラかなんかで割ってたのに。
同じメキシコ内でもこうも違うもんなんやぁと、しみじみ思うわけですわ。
ホンマ地方によって、酒も食べ物もさまざまやわ。
ベラクルスっ子が、さとうきび焼酎”caña”なら、オアハカっ子は、アガべ(サボテン)焼酎”メスカル”。
チアパスにポッシュがあれば、他方にはプルケもある。
アメリカ近くではワインまで作ってるし、僕がいつか行きたいと思ってるチワワの方にも、オモロイ酒が潜んでそうや。
ペルー行ってピスコも呑んでみたいし、またベトナム行ってル・カンも呑みたい。
この世界には呑みたい酒がなんぼでもゴロゴロしとる。
しかし、その為にはやはりビザが必要かなぁ。
働きながら旅せんことにゃ、俺らの夢が終わっちまうぜ。
8月15日(月)
今日突然。
トイレットペーパーが新聞紙に変わっていた。
節約の為だろうか?
僕らが一週間そこそこで、2ロール使ってしまったことに対するお仕置きだろうか?
それとも、新しい紙を買うお金が切れたのか?
謎や。
もしかしたら買ってきた方がええんかな?
それとも、しばらくウンコ我慢した方がええんかな?
8月16日(火)
Nuriaからマッサージのお返しにと、お守りを2つもらった。
1つは、握りしめたコブシの形した、幸運を手中に治めるお守り。
そしてもう1つは、夢を叶えるターコイズ。
毎日必ず三食出してくれるから、そのお礼にと二回マッサージをしただけやのに、まさかお守りをくれるとは。
感謝感謝や。
ちなみにオアハカの町では、マッサージ・1時間250ペソ(約1800円)らしい。
僕ら2人で30分30ペソ(約200円)やのに。
いつかオアハカで荒稼ぎしたろか??
相変わらずトイレットペーパーは新聞紙のままやが、天気もいいので散歩した。
Lachigoloを超え、歩くこと1時間。
Tlacochahuayaートラコチャウアヤーという町の、有名っぽい教会に着いた。
が、時間も無かったし、教会内がアンティークな作りとも知らなかったので、スルーして帰って来てしまった。
またいずれ行こうと思う。
メルカド(市場)で飯も食えるらしいから、日曜日がいいやろう。
ビールやりながらが最高や!
そして、家にトイレットペーパーがあればもっと最高や!
8月17日(水)
今日はもう一個の家の掃除をした。
僕らがここに残るなら、住んでいいと言われている家。
Nuriaがカウチサーフィンで出会った日本人カップルと、中国人が1人、もうすぐやってくるらしい。
彼らが来たら、僕らはそこへ引越ししないといけないので、本日掃除することになった。
この家は部屋が2部屋あり、今住んでいる部屋より広い。
レンガ作りで暖かいし、離れにあるのでより自由。
だが、床が土。
改装途中に金が無くなった為に、床が土のままなのだ。
これでは掃除のしようがない。
掃くたび歩くたびにホコリは舞うし、ベッドの上以外では靴も脱げない。
それに、ここにあるシングルベッドで2人が寝るのはなかなかしんどい。
かなり小さいから。
床に一枚ゴザみたいなん敷いてるけど、すぐに土まみれなるし。
ここに僕ら2人と中国人1人の計3人が寝るってのは、なかなかキツイ話や。
それに、見ず知らずの中国人が2〜3日遊びに来てから帰った後、気がついたら部屋に置いてたトランクが、ジャンボ餃子に変わってたってのもよく聞く話。
名前もマギー・チェンって!
何やら怪しい匂いがプンプンや。
下手したらあの人の弟子やろ?
まあ、トランクの皮が餃子の皮に変わっただけなら、軽くなった分、持ち運びが便利やとしても、中身がニンニクと挽き肉になってしまったなら、
…白飯が食べたくなるがな。
でも、ここにはラー油がないから、なかなか食えん話や。
残念。
そんなこと考えてたら、チェンとの生活もなかなか面白そうな気がしてきた。
ならば日本人カップルだけ断ってチェンだけを呼び、僕らは今の部屋のままでいるのが最善策なんちゃう?
何故、後から来た日本人に、僕らの憩いの場を奪われなければならないのかが不思議やもん。
何も知らん日本人カップルが、
「わあっ。素敵な部屋やわぁ。
ベッドも広いし最高!」
なんつって、パンパンやらかし始めた日にゃあ、小便混じりの土団子でも口に詰め込んだろか!
まあ、居候やから文句は言えんが。
一日3時間働くだけで、三食宿付き。
水も電気も使い放題なんやから、文句は言えない。
でも、でもね。
日本人として生まれた僕にとって、床ってほんまに大事やねん。
裸足で歩きたいねん。
靴は家の中では脱ぎたいねん。
床にも座りたいし、寝転びたい。
ゴザの上を靴で歩かんといて欲しいねん。
せっかく掃除した床、平気で土足で上がりこむ人らの気持ち、まったく理解出来ひんねん。
だから、もう、カウチサーフィンで人呼ぶのはやめて欲しいなぁ~。
そうしてくれたら、無くなったトイレットペーパー。
いますぐに僕が買ってくるから。
それも4ロール入りね。
馬の糞を拾い集めた。
馬の糞を拾い集めるのは、ドラクエ以外では初めてや。
もちろん売るわけでなく、食べるわけでもなく、肥やしに使う為に集めた。
しかし、集めてきたはいいが、土とも、枯れ草や枯れ木とも混ぜへん、水もかけへん、放ったらかしで、ホンマに肥やしになるんかいな??
8月14日(日)
ここに来て初めての日曜日。
今日は仕事なんかどうなんか微妙やなあと思いながらも、一応仕事着で外に出てみた。
するとNuriaが、
「今日は休む? 働く?」
と聞いてきたので、
「休む」
と答えた。
やったぁ!
飲み水が無くなったので、井戸水を汲み上げる手伝いをした後、トルティーヤを買いに行った。
家を出てすぐに、ゆうきのチャリがパンクしてることに気づいたので、ゆうきを帰らせ1人で買いに行った。
初めてのおつかい。
Letras de negroって店までトルティーヤを1kg買いに行く。
だが、ただ単に1kg買うだけではない。
というのも、この町ではトルティーヤ1kg=10.5ペソ。
しかし、彼女から預かったのは10ペソ。
これでは50センターボ足りない。
じゃあ、一体どうすんねん?
つったら、
「1kg=10.5。
でも、私はいつも10しか払わない。
だからハル。一枚二枚減らされてもいいから、これで1kg買ってきてちょうだい」
なかなか難しいことをいうお人や。
スペイン語わからんって、何回ゆーたらわかるねんやろ。
まあ、でもやらなしゃあない。
チャリをこぐ事3分。
Letras de negro なる看板はどこにもなかったが、地元民に聞き、無事に目的のトルティーヤ屋さんに着いた。
「トルティーヤおくれ!」
「何キロ分?」
「1kg!…でも、10しかないねん」
「いいよ」
ちょっちビビッてたが、思ったより簡単に買えた。
ルンルン気分で家に向かってると、向かい側からゆうきちゃんが、チャリを引いてやってきた。
どうやらパンクではなく、空気がないだけやったみたい。
でも、空気入れ貸してと彼女に言ったら、
「お前がパンクさせたんかぁー!!」
と、凄いけんまくで怒鳴られたそうや。
パンクやないてわかったら、落ちついたみたいやが。
こないだはこないだで、ドアが開けっ放しってので、めちゃくちゃ怒られた。
鶏が入ったら部屋が荒らされると。
どうやら物が壊れるうんぬんに関して、彼女は非常に敏感なようや。
あと整理整頓に関しても。
下手したら食べ物の中に、馬糞でも入れられるかなぁと思てたが、なんとか平穏無事に朝食を済ます事が出来た。
機嫌悪いかなぁともおもたが、今日はここに来て一週間祝いってことで、朝からメスカルを呑ませてくれた。
ラッキー!
その後、近所の商店でビールを呑んでたら、地元民からメスカルをご馳走になった。
昼から呑んでる輩やから、たち悪いかなと思ったら、意外と紳士。
乾杯を交わしたあとは、まったくからんでこなかった。
かっこいー!!
時間はだらだらと流れ17時になり、Nuriaと共にとある場所へと向かうことに。
僕らが住んでる町から歩いて5分の隣町・LACHIGOLOーラチゴロー。
この町の外れに、60年前にNuriaの兄ちゃん・Robertoが植えた木がたくさん育った場所がある。
荒れ地の草をかき分け、今では使われていない線路を横切る。
彼女は言う。
「ヨーロッパにしても日本にしても鉄道が盛ん。
それは素晴らしいことだ。
それなのに何故、メキシコ人は線路を無くしたのか?
ロコ(狂ってんの)か?」
ホンマにこっちの人らってば口が悪い。
すぐにロコとかトント(阿呆)とかいう。
まあ、日本も変わらんか…。
線路を横切った先には、数百本の木がそびえたっていた。
60年前というと、1950年代。
まだまだエコなどとは無縁だった時代に、ロベルトはエコに生きるべきやと思い、この地にたくさんの木を植えたそうや。
めちゃくちゃキレイに木が生い茂ったこの地を、彼女は聖地と呼んでいる。
ここには兄ちゃんが生きていると。
だから兄ちゃんと話す間、2人はその辺でチュッチュッしといてと、放ったらかしにされた。
ここに2人で住んでいたのは二年間だけ。
電気も何もない中で、2人っきりで生活してたんやそうや。
きっとその時のことを思い出しながら、ロベルトと話してたんやろう。
その間、僕らは蚊と戦いながら、墓の周りをうろついていた。
ロベルトの墓ではない。
現在この土地の所有者であるイタリア人の、亡き奥さんの墓である。
彼女とロベルトの会話が終わり、インターネットの店を探しながらGUENDULAINーグエンヅラインーへと向かう。
しかし、日曜日ってこともあり、インターネットの店は全て閉まっていた。
ここから先、店はない。
このまままっすぐ帰るだけやなと思っていたら、途中でNuriaのバイクが止まった。
そして、1人の男性を紹介された。
名前はPato(パト)。
98歳になる母親・Maríaと共に暮らしている。
Nuriaを、
「Como Sócrates(コモ ソクラテス)ーソクラテスみたいやー」
と崇める彼に、ビールとこれまたメスカルをご馳走してもらった。
ほんまオアハカ人はメスカルが好きやなあ~。
そして強い!
8月12日もそやったが、今日にしても、メスカルをストレートでガバガバ呑んでいる。
メスカルといえば、まあ簡単にいえばテキーラみたいな物やおもてくれたらいい。
味は全然ちゃうけど、ハードリカーってことに変わりはない。
ウィスキーにしても、ジンにしてもハードリカーやろ。
味はちゃうけど、きっつい酒なんやから、そらまあちびちび呑むわけですわ。
それがオアハケーニョたちときたら、ストレートグラスに入れて二~三口でグイッと呑み干しちゃう。
ご丁寧にも片手には、チェイサー用の麦酒まで用意して。
昼夜お構いなしに呑む。
せやけどあんまり酔ってへん。
うん、強い!
ベラクルスではみんな、コーラかなんかで割ってたのに。
同じメキシコ内でもこうも違うもんなんやぁと、しみじみ思うわけですわ。
ホンマ地方によって、酒も食べ物もさまざまやわ。
ベラクルスっ子が、さとうきび焼酎”caña”なら、オアハカっ子は、アガべ(サボテン)焼酎”メスカル”。
チアパスにポッシュがあれば、他方にはプルケもある。
アメリカ近くではワインまで作ってるし、僕がいつか行きたいと思ってるチワワの方にも、オモロイ酒が潜んでそうや。
ペルー行ってピスコも呑んでみたいし、またベトナム行ってル・カンも呑みたい。
この世界には呑みたい酒がなんぼでもゴロゴロしとる。
しかし、その為にはやはりビザが必要かなぁ。
働きながら旅せんことにゃ、俺らの夢が終わっちまうぜ。
8月15日(月)
今日突然。
トイレットペーパーが新聞紙に変わっていた。
節約の為だろうか?
僕らが一週間そこそこで、2ロール使ってしまったことに対するお仕置きだろうか?
それとも、新しい紙を買うお金が切れたのか?
謎や。
もしかしたら買ってきた方がええんかな?
それとも、しばらくウンコ我慢した方がええんかな?
8月16日(火)
Nuriaからマッサージのお返しにと、お守りを2つもらった。
1つは、握りしめたコブシの形した、幸運を手中に治めるお守り。
そしてもう1つは、夢を叶えるターコイズ。
毎日必ず三食出してくれるから、そのお礼にと二回マッサージをしただけやのに、まさかお守りをくれるとは。
感謝感謝や。
ちなみにオアハカの町では、マッサージ・1時間250ペソ(約1800円)らしい。
僕ら2人で30分30ペソ(約200円)やのに。
いつかオアハカで荒稼ぎしたろか??
相変わらずトイレットペーパーは新聞紙のままやが、天気もいいので散歩した。
Lachigoloを超え、歩くこと1時間。
Tlacochahuayaートラコチャウアヤーという町の、有名っぽい教会に着いた。
が、時間も無かったし、教会内がアンティークな作りとも知らなかったので、スルーして帰って来てしまった。
またいずれ行こうと思う。
メルカド(市場)で飯も食えるらしいから、日曜日がいいやろう。
ビールやりながらが最高や!
そして、家にトイレットペーパーがあればもっと最高や!
8月17日(水)
今日はもう一個の家の掃除をした。
僕らがここに残るなら、住んでいいと言われている家。
Nuriaがカウチサーフィンで出会った日本人カップルと、中国人が1人、もうすぐやってくるらしい。
彼らが来たら、僕らはそこへ引越ししないといけないので、本日掃除することになった。
この家は部屋が2部屋あり、今住んでいる部屋より広い。
レンガ作りで暖かいし、離れにあるのでより自由。
だが、床が土。
改装途中に金が無くなった為に、床が土のままなのだ。
これでは掃除のしようがない。
掃くたび歩くたびにホコリは舞うし、ベッドの上以外では靴も脱げない。
それに、ここにあるシングルベッドで2人が寝るのはなかなかしんどい。
かなり小さいから。
床に一枚ゴザみたいなん敷いてるけど、すぐに土まみれなるし。
ここに僕ら2人と中国人1人の計3人が寝るってのは、なかなかキツイ話や。
それに、見ず知らずの中国人が2〜3日遊びに来てから帰った後、気がついたら部屋に置いてたトランクが、ジャンボ餃子に変わってたってのもよく聞く話。
名前もマギー・チェンって!
何やら怪しい匂いがプンプンや。
下手したらあの人の弟子やろ?
まあ、トランクの皮が餃子の皮に変わっただけなら、軽くなった分、持ち運びが便利やとしても、中身がニンニクと挽き肉になってしまったなら、
…白飯が食べたくなるがな。
でも、ここにはラー油がないから、なかなか食えん話や。
残念。
そんなこと考えてたら、チェンとの生活もなかなか面白そうな気がしてきた。
ならば日本人カップルだけ断ってチェンだけを呼び、僕らは今の部屋のままでいるのが最善策なんちゃう?
何故、後から来た日本人に、僕らの憩いの場を奪われなければならないのかが不思議やもん。
何も知らん日本人カップルが、
「わあっ。素敵な部屋やわぁ。
ベッドも広いし最高!」
なんつって、パンパンやらかし始めた日にゃあ、小便混じりの土団子でも口に詰め込んだろか!
まあ、居候やから文句は言えんが。
一日3時間働くだけで、三食宿付き。
水も電気も使い放題なんやから、文句は言えない。
でも、でもね。
日本人として生まれた僕にとって、床ってほんまに大事やねん。
裸足で歩きたいねん。
靴は家の中では脱ぎたいねん。
床にも座りたいし、寝転びたい。
ゴザの上を靴で歩かんといて欲しいねん。
せっかく掃除した床、平気で土足で上がりこむ人らの気持ち、まったく理解出来ひんねん。
だから、もう、カウチサーフィンで人呼ぶのはやめて欲しいなぁ~。
そうしてくれたら、無くなったトイレットペーパー。
いますぐに僕が買ってくるから。
それも4ロール入りね。
ヒッピーに捧ぐ
8月9日(火)
ファックの日に、ここでの初仕事が始まった。
とりあえず朝7時ぐらいに庭をうろついてたら、
「まだ寒いし、地面も濡れてるし、部屋の中にいときなさい。
仕事開始は8時か9時よ」
と、Nuriaさんに言われた。
確かに、昨夜降った雨のせいで地面は濡れてるし、とにかく寒い。
昼間の暑さがウソのように夜中も寒かった。
Lechuguillas出発前、一年五ヶ月間も伸ばした弁髪を遂に切り落とし、ほぼスキンに近い状態にまでカミソリで髪を剃った。
地球、愛、平和、自然、ガンジャ…
そうつぶやきながら、誰かさんのようにベランダから飛び降りてもよかったが、まだまだ僕の頭はイカれてないので無理や。
フライナ~ウ!
ノーセンキュー!
ファックミー! ファックミー!
はちきゅうはちきゅうアバンチュール!
しかし、つるつるの頭はスベスベしていてかなり気持ちいい。
ので、このままスキンを続けようかなぁと思ったが、激烈に寒いし、蚊にアホほど刺されるので、やっぱ伸ばそうと思う。
8時半ぐらいになり、まずは細かい板を道具倉庫にしまう。
袋2つ分なので5分程度で終わった。
その後、朝食。
お粥みたいなんとパン。
そして、コーヒー。
朝は毎日こんな感じやそうや。
朝食が済むと、ぬかるみの上に刈った雑草を敷く作業が始まった。
こうしないと歩きづらいし、雑草もアホほど生える為、上から雑草を敷いて道を作りがてら、新たな雑草の成長を妨げるみたいや。
その後、小さな川を作った。
雨水が木や土に流れていく為の川。
この土地は勾配があるので、基本的には外側から内側へと水が流れるが、よりよく流す為に作ることになったんやろう。
12時頃に仕事が終わる。
後はすべて自由な時間や。
15時か15時半の昼飯までは、シャワー浴びたり洗濯したり、部屋を掃除したり、好きなことをするための時間。
そして、昼飯後も好きなことをするための自由な時間。
20時前にカフェタイムをしたら、一日は終わる。
なんやかんやのんびりした時間が、ゆっくりと進んでる。
こんな感じでええんかなぁ?
と少し思うが、
「ここですることは仕事じゃないよ、遊びよ」
「急がずにゆっくりしよう」
と言ってくれるので、こんな感じでいいんやろう。
”Aquí,todo los días hay mañana”
( ここには毎日、明日がある)
今日出来なくても明日がある。
焦らなくていい。
少しずつ少しずつやっていけばいい。
作ること、食べること、考えること、休むこと。
そのすべてが生き物にとって必要なこと。
必要なことやからこそ、焦らずにゆっくりとやって行けばいい。
地球と一緒にゆっくりのんびり回っときゃええんや。
早く回るんはツイスト踊るときだけでいい。
キチガイみたいに、狂ったまま飛んできゃいい。
忙しく働かなければ、そないに腹も減らん。
少し動いて、少し食べて、たまに羽のばして。
急かせか働いて、稼いで、時間を無くして、心の余裕まで無くしてまう。
そんなようなことはしない。
それがここのスタイル。
なんせNuriaさんは、ここに暮らしてからは一切金を稼いでないらしい。
もう何十年も無収入で暮らしている。
1965年に兄ちゃんのRoberto(ロベルト)と30年間世界中をヒッチで回ったのちに、この土地に住み着いたらしい。
現在はお兄さんが亡くなっているので、1人で住んでいるが。
「ここは好きだから売らずに残そうと思ってる。
売ってしまうと、きっと家が建ち緑が無くなるから。
でも、私はそろそろ違う土地に住みたい。
だから、ここを管理してくれる人を探しているの。
管理人が見つかれば旅に出るつもりよ」
と、Nuriaさんは言う。
「もし2人がここに残ってくれるなら、自分たちの家にして住めばいいよ」
と。
今僕らは客間で寝泊まりしている。
ここには客間以外に、Nuriaの家、キッチン、便所、シャワールーム、修理途中のもう1つの家(ここがゆくゆくは僕らの家になる予定。残るならね)、そして、作りかけのキッチンとシャワールーム。
すべて離れにある。
これから二匹の鶏の為の鶏小屋も作る予定や。
そして、とにかく土地が広いので、作物を育てることも余裕で出来る。
今はNuriaさん1人やからなかなか手入れも大変やが、僕ら2人と、もう1組カップルが住めば、楽しくやって行けそうな気がする。
彼女自身はお金はいらないみたいやが、別に僕らが稼ぐことに関してはいいみたいやし。
なんせ手持ちの金も、貯金も少ししかないので、多少は稼がんとキツイ。
僕の考えでは、ここで育てた野菜を使って食の大半をまかない、余るようなら売るなり物々交換したりして、調味料や他の食材を手に入れりゃいいんちゃうかなと思う。
ビザがもらえりゃこそこそせずに、マッサージで少しずつ稼ぐのもいい。
言葉を覚えれば働きに出たり、営業かますことも出来る。
2人だけやと、1人が働きに出たらここを管理するのが1人になって大変やけど、4人おれば2人が狩りに出て、2人が家を守ればいい。
三人寄れば文殊の知恵なら、四人寄れば文殊の知恵以上のモンがわいてくるやろし。
う~ん、憧れの原始スタイル。
ウンバボー!
まだ来たばっかやから、どないなるかわからんが、僕らの約束の地がここであるならば、残りの人生、まだまだ現役ヒッピーのNuriaさんに捧ぐのもいいやろう。
Nuriaさんのカルマが旅をすることなら、Nuria&Robertoの思い出の地を守っていくことが僕らのカルマなんかもしれんし。
しかし、まあ、明日のことは明日にならにゃわからんけどね~。
なんせ、ここには毎日のように明日があるんやさかい。
”Aquí,todo los días hay mañana”
(アキー トード ロス ディアス アイ マニャーナ)
この言葉をヒッピーだけでなく、すべてのイカレポンチどもに捧げよう。
”ウィッピー! ワッパー!”
”ヒッピー! ハッパー!”
ファックの日に、ここでの初仕事が始まった。
とりあえず朝7時ぐらいに庭をうろついてたら、
「まだ寒いし、地面も濡れてるし、部屋の中にいときなさい。
仕事開始は8時か9時よ」
と、Nuriaさんに言われた。
確かに、昨夜降った雨のせいで地面は濡れてるし、とにかく寒い。
昼間の暑さがウソのように夜中も寒かった。
Lechuguillas出発前、一年五ヶ月間も伸ばした弁髪を遂に切り落とし、ほぼスキンに近い状態にまでカミソリで髪を剃った。
地球、愛、平和、自然、ガンジャ…
そうつぶやきながら、誰かさんのようにベランダから飛び降りてもよかったが、まだまだ僕の頭はイカれてないので無理や。
フライナ~ウ!
ノーセンキュー!
ファックミー! ファックミー!
はちきゅうはちきゅうアバンチュール!
しかし、つるつるの頭はスベスベしていてかなり気持ちいい。
ので、このままスキンを続けようかなぁと思ったが、激烈に寒いし、蚊にアホほど刺されるので、やっぱ伸ばそうと思う。
8時半ぐらいになり、まずは細かい板を道具倉庫にしまう。
袋2つ分なので5分程度で終わった。
その後、朝食。
お粥みたいなんとパン。
そして、コーヒー。
朝は毎日こんな感じやそうや。
朝食が済むと、ぬかるみの上に刈った雑草を敷く作業が始まった。
こうしないと歩きづらいし、雑草もアホほど生える為、上から雑草を敷いて道を作りがてら、新たな雑草の成長を妨げるみたいや。
その後、小さな川を作った。
雨水が木や土に流れていく為の川。
この土地は勾配があるので、基本的には外側から内側へと水が流れるが、よりよく流す為に作ることになったんやろう。
12時頃に仕事が終わる。
後はすべて自由な時間や。
15時か15時半の昼飯までは、シャワー浴びたり洗濯したり、部屋を掃除したり、好きなことをするための時間。
そして、昼飯後も好きなことをするための自由な時間。
20時前にカフェタイムをしたら、一日は終わる。
なんやかんやのんびりした時間が、ゆっくりと進んでる。
こんな感じでええんかなぁ?
と少し思うが、
「ここですることは仕事じゃないよ、遊びよ」
「急がずにゆっくりしよう」
と言ってくれるので、こんな感じでいいんやろう。
”Aquí,todo los días hay mañana”
( ここには毎日、明日がある)
今日出来なくても明日がある。
焦らなくていい。
少しずつ少しずつやっていけばいい。
作ること、食べること、考えること、休むこと。
そのすべてが生き物にとって必要なこと。
必要なことやからこそ、焦らずにゆっくりとやって行けばいい。
地球と一緒にゆっくりのんびり回っときゃええんや。
早く回るんはツイスト踊るときだけでいい。
キチガイみたいに、狂ったまま飛んできゃいい。
忙しく働かなければ、そないに腹も減らん。
少し動いて、少し食べて、たまに羽のばして。
急かせか働いて、稼いで、時間を無くして、心の余裕まで無くしてまう。
そんなようなことはしない。
それがここのスタイル。
なんせNuriaさんは、ここに暮らしてからは一切金を稼いでないらしい。
もう何十年も無収入で暮らしている。
1965年に兄ちゃんのRoberto(ロベルト)と30年間世界中をヒッチで回ったのちに、この土地に住み着いたらしい。
現在はお兄さんが亡くなっているので、1人で住んでいるが。
「ここは好きだから売らずに残そうと思ってる。
売ってしまうと、きっと家が建ち緑が無くなるから。
でも、私はそろそろ違う土地に住みたい。
だから、ここを管理してくれる人を探しているの。
管理人が見つかれば旅に出るつもりよ」
と、Nuriaさんは言う。
「もし2人がここに残ってくれるなら、自分たちの家にして住めばいいよ」
と。
今僕らは客間で寝泊まりしている。
ここには客間以外に、Nuriaの家、キッチン、便所、シャワールーム、修理途中のもう1つの家(ここがゆくゆくは僕らの家になる予定。残るならね)、そして、作りかけのキッチンとシャワールーム。
すべて離れにある。
これから二匹の鶏の為の鶏小屋も作る予定や。
そして、とにかく土地が広いので、作物を育てることも余裕で出来る。
今はNuriaさん1人やからなかなか手入れも大変やが、僕ら2人と、もう1組カップルが住めば、楽しくやって行けそうな気がする。
彼女自身はお金はいらないみたいやが、別に僕らが稼ぐことに関してはいいみたいやし。
なんせ手持ちの金も、貯金も少ししかないので、多少は稼がんとキツイ。
僕の考えでは、ここで育てた野菜を使って食の大半をまかない、余るようなら売るなり物々交換したりして、調味料や他の食材を手に入れりゃいいんちゃうかなと思う。
ビザがもらえりゃこそこそせずに、マッサージで少しずつ稼ぐのもいい。
言葉を覚えれば働きに出たり、営業かますことも出来る。
2人だけやと、1人が働きに出たらここを管理するのが1人になって大変やけど、4人おれば2人が狩りに出て、2人が家を守ればいい。
三人寄れば文殊の知恵なら、四人寄れば文殊の知恵以上のモンがわいてくるやろし。
う~ん、憧れの原始スタイル。
ウンバボー!
まだ来たばっかやから、どないなるかわからんが、僕らの約束の地がここであるならば、残りの人生、まだまだ現役ヒッピーのNuriaさんに捧ぐのもいいやろう。
Nuriaさんのカルマが旅をすることなら、Nuria&Robertoの思い出の地を守っていくことが僕らのカルマなんかもしれんし。
しかし、まあ、明日のことは明日にならにゃわからんけどね~。
なんせ、ここには毎日のように明日があるんやさかい。
”Aquí,todo los días hay mañana”
(アキー トード ロス ディアス アイ マニャーナ)
この言葉をヒッピーだけでなく、すべてのイカレポンチどもに捧げよう。
”ウィッピー! ワッパー!”
”ヒッピー! ハッパー!”
お前のタクには死んでも乗らねぇ
タクシーと聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?
リュック・ベッソンとやらが監督してる映画『TAXI』か?
それとも、ロバート・デニーロ主演の映画『タクシードライバー』か?
もしくわ、あのイキすぎたサービスがウリのMKタクシーか?
僕の場合タクシーで思い出すことといえば、泥酔しすぎて『京都・磔磔』から大阪までタクで帰って来て、諭吉一匹払わされたことや、
泥酔しすぎて行き先伝えずにタクで眠りこけ、西淀警察まで連れて行かれたことや、
これまた泥酔しすぎてあまりにも起きないので、自宅前に救急車呼ばれたことなど…
とにかくタクシーと聞くと、泥酔と思い浮かべてしまう。
タクの運ちゃんホンマにごめんなさい。
しかし、ここオアハカでは、タクシーと聞くと何人かは、
「8月12日!」
と答えるだろう…。
8月12日(金)
昼1時すぎ、グエンヅラインに唯一あるインターネットの店に行くと、停電のためパソコンが使用不可能だった。
「すぐに電気くるよ~」
と、おばちゃんが言うので、とりあえず暇潰しに町を探索することにした。
すると、探索するまでもなく、近所の広場でタクシードライバーたちが、酒盛りをしているのを発見した。
まずは軽く挨拶をして通りすぎたが、大量に用意されたビールとツマミが目に入ったので引き返し、チャリを停めてベンチに腰掛けた。
近すぎてもやらしいし、遠すぎても難しいので、10メートル行くか行かんかぐらいの距離にあるベンチに腰掛けた。
昼間っから仕事もせず、教会どころかポリ署まで隣接しているこの広場で、このオッサンどもは一体何のための酒盛りをしているのだろうか?
罰あたりもええとこやし、ゴビエルノ(政府)クソくらえで盛り上がってる。
そして、僕らは何を期待しているのだろうか?
「おい! チーノ!」
と、言われるであろうことか?
それとも、
「おい! 一緒に呑もうぜ!」
と、言われるであろうことか?
それはもう確実に後者であり、150%そうなることは確信している。
なんせ俺にはバッカスがついている!
ベンチに腰掛け明るい空の下、くだらない話を五分ほどしてたら、
「お~い!」
と、集団の中の1人が手招きしながら叫び始めた。
はいはいはいはい、よしよしきたきた!
ね?
やっぱり。
きたでしょコレ!
コレよコレ!
タダ麦酒。
かぁ~、たまらんね!
「え? 僕ら?」
なんて、わざとらしく一体何用?
みたいな感じで近づいていく。
すると来た!
「麦酒いるか?」
の一言。
きゃっほーい!
うーれしーいなぁ~!
すかさず笑顔で「はい」と答える。
しかも、2人ともが1番好きなVictoria(ビクトリア)。
ラリホー!
しかも、アガベ(サボテンの種類)から作られる蒸留酒・Mezcalまで提供してくれた。
あ~も~イク~!
この瞬間、頭の中で違う人種同士が性交をカマした!
これを世間一般ではチャンポンといい、僕・THEワールドではファッキンニューイヤーという。
たまに生み出された雑種が、ゲロと言う汚い名前で呼ばれることがあるが、ホンマのところはテロや。
テロ in the 便器。
しかし、それはホンマは夢という説もある。
まれに便器に虹が出る。
股間から雨にじみ出る。
肛門から膿にじみ寄る。
それ見て彼女逃げよる。
一夜を逃した切ない夜。
賢治宮沢銀河鉄道の夜。
ああ、…星になりたい
まあ、とにかくただ酒呑めればなんでもいい。
でも、タクの運ちゃんと昼から呑むんは初めてや。
そもそも何でタクの運ちゃん達が昼間から仕事もせずに、酒を呑んでんねやろ?
日本ではあり得ないであろう光景。
だが、その謎はすぐに解けた。
「オアハカでは8月12日は、Día del taxi(ディア デル タクシー) ~タクシーの日~なのさ」
そう、今日はオアハカで働くタクの運ちゃん達にとって、とても大切な祝い日らしい。
11時にミサを終わらせたら、神様に感謝ってことで教会前で呑むそうや。
その後、少し働いたら、夜は夜でバカ騒ぎするらしい。
クルマのフロント部にも花飾って、まるで日本の正月みたいや。
そんなめでたい日に偶然出くわした、おめでた野郎ハポネッサ。
タクの運転まったく関係ない2人が、おこぼれで麦酒三本も四本もガバガバ呑む。
ついでにメスカルとツマミも。
何人かがほろ酔い状態で仕事に戻る。
僕らはも少しお酒をもらう。
ポリ署の真ん前で麦酒呑んで、そっから車に乗って仕事に出るタクの運ちゃんも、世界広しといえど、そうそうおらんやろう。
日本もそれぐらいのことやりゃええんや。
酒呑んでも平気で運転出来るぐらい、強いドライバーを育てあげるべきや!
罰金がどうのこうのやない。
すべては自己責任。
2〜30万払って勉強しても事故るやつは事故るし、メキシコみたいに一万払って免許買うだけの簡単システムでも、事故らんやつは事故らん。
そうだろベイべー!
わかってんのかいベイべー!
金さえ払えばノープロブレム的なシステムを作り上げてまうから、責任逃れがまかり通っちまう。
日本の腐った国道を、逃リズム共がビュンビュン走り回る。
怖いぜ。
これはとても怖いぜ。
赤ら顔で運転するこの町のタクの方が、よっぽど怖くないぜ。
でも、やっぱり飲酒運転はよくないぜ!
だから、お前のタクには死んでも乗らねえ~。
8月12日のオアハカタクシーには、死んでも乗らねえ。
ハイにはなりたいが、灰にはなりなくないからさ。
自由が炎上したら、この世にはもうな~んも残らへんで~。
パキュ~ン!
リュック・ベッソンとやらが監督してる映画『TAXI』か?
それとも、ロバート・デニーロ主演の映画『タクシードライバー』か?
もしくわ、あのイキすぎたサービスがウリのMKタクシーか?
僕の場合タクシーで思い出すことといえば、泥酔しすぎて『京都・磔磔』から大阪までタクで帰って来て、諭吉一匹払わされたことや、
泥酔しすぎて行き先伝えずにタクで眠りこけ、西淀警察まで連れて行かれたことや、
これまた泥酔しすぎてあまりにも起きないので、自宅前に救急車呼ばれたことなど…
とにかくタクシーと聞くと、泥酔と思い浮かべてしまう。
タクの運ちゃんホンマにごめんなさい。
しかし、ここオアハカでは、タクシーと聞くと何人かは、
「8月12日!」
と答えるだろう…。
8月12日(金)
昼1時すぎ、グエンヅラインに唯一あるインターネットの店に行くと、停電のためパソコンが使用不可能だった。
「すぐに電気くるよ~」
と、おばちゃんが言うので、とりあえず暇潰しに町を探索することにした。
すると、探索するまでもなく、近所の広場でタクシードライバーたちが、酒盛りをしているのを発見した。
まずは軽く挨拶をして通りすぎたが、大量に用意されたビールとツマミが目に入ったので引き返し、チャリを停めてベンチに腰掛けた。
近すぎてもやらしいし、遠すぎても難しいので、10メートル行くか行かんかぐらいの距離にあるベンチに腰掛けた。
昼間っから仕事もせず、教会どころかポリ署まで隣接しているこの広場で、このオッサンどもは一体何のための酒盛りをしているのだろうか?
罰あたりもええとこやし、ゴビエルノ(政府)クソくらえで盛り上がってる。
そして、僕らは何を期待しているのだろうか?
「おい! チーノ!」
と、言われるであろうことか?
それとも、
「おい! 一緒に呑もうぜ!」
と、言われるであろうことか?
それはもう確実に後者であり、150%そうなることは確信している。
なんせ俺にはバッカスがついている!
ベンチに腰掛け明るい空の下、くだらない話を五分ほどしてたら、
「お~い!」
と、集団の中の1人が手招きしながら叫び始めた。
はいはいはいはい、よしよしきたきた!
ね?
やっぱり。
きたでしょコレ!
コレよコレ!
タダ麦酒。
かぁ~、たまらんね!
「え? 僕ら?」
なんて、わざとらしく一体何用?
みたいな感じで近づいていく。
すると来た!
「麦酒いるか?」
の一言。
きゃっほーい!
うーれしーいなぁ~!
すかさず笑顔で「はい」と答える。
しかも、2人ともが1番好きなVictoria(ビクトリア)。
ラリホー!
しかも、アガベ(サボテンの種類)から作られる蒸留酒・Mezcalまで提供してくれた。
あ~も~イク~!
この瞬間、頭の中で違う人種同士が性交をカマした!
これを世間一般ではチャンポンといい、僕・THEワールドではファッキンニューイヤーという。
たまに生み出された雑種が、ゲロと言う汚い名前で呼ばれることがあるが、ホンマのところはテロや。
テロ in the 便器。
しかし、それはホンマは夢という説もある。
まれに便器に虹が出る。
股間から雨にじみ出る。
肛門から膿にじみ寄る。
それ見て彼女逃げよる。
一夜を逃した切ない夜。
賢治宮沢銀河鉄道の夜。
ああ、…星になりたい
まあ、とにかくただ酒呑めればなんでもいい。
でも、タクの運ちゃんと昼から呑むんは初めてや。
そもそも何でタクの運ちゃん達が昼間から仕事もせずに、酒を呑んでんねやろ?
日本ではあり得ないであろう光景。
だが、その謎はすぐに解けた。
「オアハカでは8月12日は、Día del taxi(ディア デル タクシー) ~タクシーの日~なのさ」
そう、今日はオアハカで働くタクの運ちゃん達にとって、とても大切な祝い日らしい。
11時にミサを終わらせたら、神様に感謝ってことで教会前で呑むそうや。
その後、少し働いたら、夜は夜でバカ騒ぎするらしい。
クルマのフロント部にも花飾って、まるで日本の正月みたいや。
そんなめでたい日に偶然出くわした、おめでた野郎ハポネッサ。
タクの運転まったく関係ない2人が、おこぼれで麦酒三本も四本もガバガバ呑む。
ついでにメスカルとツマミも。
何人かがほろ酔い状態で仕事に戻る。
僕らはも少しお酒をもらう。
ポリ署の真ん前で麦酒呑んで、そっから車に乗って仕事に出るタクの運ちゃんも、世界広しといえど、そうそうおらんやろう。
日本もそれぐらいのことやりゃええんや。
酒呑んでも平気で運転出来るぐらい、強いドライバーを育てあげるべきや!
罰金がどうのこうのやない。
すべては自己責任。
2〜30万払って勉強しても事故るやつは事故るし、メキシコみたいに一万払って免許買うだけの簡単システムでも、事故らんやつは事故らん。
そうだろベイべー!
わかってんのかいベイべー!
金さえ払えばノープロブレム的なシステムを作り上げてまうから、責任逃れがまかり通っちまう。
日本の腐った国道を、逃リズム共がビュンビュン走り回る。
怖いぜ。
これはとても怖いぜ。
赤ら顔で運転するこの町のタクの方が、よっぽど怖くないぜ。
でも、やっぱり飲酒運転はよくないぜ!
だから、お前のタクには死んでも乗らねえ~。
8月12日のオアハカタクシーには、死んでも乗らねえ。
ハイにはなりたいが、灰にはなりなくないからさ。
自由が炎上したら、この世にはもうな~んも残らへんで~。
パキュ~ン!
ヒッピーに捧ぐ
8月9日(火)
ファックの日に、ここでの初仕事が始まった。
とりあえず朝7時ぐらいに庭をうろついてたら、
「まだ寒いし、地面も濡れてるし、部屋の中にいときなさい。
仕事開始は8時か9時よ」
と、Nuriaさんに言われた。
確かに、昨夜降った雨のせいで地面は濡れてるし、とにかく寒い。
昼間の暑さがウソのように夜中も寒かった。
Lechuguillas出発前、一年五ヶ月間も伸ばした弁髪を遂に切り落とし、ほぼスキンに近い状態にまでカミソリで髪を剃った。
地球、愛、平和、自然、ガンジャ…
そうつぶやきながら、誰かさんのようにベランダから飛び降りてもよかったが、まだまだ僕の頭はイカれてないので無理や。
フライナ~ウ!
ノーセンキュー!
ファックミー! ファックミー!
はちきゅうはちきゅうアバンチュール!
しかし、つるつるの頭はスベスベしていてかなり気持ちいい。
ので、このままスキンを続けようかなぁと思ったが、激烈に寒いし、蚊にアホほど刺されるので、やっぱ伸ばそうと思う。
8時半ぐらいになり、まずは細かい板を道具倉庫にしまう。
袋2つ分なので5分程度で終わった。
その後、朝食。
お粥みたいなんとパン。
そして、コーヒー。
朝は毎日こんな感じやそうや。
朝食が済むと、ぬかるみの上に刈った雑草を敷く作業が始まった。
こうしないと歩きづらいし、雑草もアホほど生える為、上から雑草を敷いて道を作りがてら、新たな雑草の成長を妨げるみたいや。
その後、小さな川を作った。
雨水が木や土に流れていく為の川。
この土地は勾配があるので、基本的には外側から内側へと水が流れるが、よりよく流す為に作ることになったんやろう。
12時頃に仕事が終わる。
後はすべて自由な時間や。
15時か15時半の昼飯までは、シャワー浴びたり洗濯したり、部屋を掃除したり、好きなことをするための時間。
そして、昼飯後も好きなことをするための自由な時間。
20時前にカフェタイムをしたら、一日は終わる。
なんやかんやのんびりした時間が、ゆっくりと進んでる。
こんな感じでええんかなぁ?
と少し思うが、
「ここですることは仕事じゃないよ、遊びよ」
「急がずにゆっくりしよう」
と言ってくれるので、こんな感じでいいんやろう。
”Aquí,todo los días hay mañana”
( ここには毎日、明日がある)
今日出来なくても明日がある。
焦らなくていい。
少しずつ少しずつやっていけばいい。
作ること、食べること、考えること、休むこと。
そのすべてが生き物にとって必要なこと。
必要なことやからこそ、焦らずにゆっくりとやって行けばいい。
地球と一緒にゆっくりのんびり回っときゃええんや。
早く回るんはツイスト踊るときだけでいい。
キチガイみたいに、狂ったまま飛んできゃいい。
忙しく働かなければ、そないに腹も減らん。
少し動いて、少し食べて、たまに羽のばして。
急かせか働いて、稼いで、時間を無くして、心の余裕まで無くしてまう。
そんなようなことはしない。
それがここのスタイル。
なんせNuriaさんは、ここに暮らしてからは一切金を稼いでないらしい。
もう何十年も無収入で暮らしている。
1965年に兄ちゃんのRoberto(ロベルト)と30年間世界中をヒッチで回ったのちに、この土地に住み着いたらしい。
現在はお兄さんが亡くなっているので、1人で住んでいるが。
「ここは好きだから売らずに残そうと思ってる。
売ってしまうと、きっと家が建ち緑が無くなるから。
でも、私はそろそろ違う土地に住みたい。
だから、ここを管理してくれる人を探しているの。
管理人が見つかれば旅に出るつもりよ」
と、Nuriaさんは言う。
「もし2人がここに残ってくれるなら、自分たちの家にして住めばいいよ」
と。
今僕らは客間で寝泊まりしている。
ここには客間以外に、Nuriaの家、キッチン、便所、シャワールーム、修理途中のもう1つの家(ここがゆくゆくは僕らの家になる予定。残るならね)、そして、作りかけのキッチンとシャワールーム。
すべて離れにある。
これから二匹の鶏の為の鶏小屋も作る予定や。
そして、とにかく土地が広いので、作物を育てることも余裕で出来る。
今はNuriaさん1人やからなかなか手入れも大変やが、僕ら2人と、もう1組カップルが住めば、楽しくやって行けそうな気がする。
彼女自身はお金はいらないみたいやが、別に僕らが稼ぐことに関してはいいみたいやし。
なんせ手持ちの金も、貯金も少ししかないので、多少は稼がんとキツイ。
僕の考えでは、ここで育てた野菜を使って食の大半をまかない、余るようなら売るなり物々交換したりして、調味料や他の食材を手に入れりゃいいんちゃうかなと思う。
ビザがもらえりゃこそこそせずに、マッサージで少しずつ稼ぐのもいい。
言葉を覚えれば働きに出たり、営業かますことも出来る。
2人だけやと、1人が働きに出たらここを管理するのが1人になって大変やけど、4人おれば2人が狩りに出て、2人が家を守ればいい。
三人寄れば文殊の知恵なら、四人寄れば文殊の知恵以上のモンがわいてくるやろし。
う~ん、憧れの原始スタイル。
ウンバボー!
まだ来たばっかやから、どないなるかわからんが、僕らの約束の地がここであるならば、残りの人生、まだまだ現役ヒッピーのNuriaさんに捧ぐのもいいやろう。
Nuriaさんのカルマが旅をすることなら、Nuria&Robertoの思い出の地を守っていくことが僕らのカルマなんかもしれんし。
しかし、まあ、明日のことは明日にならにゃわからんけどね~。
なんせ、ここには毎日のように明日があるんやさかい。
”Aquí,todo los días hay mañana”
(アキー トード ロス ディアス アイ マニャーナ)
この言葉をヒッピーだけでなく、すべてのイカレポンチどもに捧げよう。
”ウィッピー! ワッパー!”
”ヒッピー! ハッパー!”
ファックの日に、ここでの初仕事が始まった。
とりあえず朝7時ぐらいに庭をうろついてたら、
「まだ寒いし、地面も濡れてるし、部屋の中にいときなさい。
仕事開始は8時か9時よ」
と、Nuriaさんに言われた。
確かに、昨夜降った雨のせいで地面は濡れてるし、とにかく寒い。
昼間の暑さがウソのように夜中も寒かった。
Lechuguillas出発前、一年五ヶ月間も伸ばした弁髪を遂に切り落とし、ほぼスキンに近い状態にまでカミソリで髪を剃った。
地球、愛、平和、自然、ガンジャ…
そうつぶやきながら、誰かさんのようにベランダから飛び降りてもよかったが、まだまだ僕の頭はイカれてないので無理や。
フライナ~ウ!
ノーセンキュー!
ファックミー! ファックミー!
はちきゅうはちきゅうアバンチュール!
しかし、つるつるの頭はスベスベしていてかなり気持ちいい。
ので、このままスキンを続けようかなぁと思ったが、激烈に寒いし、蚊にアホほど刺されるので、やっぱ伸ばそうと思う。
8時半ぐらいになり、まずは細かい板を道具倉庫にしまう。
袋2つ分なので5分程度で終わった。
その後、朝食。
お粥みたいなんとパン。
そして、コーヒー。
朝は毎日こんな感じやそうや。
朝食が済むと、ぬかるみの上に刈った雑草を敷く作業が始まった。
こうしないと歩きづらいし、雑草もアホほど生える為、上から雑草を敷いて道を作りがてら、新たな雑草の成長を妨げるみたいや。
その後、小さな川を作った。
雨水が木や土に流れていく為の川。
この土地は勾配があるので、基本的には外側から内側へと水が流れるが、よりよく流す為に作ることになったんやろう。
12時頃に仕事が終わる。
後はすべて自由な時間や。
15時か15時半の昼飯までは、シャワー浴びたり洗濯したり、部屋を掃除したり、好きなことをするための時間。
そして、昼飯後も好きなことをするための自由な時間。
20時前にカフェタイムをしたら、一日は終わる。
なんやかんやのんびりした時間が、ゆっくりと進んでる。
こんな感じでええんかなぁ?
と少し思うが、
「ここですることは仕事じゃないよ、遊びよ」
「急がずにゆっくりしよう」
と言ってくれるので、こんな感じでいいんやろう。
”Aquí,todo los días hay mañana”
( ここには毎日、明日がある)
今日出来なくても明日がある。
焦らなくていい。
少しずつ少しずつやっていけばいい。
作ること、食べること、考えること、休むこと。
そのすべてが生き物にとって必要なこと。
必要なことやからこそ、焦らずにゆっくりとやって行けばいい。
地球と一緒にゆっくりのんびり回っときゃええんや。
早く回るんはツイスト踊るときだけでいい。
キチガイみたいに、狂ったまま飛んできゃいい。
忙しく働かなければ、そないに腹も減らん。
少し動いて、少し食べて、たまに羽のばして。
急かせか働いて、稼いで、時間を無くして、心の余裕まで無くしてまう。
そんなようなことはしない。
それがここのスタイル。
なんせNuriaさんは、ここに暮らしてからは一切金を稼いでないらしい。
もう何十年も無収入で暮らしている。
1965年に兄ちゃんのRoberto(ロベルト)と30年間世界中をヒッチで回ったのちに、この土地に住み着いたらしい。
現在はお兄さんが亡くなっているので、1人で住んでいるが。
「ここは好きだから売らずに残そうと思ってる。
売ってしまうと、きっと家が建ち緑が無くなるから。
でも、私はそろそろ違う土地に住みたい。
だから、ここを管理してくれる人を探しているの。
管理人が見つかれば旅に出るつもりよ」
と、Nuriaさんは言う。
「もし2人がここに残ってくれるなら、自分たちの家にして住めばいいよ」
と。
今僕らは客間で寝泊まりしている。
ここには客間以外に、Nuriaの家、キッチン、便所、シャワールーム、修理途中のもう1つの家(ここがゆくゆくは僕らの家になる予定。残るならね)、そして、作りかけのキッチンとシャワールーム。
すべて離れにある。
これから二匹の鶏の為の鶏小屋も作る予定や。
そして、とにかく土地が広いので、作物を育てることも余裕で出来る。
今はNuriaさん1人やからなかなか手入れも大変やが、僕ら2人と、もう1組カップルが住めば、楽しくやって行けそうな気がする。
彼女自身はお金はいらないみたいやが、別に僕らが稼ぐことに関してはいいみたいやし。
なんせ手持ちの金も、貯金も少ししかないので、多少は稼がんとキツイ。
僕の考えでは、ここで育てた野菜を使って食の大半をまかない、余るようなら売るなり物々交換したりして、調味料や他の食材を手に入れりゃいいんちゃうかなと思う。
ビザがもらえりゃこそこそせずに、マッサージで少しずつ稼ぐのもいい。
言葉を覚えれば働きに出たり、営業かますことも出来る。
2人だけやと、1人が働きに出たらここを管理するのが1人になって大変やけど、4人おれば2人が狩りに出て、2人が家を守ればいい。
三人寄れば文殊の知恵なら、四人寄れば文殊の知恵以上のモンがわいてくるやろし。
う~ん、憧れの原始スタイル。
ウンバボー!
まだ来たばっかやから、どないなるかわからんが、僕らの約束の地がここであるならば、残りの人生、まだまだ現役ヒッピーのNuriaさんに捧ぐのもいいやろう。
Nuriaさんのカルマが旅をすることなら、Nuria&Robertoの思い出の地を守っていくことが僕らのカルマなんかもしれんし。
しかし、まあ、明日のことは明日にならにゃわからんけどね~。
なんせ、ここには毎日のように明日があるんやさかい。
”Aquí,todo los días hay mañana”
(アキー トード ロス ディアス アイ マニャーナ)
この言葉をヒッピーだけでなく、すべてのイカレポンチどもに捧げよう。
”ウィッピー! ワッパー!”
”ヒッピー! ハッパー!”
2011年8月31日水曜日
オールド&ヒッピー
8月7日(日)
ついにレチュギージャスを後にした。
家族やボニー一家と再び会うことを約束。
ロマンとの別れ際泣きそうになり、呑んだくれフアンの涙目に感動し、結局ガウデの息子からマッサージ代30ペソを貰えぬまま、小汚いバスに乗りこんだ。
ベラクルスに到着すると、ボスの娘・ロシオと、その恋人ホルヘが待っていた。
グロリアの手作り料理である、モーレとミニージャを渡す為に待ち合わせしていたのだ。
荷物を渡した後、即座に別れを告げようとしたが、バスが当日の夜23時出発しかないということと、仕切りにロシオがバス出発まではどこに行くのかを聞いてくる為、結局ホテルには行かずにロシオの家で休憩することになった。
出発までの間に色々話していると、電話のかけ方を聞いたつもりが電話をかけて欲しいと伝わったのか、ロシオが携帯から次の行き先、Oaxacaにある、”El ranchito(エル ランチト)”の女主人・Nuria(ヌリア)に電話をかけてくれた。
ここに来て初めての、電話越しでのスペイン語での会話。
若干緊張したが、明日の朝6時半にオアハカの二等バスターミナル”AU”に到着することを伝えることが出来た。
彼女は8時に迎えに来てくれるという。
そして、電話越しの声から、ヌリアがお婆ちゃんであることが判明した。
僕は婆ちゃんっこやから、婆ちゃんが大好きや。
乳首の珍毛は数日前に無くなったが、運がやってきた予感。
次の農場では、なんとなく楽しくやっていけそうな気がした。
今回はWWOOFではなくイビキのうるさいホセからの紹介やし、一日三時間半の手伝いでいいみたいやし、カップルの為の部屋もあるってゆーてるし。
ただ、飯がついてるんかどうかだけが心配や。
まあ、無けりゃ無いで草でも食うか!
8月8日(月)
予定より約2時間遅れでオアハカに着いた。
言葉が通じてなかった為に、ヌリアを一等バスターミナルで三時間も待たせてしまった。
まあ、僕らは僕らで二等バスターミナルで二時間待ったが。
結局三人が出会えたのは朝の10時。
それからタクシーに乗って、グエンヅラインにある”El ranchito”を目指した。
にしてもNuriaってば、なんてヒッピーなんでしょう。
海外やパーティーなどで、よく見かけるヒッピーめいたのとも、ヒッピールックがお好きな若者とも違う。
ヒッピーであることを主張していないのに、ヒッピーであることがあからさまに解る。
とにかくオーラがヒッピーや。
この先、
「ヒッピーて一体なんなん?」
って聞かれたら、
「彼女や」
って答えることにしたいぐらいヒッピーや。
彼女自身もこう言っている。
「昔からずっとヒッピーやってきて、今はここに住んでるの。
あっ。ドラッグはやらないよ」。
今年68歳。
「子供が四人に孫もおるけど、みんなヨーロッパに住んでるし、知らん!
私はいま自由だ~!」
町からタクで約20分。
ランチョに到着すると、僕らの他には誰もいなかった。
どうやら僕らだけが手伝うらしい。
でも、まあとりあえず今日は仕事はナシ。
MEZCAL(メスカル)で乾杯し、明日から楽しくやって行こうぜ!
的な話をした。
とにかく朝3〜4時間働いたら、後は自由らしいし、飯も3食あるし、専用の部屋もめちゃくちゃキレイやし。
のんびりやって行こうと思う。
なんせ僕らは、自由で貧乏。
そして、彼女はオールド&ヒッピー!
怖いもんナシや!
ついにレチュギージャスを後にした。
家族やボニー一家と再び会うことを約束。
ロマンとの別れ際泣きそうになり、呑んだくれフアンの涙目に感動し、結局ガウデの息子からマッサージ代30ペソを貰えぬまま、小汚いバスに乗りこんだ。
ベラクルスに到着すると、ボスの娘・ロシオと、その恋人ホルヘが待っていた。
グロリアの手作り料理である、モーレとミニージャを渡す為に待ち合わせしていたのだ。
荷物を渡した後、即座に別れを告げようとしたが、バスが当日の夜23時出発しかないということと、仕切りにロシオがバス出発まではどこに行くのかを聞いてくる為、結局ホテルには行かずにロシオの家で休憩することになった。
出発までの間に色々話していると、電話のかけ方を聞いたつもりが電話をかけて欲しいと伝わったのか、ロシオが携帯から次の行き先、Oaxacaにある、”El ranchito(エル ランチト)”の女主人・Nuria(ヌリア)に電話をかけてくれた。
ここに来て初めての、電話越しでのスペイン語での会話。
若干緊張したが、明日の朝6時半にオアハカの二等バスターミナル”AU”に到着することを伝えることが出来た。
彼女は8時に迎えに来てくれるという。
そして、電話越しの声から、ヌリアがお婆ちゃんであることが判明した。
僕は婆ちゃんっこやから、婆ちゃんが大好きや。
乳首の珍毛は数日前に無くなったが、運がやってきた予感。
次の農場では、なんとなく楽しくやっていけそうな気がした。
今回はWWOOFではなくイビキのうるさいホセからの紹介やし、一日三時間半の手伝いでいいみたいやし、カップルの為の部屋もあるってゆーてるし。
ただ、飯がついてるんかどうかだけが心配や。
まあ、無けりゃ無いで草でも食うか!
8月8日(月)
予定より約2時間遅れでオアハカに着いた。
言葉が通じてなかった為に、ヌリアを一等バスターミナルで三時間も待たせてしまった。
まあ、僕らは僕らで二等バスターミナルで二時間待ったが。
結局三人が出会えたのは朝の10時。
それからタクシーに乗って、グエンヅラインにある”El ranchito”を目指した。
にしてもNuriaってば、なんてヒッピーなんでしょう。
海外やパーティーなどで、よく見かけるヒッピーめいたのとも、ヒッピールックがお好きな若者とも違う。
ヒッピーであることを主張していないのに、ヒッピーであることがあからさまに解る。
とにかくオーラがヒッピーや。
この先、
「ヒッピーて一体なんなん?」
って聞かれたら、
「彼女や」
って答えることにしたいぐらいヒッピーや。
彼女自身もこう言っている。
「昔からずっとヒッピーやってきて、今はここに住んでるの。
あっ。ドラッグはやらないよ」。
今年68歳。
「子供が四人に孫もおるけど、みんなヨーロッパに住んでるし、知らん!
私はいま自由だ~!」
町からタクで約20分。
ランチョに到着すると、僕らの他には誰もいなかった。
どうやら僕らだけが手伝うらしい。
でも、まあとりあえず今日は仕事はナシ。
MEZCAL(メスカル)で乾杯し、明日から楽しくやって行こうぜ!
的な話をした。
とにかく朝3〜4時間働いたら、後は自由らしいし、飯も3食あるし、専用の部屋もめちゃくちゃキレイやし。
のんびりやって行こうと思う。
なんせ僕らは、自由で貧乏。
そして、彼女はオールド&ヒッピー!
怖いもんナシや!
メキシコ人はコロナが嫌い
とうとう8月に入った。
なんやかんや延びたが、8月7日(日)にこの町を出る。
ちなみに今は5日(金)。
出発は明後日。
先週に引き続き、マッサージが忙しい。
なんせ小さな田舎町。
日本人が出て行くということが、一瞬にして知れ渡る。
だから、ここぞとばかりにマッサージの依頼が殺到するし、
「家にご飯食べにおいでよ」
とのお誘いもちょこちょこ入る。
嬉しい限りや。
出て行くというとみんな、
「この町を嫌いになったの?」
と聞いてくるが、そうではない。
大好きやからこそ出て行くのだ。
このままあと二ヶ月も居候していては、逆に町の人らが僕らを嫌いになるやろう。
「ええかげん帰れよ」
と。
だがしかし、また帰ってくるつもりでおる。
町の人たちや、レオン一家やボニー一家にまた会いたい。
レオン一家にいたっては、家族扱いしてくれている。
だから僕も家族のように思っている。
”ファミリア エン メヒコ”!
そういや、最近仲良くなった、ロマンの娘の15añosにInvitación(インビタシオン:招待)されている。
メキシコでは15añosと言って、15歳になった女の子を盛大に祝う習慣がある。
成人式のように、ハタチになったチンコマンコを一斉に集めたはいいが、ロケット花火打ち上げられたり、しばかれたり、説教するつもりが、逆に絶叫する羽目になるような、アホアホパレードではない。
15歳の誕生日に、その女の子の為だけに、家族や友達、町の人たちが総出で祝う。
ドレス来て、タキシード姿の男のコにエスコートされ、ビール呑んで、ええ飯食って、踊り狂う。
まるで結婚式や!
まだ行ったことないので、ぜひ行きたい。
あっ。
男の15añoはないよ。
しょせんただの種馬や。
このまま行くと、またシモネタ系日記になってまいそうやので、ここらでキモチを切りかえるとしよう。
「メキシコのビールといえば?」
と日本人に尋ねると、大半が
「コロナ」
と答えるのではないだろうか?
コロナの瓶に差し込まれたライムを、人差し指で中に落としては乾杯する。
まあ、これが主流やろう。
僕も昔はよくわからないままに、こうして呑んでた。
でも、コロナはあまり好きやないので、ごくごくたまにね。
しかし、実際メキシコに来てみると、こんな飲み方してる人は1人も見たことがない。
こっちでは、cerveza(セルベッサ:麦酒)を注文すると、ライムと塩が皿にのっかって出てくる。
それを好みに合わせ、ライムを絞っていれたり、塩を瓶や缶、またはグラスの淵につけて呑む。
メキシコではそれが主流や。
でも、コロナは若干苦味があるせいか、まんまで呑んでる人の方が多い気がする。
それに、コロナよりSol(ソル)の方が人気がある。
きっと薄味のビールに、塩とライムがよく合うからやろう。
僕もソルの方が好きや。
でも、日本のビールはキリンがいい。
クラシックラガーの苦味が好きや。
昭和、大正、明治シリーズが売ってた日にゃ、大喜びで買い込む。
苦味とコクがたまらん。
が、この太陽の国で生活する男たちは、苦味があまり好きではないようや。
クッキーとかチョコミルクとか、甘いモン大好きやし。
だから、乳搾りの爺ちゃん・ロマンは、コロナが嫌いで呑まへんし、マルセリーノも、
「ソルとコロナ、どっちが好き?」
と聞いてくる。
「ソル」
と答えると大喜びやが、
「コロナ」
と答えた日にゃ、きっと手に持ったトンカチで頭カチ割られるやろう。
ロベルトに至っては、一度口に含んだコロナを、
「うわ、まずっ!」
と、店の真ん前で吐き捨て。
「こんなクソみたいなビール呑めるか!」
と、悪態をつくほどや。
もしかしたら日本に置いてあるコロナは、メキシコで売れ残った結果、シブシブ送られてきた物なのではないだろうか?
それも腐りかけ手前のコロナを。
そうやとしたら納得がいく。
メキシコで呑むコロナと、日本で呑むコロナとの味の違いに。
日本でコロナを呑むならば、”michelada”(ミチェラーダ:ビールにサルサやライムを入れた、バカうまカクテル)にするべきや。
味が誤魔化されるばかりか、めちゃウマやから。
日本に帰ったさいには、ぜひぜひ皆さん、合言葉”ミチェラーダ”で、乾杯でもしようではないか。
とびきりうまいミチェラーダを作りますよ。
だから、たくさんの発泡酒を用意しといてよ。
多分普通のビールじゃ、逆にまずくなるから、発泡酒あたりが最適やと思うし、日本じゃコロナは高いから、なかなか買えないし。
なんかむしょうにBARやりたくなってきた。
あ~おっ!
ー僕の好きなメキシコビールー
(メキシコに行くことがあれば、ぜひぜひ参考に)
ーリッター編ー
とにかく安く、量呑みたいなら、カグアマ!
Sol(ソル)…日本でも結構置いてる薄味セルベッサ。
ライムと塩を絞れば完璧すぎるほどにうまい!
脂っこい豚の頭肉のタコスを食べるときに、相性ピッタリじゃけん!
確か1180ml…23〜25ペソ。
Victoria(ビクトリア)…正味言うことなしの酒やね。
安いわ。コクあるわ。ミチェラーダにしてもうまいわ。
しょっぼいつまみとも合うわ。
この町にないのが残念なぐらいに、うますぎるセルベッサ。
確か1200ml…20ペソ。
Superior(スペリオル)…金はない。
でも呑みたい!
わがままいうならつまみも食べたい!
そんなときにはスペリオル。
若干薄すぎる味も塩とライムで気にしない気にしない。
酔ってしまえばこっちのもん!
確か945ml…15ペソ。
Indio(インディオ)…これがまたなかなか見んなぁおもたら、コンビニに大量に置いてあったりする。
ビクトリアにひけをとらへんコク。
そして男らしいボトルデザイン!
ああ、もう、今すぐ呑みたい!
サルサ舐めながら、夢見ながら!
確か1180ml…19ペソ。
ー高級小瓶編ー
うまいねんけど高いから。
どうせ呑むならこじゃれた酒場で、もひとつおまけに誰かのオゴリで。
Negra modelo(ネグラモデロ)…うまいね。うまい!
それしか言えんね。
つまみはいらん。逆に邪魔!
でも、ちょっと重いから一杯でいいし、小腹空いてる時に呑みたいね。
黄昏ながら。
Bohemia(ボエミア)…ネグラモデロを超えた極上セルベッサ。
週末や給料日に呑みたい男の酒。
メキシコ麦酒界のプレミアムモルツ!
でも、あのいや~なアロマはないからご心配なく。
自由奔放にチンポ丸出しで呑みたいね~ん!
ボヘミア~ン!
※共にオゴリで呑んでるから値段はわからん。
Lechuguillasの海沿いレストランでは、共に15ペソ。
でも、いつもニーチョのオゴリ。
Viva! Baco(バッカス)!
なんやかんや延びたが、8月7日(日)にこの町を出る。
ちなみに今は5日(金)。
出発は明後日。
先週に引き続き、マッサージが忙しい。
なんせ小さな田舎町。
日本人が出て行くということが、一瞬にして知れ渡る。
だから、ここぞとばかりにマッサージの依頼が殺到するし、
「家にご飯食べにおいでよ」
とのお誘いもちょこちょこ入る。
嬉しい限りや。
出て行くというとみんな、
「この町を嫌いになったの?」
と聞いてくるが、そうではない。
大好きやからこそ出て行くのだ。
このままあと二ヶ月も居候していては、逆に町の人らが僕らを嫌いになるやろう。
「ええかげん帰れよ」
と。
だがしかし、また帰ってくるつもりでおる。
町の人たちや、レオン一家やボニー一家にまた会いたい。
レオン一家にいたっては、家族扱いしてくれている。
だから僕も家族のように思っている。
”ファミリア エン メヒコ”!
そういや、最近仲良くなった、ロマンの娘の15añosにInvitación(インビタシオン:招待)されている。
メキシコでは15añosと言って、15歳になった女の子を盛大に祝う習慣がある。
成人式のように、ハタチになったチンコマンコを一斉に集めたはいいが、ロケット花火打ち上げられたり、しばかれたり、説教するつもりが、逆に絶叫する羽目になるような、アホアホパレードではない。
15歳の誕生日に、その女の子の為だけに、家族や友達、町の人たちが総出で祝う。
ドレス来て、タキシード姿の男のコにエスコートされ、ビール呑んで、ええ飯食って、踊り狂う。
まるで結婚式や!
まだ行ったことないので、ぜひ行きたい。
あっ。
男の15añoはないよ。
しょせんただの種馬や。
このまま行くと、またシモネタ系日記になってまいそうやので、ここらでキモチを切りかえるとしよう。
「メキシコのビールといえば?」
と日本人に尋ねると、大半が
「コロナ」
と答えるのではないだろうか?
コロナの瓶に差し込まれたライムを、人差し指で中に落としては乾杯する。
まあ、これが主流やろう。
僕も昔はよくわからないままに、こうして呑んでた。
でも、コロナはあまり好きやないので、ごくごくたまにね。
しかし、実際メキシコに来てみると、こんな飲み方してる人は1人も見たことがない。
こっちでは、cerveza(セルベッサ:麦酒)を注文すると、ライムと塩が皿にのっかって出てくる。
それを好みに合わせ、ライムを絞っていれたり、塩を瓶や缶、またはグラスの淵につけて呑む。
メキシコではそれが主流や。
でも、コロナは若干苦味があるせいか、まんまで呑んでる人の方が多い気がする。
それに、コロナよりSol(ソル)の方が人気がある。
きっと薄味のビールに、塩とライムがよく合うからやろう。
僕もソルの方が好きや。
でも、日本のビールはキリンがいい。
クラシックラガーの苦味が好きや。
昭和、大正、明治シリーズが売ってた日にゃ、大喜びで買い込む。
苦味とコクがたまらん。
が、この太陽の国で生活する男たちは、苦味があまり好きではないようや。
クッキーとかチョコミルクとか、甘いモン大好きやし。
だから、乳搾りの爺ちゃん・ロマンは、コロナが嫌いで呑まへんし、マルセリーノも、
「ソルとコロナ、どっちが好き?」
と聞いてくる。
「ソル」
と答えると大喜びやが、
「コロナ」
と答えた日にゃ、きっと手に持ったトンカチで頭カチ割られるやろう。
ロベルトに至っては、一度口に含んだコロナを、
「うわ、まずっ!」
と、店の真ん前で吐き捨て。
「こんなクソみたいなビール呑めるか!」
と、悪態をつくほどや。
もしかしたら日本に置いてあるコロナは、メキシコで売れ残った結果、シブシブ送られてきた物なのではないだろうか?
それも腐りかけ手前のコロナを。
そうやとしたら納得がいく。
メキシコで呑むコロナと、日本で呑むコロナとの味の違いに。
日本でコロナを呑むならば、”michelada”(ミチェラーダ:ビールにサルサやライムを入れた、バカうまカクテル)にするべきや。
味が誤魔化されるばかりか、めちゃウマやから。
日本に帰ったさいには、ぜひぜひ皆さん、合言葉”ミチェラーダ”で、乾杯でもしようではないか。
とびきりうまいミチェラーダを作りますよ。
だから、たくさんの発泡酒を用意しといてよ。
多分普通のビールじゃ、逆にまずくなるから、発泡酒あたりが最適やと思うし、日本じゃコロナは高いから、なかなか買えないし。
なんかむしょうにBARやりたくなってきた。
あ~おっ!
ー僕の好きなメキシコビールー
(メキシコに行くことがあれば、ぜひぜひ参考に)
ーリッター編ー
とにかく安く、量呑みたいなら、カグアマ!
Sol(ソル)…日本でも結構置いてる薄味セルベッサ。
ライムと塩を絞れば完璧すぎるほどにうまい!
脂っこい豚の頭肉のタコスを食べるときに、相性ピッタリじゃけん!
確か1180ml…23〜25ペソ。
Victoria(ビクトリア)…正味言うことなしの酒やね。
安いわ。コクあるわ。ミチェラーダにしてもうまいわ。
しょっぼいつまみとも合うわ。
この町にないのが残念なぐらいに、うますぎるセルベッサ。
確か1200ml…20ペソ。
Superior(スペリオル)…金はない。
でも呑みたい!
わがままいうならつまみも食べたい!
そんなときにはスペリオル。
若干薄すぎる味も塩とライムで気にしない気にしない。
酔ってしまえばこっちのもん!
確か945ml…15ペソ。
Indio(インディオ)…これがまたなかなか見んなぁおもたら、コンビニに大量に置いてあったりする。
ビクトリアにひけをとらへんコク。
そして男らしいボトルデザイン!
ああ、もう、今すぐ呑みたい!
サルサ舐めながら、夢見ながら!
確か1180ml…19ペソ。
ー高級小瓶編ー
うまいねんけど高いから。
どうせ呑むならこじゃれた酒場で、もひとつおまけに誰かのオゴリで。
Negra modelo(ネグラモデロ)…うまいね。うまい!
それしか言えんね。
つまみはいらん。逆に邪魔!
でも、ちょっと重いから一杯でいいし、小腹空いてる時に呑みたいね。
黄昏ながら。
Bohemia(ボエミア)…ネグラモデロを超えた極上セルベッサ。
週末や給料日に呑みたい男の酒。
メキシコ麦酒界のプレミアムモルツ!
でも、あのいや~なアロマはないからご心配なく。
自由奔放にチンポ丸出しで呑みたいね~ん!
ボヘミア~ン!
※共にオゴリで呑んでるから値段はわからん。
Lechuguillasの海沿いレストランでは、共に15ペソ。
でも、いつもニーチョのオゴリ。
Viva! Baco(バッカス)!
2011年8月30日火曜日
八月の迷走王
パパントラから帰ってきてからは、カルロスの手伝いやマッサージやらで、何やかんや忙しいまま一週間が過ぎた。
そして、とうとう運命の日がやって来た。
7月29日(金)。
朝食を食べているときに、ボスに言った。
「来週この町を出て行くよ」。
「何故?」
オアハカの農場を手伝う必要があるのだと説明すると、それならば仕方ないと納得してくれた。
が、ボスもグロリアも悲しんでいた。
正直僕もさびしい。
ボスやグロリア。そして、この町の人たちは、ホンマにやさしくしてくれるから。
でも、遅かれ早かれいつかは出て行かなあかん。
それが来週なんか来月なんかの違いなだけ。
それならば早い方がいい。
長くいればいるだけ辛くなる。
ベッドも相変わらず固いから、日に日に体にもガタがきてる。
人のマッサージをしてる場合ではないレベルに達している。
それに、八月に入ればより暑くなるやろう。
豚の臭いが増す前に、この小屋から出て行くのが得策や。
数日前に一匹売られていったとはいえ、まだまだ臭いの元は断ち切られてはいない。
それに、蚊の交尾を眺めるのにも、もう飽きた。
これほどまでに生命の誕生を呪ったことはない。
ボウフラだけは勘弁してくれ。
そして、忘れていたが僕は、タンポポ教の教祖。
新たな風に乗り、まだ見ぬ場所へふらりふらりと向かうのが、タンポポ教の基本的教え。
教祖がうっかり根付いてしまったならば、誰が悩める子羊たちを堕落した方向へと導くのだろう?
誰かが水を与えてくれることに慣れすぎていた。
水を与えられるのは、雨の日だけで十分や。
僕は丁寧に育てられるプランターではなく、放置プレイ大好きな雑草みたいなもんなんやから。
お世話されると萎えてしまうが、ほったらかされるとグングン成長しちゃうんだよ。
そんなもんだよ雑草わ。
そして、寝転ぶと意外と気持ちいんだよ雑草わ。
朝立ち・旅立ち・一人立ち…
ああ、ビザが欲しい。家が欲しい。職が欲しい。
正社員になりたいなんてワガママは言わないよ。
だけど、だけども、ある程度の収入は欲しいなぁ。
昨日はマッサージで350ペソと、リッタービールを3本稼いだ。
これが毎日でもあればかなりの高級取りやが、たま~にしかないんやもんなぁ。
都会ならもっと稼げるんやろうけど、なんせ労働ビザはない。
だから、無資格闇マッサージ師は、田舎の小さな豚くさい小屋で、こそこそと稼ぐしかない。
ゴビエルノ(政府)にバレないように。
なんせこの国のゴビエルノとポリはイカれてるらしいから、見つかると何されるかわからん。
まあ、大阪のポリもたいがいイカれてるが。
たまに信号待ちで隣にチャリポリが止まり、思わず、
「あっ! ポリや!」
と言ってしまうことがある。
するとポリは、
「誰がポリや!」
と、頭をはたいてくる。
なんでやねん?
誰がポリやて、あんたがポリや。
あんたがポリやなくて、誰がポリやねん。
ご丁寧に背中にポリスとまで書いてるくせに、自分がポリやということを理解していない。
きっと自分のことを、犬やとでもおもてるんやろう。
金さえ払えば犯罪を見て見ぬフリするこの国のポリと、自分のことを犬やと思っている大阪のアニマルポリスメンと、一体どっちがイカれポンチなんやろう??
まあ、そんなことはどうでもいいか。
1番の問題は、俺たちに明日があるのか無いのかや。
まあ、明日ぐらいはあるとして、
「…未来、あるのかな?」
そして、とうとう運命の日がやって来た。
7月29日(金)。
朝食を食べているときに、ボスに言った。
「来週この町を出て行くよ」。
「何故?」
オアハカの農場を手伝う必要があるのだと説明すると、それならば仕方ないと納得してくれた。
が、ボスもグロリアも悲しんでいた。
正直僕もさびしい。
ボスやグロリア。そして、この町の人たちは、ホンマにやさしくしてくれるから。
でも、遅かれ早かれいつかは出て行かなあかん。
それが来週なんか来月なんかの違いなだけ。
それならば早い方がいい。
長くいればいるだけ辛くなる。
ベッドも相変わらず固いから、日に日に体にもガタがきてる。
人のマッサージをしてる場合ではないレベルに達している。
それに、八月に入ればより暑くなるやろう。
豚の臭いが増す前に、この小屋から出て行くのが得策や。
数日前に一匹売られていったとはいえ、まだまだ臭いの元は断ち切られてはいない。
それに、蚊の交尾を眺めるのにも、もう飽きた。
これほどまでに生命の誕生を呪ったことはない。
ボウフラだけは勘弁してくれ。
そして、忘れていたが僕は、タンポポ教の教祖。
新たな風に乗り、まだ見ぬ場所へふらりふらりと向かうのが、タンポポ教の基本的教え。
教祖がうっかり根付いてしまったならば、誰が悩める子羊たちを堕落した方向へと導くのだろう?
誰かが水を与えてくれることに慣れすぎていた。
水を与えられるのは、雨の日だけで十分や。
僕は丁寧に育てられるプランターではなく、放置プレイ大好きな雑草みたいなもんなんやから。
お世話されると萎えてしまうが、ほったらかされるとグングン成長しちゃうんだよ。
そんなもんだよ雑草わ。
そして、寝転ぶと意外と気持ちいんだよ雑草わ。
朝立ち・旅立ち・一人立ち…
ああ、ビザが欲しい。家が欲しい。職が欲しい。
正社員になりたいなんてワガママは言わないよ。
だけど、だけども、ある程度の収入は欲しいなぁ。
昨日はマッサージで350ペソと、リッタービールを3本稼いだ。
これが毎日でもあればかなりの高級取りやが、たま~にしかないんやもんなぁ。
都会ならもっと稼げるんやろうけど、なんせ労働ビザはない。
だから、無資格闇マッサージ師は、田舎の小さな豚くさい小屋で、こそこそと稼ぐしかない。
ゴビエルノ(政府)にバレないように。
なんせこの国のゴビエルノとポリはイカれてるらしいから、見つかると何されるかわからん。
まあ、大阪のポリもたいがいイカれてるが。
たまに信号待ちで隣にチャリポリが止まり、思わず、
「あっ! ポリや!」
と言ってしまうことがある。
するとポリは、
「誰がポリや!」
と、頭をはたいてくる。
なんでやねん?
誰がポリやて、あんたがポリや。
あんたがポリやなくて、誰がポリやねん。
ご丁寧に背中にポリスとまで書いてるくせに、自分がポリやということを理解していない。
きっと自分のことを、犬やとでもおもてるんやろう。
金さえ払えば犯罪を見て見ぬフリするこの国のポリと、自分のことを犬やと思っている大阪のアニマルポリスメンと、一体どっちがイカれポンチなんやろう??
まあ、そんなことはどうでもいいか。
1番の問題は、俺たちに明日があるのか無いのかや。
まあ、明日ぐらいはあるとして、
「…未来、あるのかな?」
パパントラ? or パンパントラ?
7月20日(水)
前日に叫びすぎたせいか、裸でワイン呑んでたせいか、風邪をこじらせ寝込んでしまった。
熱も出てかなりしんどい。
それでも、ハニーのバースデー祝い in メヒコ。
せめてもと思い、残りのワインと、テキーラ NEW ボトルを開けて乾杯した。
2人がテキーラを好きになるきっかけとなった、"Real Haciendaーレアル アシエンダー"
という名前のやつをやっつけた。
寝て呑んで食べて、また寝てを繰り返すうちに、あっという間に夜になり床に入るが、外を走る車の音がうるさくて、まったく眠れない。
それに、宿の人間がドアをバンバン開け閉めする音を聞くたびに、イライラする。
客がおることを忘れているのか、夜中になっても話声とシャッターを開け閉めするガラガラガラ~という音が何度も何度も鳴り響く。
そういや昨晩もそやった。
何故や?
普通宿の人間も夜中には寝るやろう?
一体何をしてこんな遅くまで起きてるんや?
僕ら以外にも子連れの夫婦が一組泊まってるんやから、気を使いなさいよと言いたい。
そんな感じで眠れないまま、夜中の2時か3時をまわった頃、廊下から女性のわめき声が聞こえてきた。
「あ~」
一瞬、なにか事件でも起きたのか?
と驚いたが、よく聞くと何のこっちゃない、ただの夜のルチャ・リブレ(プロレス)や。
「あ~! あ~! お~いぇ~! ああ~!」
何度も何度も女は喘ぐ。
こんな夜中に。
こんな大声で。
恥ずかしくはないのだろうか?
他に客が泊まってることを知らないのだろうか?
それとも羞恥プレイか?
ここまでされたら笑うしかない。
深夜の廊下でパンパンパンパン‥
パパントラ。
いや、パンパントラ。
これはもう尊敬に値する行為。
しょせん男と女はチンコとマンコ。
アダムとイヴの真の名前も、チンコとマンコやろう。
すべての始まりはファックでしかないんやから。
しかし、ここで疑問が1つ。
一体やってるのは誰なんやろう?
宿屋の夫婦か?
それとも息子が彼女とやってんのか?
まさか、もう一組の夫婦ではあるまい。
ガキ連れなんやし。
しかし、なんぼなんでも宿の人間が、大声でおっぱじめたりはしないやろう。
しかも廊下で。
そこで僕は考えた。
1.深夜になっても人の話声がちょこちょこする。
2.誰かしらが出入りしている雰囲気が漂っている。
3.宿の名前が”Mesón del conejoーメソン デル コネホー”
(うさぎちゃんの宿)である。
これから推測するに、この宿は売春婦御用達の宿なんだろうと。
ならば、すべてにおいて納得がいく。
シャッターの音も、人の話声も、廊下での1ラウンドK.Oも。
きっと、酒に酔ったちょい悪オヤジが女口説いて、イタズラに廊下でおっぱじめたんやろう。
宿の人間も、ちょっぴり困り顔で苦笑いしてたんではなかろうか?
それにしても、あの狭い廊下で、どんな体位でリブレしてたんやろう?
バック?
駅弁?
正常位?
それとも、ミルマスカラスもビックリな体位で、この酔いどれルチャドールは、猛攻撃をかましていたのだろうか?
見たわけじゃないので答えは風の中。
ただ言えるのは、フィニッシュ決めた後の女のクシャミ1つで、男のナニは瞬時に萎えたであろうことだけ。
そして、僕は心の中で、
(Salud-サルー-(お大事に))
と言ってあげた。
今後、うさちゃんの宿なる名前のついたホテルには、何があっても泊まるまい。
僕は特にプロレスが好きなわけじゃないから。
リングの上にしてもベッドの上にしても、所詮ショーの方が盛り上がるんやろう?
チンコは使ってもガチンコではあるまい。
まあ、それでも三こすり半劇場よりは、ショービジネスか?
さよなら岩谷テンホー!
さよならパパントラ!
さよならうさぎちゃん!
前日に叫びすぎたせいか、裸でワイン呑んでたせいか、風邪をこじらせ寝込んでしまった。
熱も出てかなりしんどい。
それでも、ハニーのバースデー祝い in メヒコ。
せめてもと思い、残りのワインと、テキーラ NEW ボトルを開けて乾杯した。
2人がテキーラを好きになるきっかけとなった、"Real Haciendaーレアル アシエンダー"
という名前のやつをやっつけた。
寝て呑んで食べて、また寝てを繰り返すうちに、あっという間に夜になり床に入るが、外を走る車の音がうるさくて、まったく眠れない。
それに、宿の人間がドアをバンバン開け閉めする音を聞くたびに、イライラする。
客がおることを忘れているのか、夜中になっても話声とシャッターを開け閉めするガラガラガラ~という音が何度も何度も鳴り響く。
そういや昨晩もそやった。
何故や?
普通宿の人間も夜中には寝るやろう?
一体何をしてこんな遅くまで起きてるんや?
僕ら以外にも子連れの夫婦が一組泊まってるんやから、気を使いなさいよと言いたい。
そんな感じで眠れないまま、夜中の2時か3時をまわった頃、廊下から女性のわめき声が聞こえてきた。
「あ~」
一瞬、なにか事件でも起きたのか?
と驚いたが、よく聞くと何のこっちゃない、ただの夜のルチャ・リブレ(プロレス)や。
「あ~! あ~! お~いぇ~! ああ~!」
何度も何度も女は喘ぐ。
こんな夜中に。
こんな大声で。
恥ずかしくはないのだろうか?
他に客が泊まってることを知らないのだろうか?
それとも羞恥プレイか?
ここまでされたら笑うしかない。
深夜の廊下でパンパンパンパン‥
パパントラ。
いや、パンパントラ。
これはもう尊敬に値する行為。
しょせん男と女はチンコとマンコ。
アダムとイヴの真の名前も、チンコとマンコやろう。
すべての始まりはファックでしかないんやから。
しかし、ここで疑問が1つ。
一体やってるのは誰なんやろう?
宿屋の夫婦か?
それとも息子が彼女とやってんのか?
まさか、もう一組の夫婦ではあるまい。
ガキ連れなんやし。
しかし、なんぼなんでも宿の人間が、大声でおっぱじめたりはしないやろう。
しかも廊下で。
そこで僕は考えた。
1.深夜になっても人の話声がちょこちょこする。
2.誰かしらが出入りしている雰囲気が漂っている。
3.宿の名前が”Mesón del conejoーメソン デル コネホー”
(うさぎちゃんの宿)である。
これから推測するに、この宿は売春婦御用達の宿なんだろうと。
ならば、すべてにおいて納得がいく。
シャッターの音も、人の話声も、廊下での1ラウンドK.Oも。
きっと、酒に酔ったちょい悪オヤジが女口説いて、イタズラに廊下でおっぱじめたんやろう。
宿の人間も、ちょっぴり困り顔で苦笑いしてたんではなかろうか?
それにしても、あの狭い廊下で、どんな体位でリブレしてたんやろう?
バック?
駅弁?
正常位?
それとも、ミルマスカラスもビックリな体位で、この酔いどれルチャドールは、猛攻撃をかましていたのだろうか?
見たわけじゃないので答えは風の中。
ただ言えるのは、フィニッシュ決めた後の女のクシャミ1つで、男のナニは瞬時に萎えたであろうことだけ。
そして、僕は心の中で、
(Salud-サルー-(お大事に))
と言ってあげた。
今後、うさちゃんの宿なる名前のついたホテルには、何があっても泊まるまい。
僕は特にプロレスが好きなわけじゃないから。
リングの上にしてもベッドの上にしても、所詮ショーの方が盛り上がるんやろう?
チンコは使ってもガチンコではあるまい。
まあ、それでも三こすり半劇場よりは、ショービジネスか?
さよなら岩谷テンホー!
さよならパパントラ!
さよならうさぎちゃん!
場末の酒場でツイスト&シャウト!
lechuguillasを離れ、Papantla(パパんトラ)っつう観光地にやって来た。
仕事ではなく、たんなる息抜きに。
ハニーの誕生日祝いをするにも、豚小屋の隣りの小屋では格好もつかんしね。
7月19日(火)
町からタクシーで15分ぐらい走った所にある、『El tajin-エルタヒン-』という、有名な遺跡に向かった。
ボス情報では、町→遺跡=1人20ペソとのことだったので、1人15ペソのタクシーの方が安いはず。
だが、ボス情報は意外と間違ってることが多いので、もしかしたらもしかするかもしれない。
考えんとこう。
初のエルタヒン。
森林に囲まれた平地に、ピラミッドが数個立ち並ぶ。
遺跡マニアの僕がこの遺跡を批評するとすれば、まちゃあき風に言えば、
星1つ!!!!!
数は多いが、何か決めてにかける。
これといって見所がない。
有名なわりには意外としょぼい。
51ペソもするのに。
ただ、遺跡の隅を流れる小川が、キレイやったから良しとしよう。
そして、遺跡前でやってるこれまた有名な催し物を見る。
ボラドレスと呼ばれる催し物。
伝統衣装に身を包んだオヤジたちが、笛吹きながらポールの周りを儀式的ダンスしながら回る。
めちゃくちゃだるそうに踊る。
きっともう、同じ踊りを踊ることに疲れたんやろう。
毎日毎日繰り返す、同じ踊りを踊ることに飽きた中年男性。
そんな彼の気持ちを、心から理解したいとは思わない。
なんせこっちは、1人20ペソも払ってるんやから。
勝手に"およげたい焼きくん"でも聴いときゃいいがな。
仕事や仕事! ちゃんと踊らんかいな!
踊りが終わると、1人1人順番に、ポールを登って行く。
ポールの高さは30〜40メートルぐらいや思う。
てっぺんに四人登り終えると、ロープをぐるぐるポールに巻きつける。
そして、コマのようにポールを回し、その動きを利用して逆さ吊りになったオヤジたちが、ポールの周りを回りながら降りてくる。
一本のロープが命綱。
ちぎれたら、脳天かち割れて死んぢまうやろう。
太っちょのおっちゃんが1人、腰に巻きつけたロープと、ズボンのゴムが緩んで落ちそうになっていた。
落ちまい落ちまいと、腰のロープとズボンを必死に押さえつける姿は、決して美しいとは言えなかった。
きっと太りすぎているために、肉圧でロープもゴムもしっかりと締まらんのやろう。
仲間のうちの誰かが注意すべきや。
「飛べない豚はただの豚だ!」
と。
一通り見終わり、
「ここから町までは70ペソや」
と、観光客をぼったくろうとするタクシーをパスし、行きと同じ1人15ペソのタクで町に帰ってくると、同じ催し物が教会前で無料でやっていた。
しかも、みんな痩せていて動きがテキパキや。
わちゃあ!
そういえばここに来る前にボスが、
「Papantlaは小さい町やから何もないで」
と言った。
が、実際来てみると、レチュギージャスどころか、カランサよりもデカイではないか。
ホテルにWi-Fiもあるし。
しかし、たしかに何もないっちゃあ何もない。
でもそれは一部の人間からしたらの話で、物欲でなく酒欲の多い僕らからしたら、何もないことはない。
どこの町にもきっとそれはあるはず。
‥イカれた奴らが溜まる場所。
‥とびきり安く酔える場所。
そう、それはカンティーナ(酒場)。
僕らが歩くのは、いつだってティンゴン(最高)なカンティーナを探す為や。
トボトボと町を歩くこと数分。
やはりあった!
一瞬、扉が開いたのを見逃さなかった。
看板すら無い怪しげな扉のむこうには、数人の人影が見えた。
まだ4時すぎやいうのに、仕事もせずに酒を組み交わしているんやろう。
すてきや!
素敵すぎる!
これはすぐさま行かなければならない。
酒場の向かい側でビラを配る兄さんに、安いかどうか尋ねる。
これが1番大事。
すると安いとは答えたが、後ろにいたお姉さんが微妙な顔をした。
この微妙な顔は、
「えっ。安いかぁ?」
の顔ではなく、
「安いけどヤバイんちゃう?」
の方の顔やった。
ボラーチャ(酔っ払い)共がたむろしている臭いがプンプンや。
期待に胸膨らませ、重たい酒場の扉を開けた。
薄暗い店内。
ポツリポツリと現地人が、イスに腰掛けビールを呑んでいる。
西部劇に出てきそうな作りのバー。
なのに、この雰囲気にまったく似つかわしくない、シンセサイザーによる生演奏が行なわれていた。
よそ者の東洋人を見つめる冷たい視線。
いつもなら明るいメキシカンが1人か2人、
「へい! ハポネス? チーノ?
サル~!」
と、声をかけてくるはずなのに、今日に感しては、今すぐ帰りなさい的な雰囲気が流れている気がした。
しかし、ここで帰ってはダサい。
ダサすぎる。
が、いちおう隅っこの方のテーブルを選び腰掛けた。
カウンターに腰掛け、
「アイスミルクをくれ」
と注文してもよかったのだが、犬みたいな顔をした奴に、
「よそ者は帰りな」
と言われるのも嫌やし、左腕のサイコガンはとうの昔に無くしてしまっている。
だから、安全策として隅を選んだのだ。
カグアマ・ビクトリアを注文し、2人で乾杯!
メキシコ時間では19日だが、日本では20日の朝6時。
ハニーのバースデーを祝うには、なかなかこじゃれすぎた場所だ。
ここは。
愛想悪い店員が、客の席に着き酒を呑む。
負けじと売春婦も男性客の横に着き、ミニスカートからハミ出たボンレスハムを、右へ左へ大忙し。
ハムの人・別所さんでもこんなに忙しくはないだろう。
さっきのお姉さんの微妙な顔は、こーゆーことを思ってのことやったんやろう。
確かにカップルで入る店にしては、少々似つかわしくない。
ここは早々に、とりあえずもう1本だけ呑んだら出よう!
なんて考えてたら、ちょっぴりイカついオッちゃんと目があったので、かるくあいさつした。
すると、オッちゃんが、なんか手振りで伝えてきた。
店内がうるさいので聞こえないが、何を伝えようとしているのか、瞬時に理解した。
そう、
これは、
いつもの、
お決まりの、
貰いコジキの、
とてもうれしい、
It's a ショータイム!
た・だ・ざ・け!
キンキンに冷えた、新しいリッター瓶がテーブルの上に運ばれてくる。
イェ~イ!
貰いコジキ歴・30年。
子供の頃と違い、今では働けば金を稼げる大人。
好きな服も買えれば、好きなバーに行くことも出来る。
やのになんでやろ?
おごってもらえる瞬間て、なんでこんなにもうれしいんやろう。
嫌なことも何もかも忘れ、うれしさを噛み締めることが出来る。
そして、今、口に含んだこの黄金色した液体が、世界で1番うまい呑み物なのだ。
新たにもう1本おごってもらう。
と、同時にオッちゃんが相席することに。
顔は怖いが、やさしく無口なセニョールが、腰掛けてまもなく口を開いた。
「俺は1985年に韓国に行ったんだよ。
だから、お前たちに酒をお・ご・る・の・さ」。
僕は思った。
日本人であることは隠そうと。
これは、日本人であることがバレた瞬間に、運ばれてくるビールがストップすることを嘆き悲しむのが嫌やという、やらしい
気持ちではない。
日本人であることがバレた瞬間に、発狂したメキシカンにしばかれることを恐れるあまりの、安全策や。
が、しかし。
ゆうきちゃんに聞くと、もうすでに日本人であることは伝えているらしい。
ということは、予想するにこのオッちゃんは昔、韓国で誰かしらに世話になったから、同じ東洋人であるハポネスに、お返しをしよう。
と、いうのではないだろうか。
なんというラッキー。
VIVA 韓国!
VIVA メヒコ!
そして、VIVA ハポン!
ツマミ売りのにいちゃんが売りに来た、イカの酢漬けを肴に酒がすすむ。
幸せやなぁ~!
夢心地。
が、貰いコジキ学でいうと、幸せは長くは続かない。
夢心地のまま終わるには、何事も潮時が肝心。
それに呑みすぎると肝腎をいわす。
だから、そろそろ席を立ち帰ろうとするのだが、
「えっ。もう行くの?
もう一本おごるから、まだ呑もうよ」。
この言葉を聞くと、頭ではわかっていても、体が勝手に反応し、再び席についてしまう。
悲しいかなパブロフの犬。
いや、ただの駄犬か?
日本人がこの店に来たんは初めてやということもあってか、オッちゃんのテンションは上がり、結局おごりでリッター瓶が5〜6本空き、腹はパンパン。
ビールは好きやがビール党ではないので、そんなに量は呑めない2人。
若干吐きそうやし、そろそろホンマに帰らんと、誰かしらが不幸になるってときに、救いの神がやってきた。
シンセサイザーの兄ちゃんや。
何か一曲演奏してくれるみたい。
これは、
「ええ演奏だったよ。ありがとう!」
と言って、この場から切り良く帰れるチャンス。
「メキシコの音楽は好きかい?」
「好きやで」
「どんなジャンルが好き?」
ここで悩んだ。
町中を流れるメキシカンミュージック。
この国の雰囲気に合ってて好きやが、ジャンルと聞かれるとわからない。
日本にいても、エイトビートがなんなのかよくわからない僕。
遠く離れたこの国の音楽のジャンルなど、わかるはずもない。
が、ここで何かしら答えないと、帰ることは出来ないどころか、
「日本人はメキシコが嫌いなのか?」
と、ボコられる恐れすらある。
ヤバイ!
どうしよう!
そこでとっさに出て来たのは、やはりこれ。
僕らの合言葉。
「ロッカンロール!!」
(メキシコではロックンロールでなく、ロッカンロール)
すると兄ちゃん。
立ち尽くし考えこむ。
(さすがに無理か…)
そう思った瞬間、彼は静かに歩き出し、シンセサイザーの前に立つと、
「へーい、みんな~。
今からハポネスのために、ロッカンロールをやるぜ!
ツイストしやがれ、こん畜生!」
的なマイクパフォーマンスをした。
そして、
まさかの、
シンセサイザーによるロッカンロール生演奏が始まった。
誰の何ていう歌か忘れたが、聴いたことのある有名なロッカンロール。
を、兄ちゃんはスペイン語で歌ってる!
何や兄ちゃん、ロッカンロール好きなんやん。
この薄暗い酒場の中を、ロッカンロールが響き渡る。
すると、冴えない顔した酔いどれ共と、冷めた面した店員たちが、一斉に踊れ踊れとツイストコール!
ここで踊らにゃただのアホ。
ただのアホで終わるぐらいなら、せめて気の狂ったアホで終わりたい。
だから、僕は踊った。
たしなむ程度にツイスト!
呆れるぐらいにシャウト!
ア~オ!
ワ~オ!
フォ~!
場末の酒場でツイスト&シャウト!
回りに回った勢いのまま、僕らは店を飛び出した!
ついでに、
「明日3時にまたここで会おう!」
という、酔いどれ共との約束も頭から飛び出し、無事ホテルへと帰宅した。
このパパントラという案外大きな町にもしも行くことがあるならば、是非とも看板のない酒場を探し訪れてみて欲しい。
きっと言うだろう。
「日本人はアホみたいにツイスト踊るんやろ?」
そして、きっと怒るだろう。
「日本人は3時が何時かわからんのか!」
と。
仕事ではなく、たんなる息抜きに。
ハニーの誕生日祝いをするにも、豚小屋の隣りの小屋では格好もつかんしね。
7月19日(火)
町からタクシーで15分ぐらい走った所にある、『El tajin-エルタヒン-』という、有名な遺跡に向かった。
ボス情報では、町→遺跡=1人20ペソとのことだったので、1人15ペソのタクシーの方が安いはず。
だが、ボス情報は意外と間違ってることが多いので、もしかしたらもしかするかもしれない。
考えんとこう。
初のエルタヒン。
森林に囲まれた平地に、ピラミッドが数個立ち並ぶ。
遺跡マニアの僕がこの遺跡を批評するとすれば、まちゃあき風に言えば、
星1つ!!!!!
数は多いが、何か決めてにかける。
これといって見所がない。
有名なわりには意外としょぼい。
51ペソもするのに。
ただ、遺跡の隅を流れる小川が、キレイやったから良しとしよう。
そして、遺跡前でやってるこれまた有名な催し物を見る。
ボラドレスと呼ばれる催し物。
伝統衣装に身を包んだオヤジたちが、笛吹きながらポールの周りを儀式的ダンスしながら回る。
めちゃくちゃだるそうに踊る。
きっともう、同じ踊りを踊ることに疲れたんやろう。
毎日毎日繰り返す、同じ踊りを踊ることに飽きた中年男性。
そんな彼の気持ちを、心から理解したいとは思わない。
なんせこっちは、1人20ペソも払ってるんやから。
勝手に"およげたい焼きくん"でも聴いときゃいいがな。
仕事や仕事! ちゃんと踊らんかいな!
踊りが終わると、1人1人順番に、ポールを登って行く。
ポールの高さは30〜40メートルぐらいや思う。
てっぺんに四人登り終えると、ロープをぐるぐるポールに巻きつける。
そして、コマのようにポールを回し、その動きを利用して逆さ吊りになったオヤジたちが、ポールの周りを回りながら降りてくる。
一本のロープが命綱。
ちぎれたら、脳天かち割れて死んぢまうやろう。
太っちょのおっちゃんが1人、腰に巻きつけたロープと、ズボンのゴムが緩んで落ちそうになっていた。
落ちまい落ちまいと、腰のロープとズボンを必死に押さえつける姿は、決して美しいとは言えなかった。
きっと太りすぎているために、肉圧でロープもゴムもしっかりと締まらんのやろう。
仲間のうちの誰かが注意すべきや。
「飛べない豚はただの豚だ!」
と。
一通り見終わり、
「ここから町までは70ペソや」
と、観光客をぼったくろうとするタクシーをパスし、行きと同じ1人15ペソのタクで町に帰ってくると、同じ催し物が教会前で無料でやっていた。
しかも、みんな痩せていて動きがテキパキや。
わちゃあ!
そういえばここに来る前にボスが、
「Papantlaは小さい町やから何もないで」
と言った。
が、実際来てみると、レチュギージャスどころか、カランサよりもデカイではないか。
ホテルにWi-Fiもあるし。
しかし、たしかに何もないっちゃあ何もない。
でもそれは一部の人間からしたらの話で、物欲でなく酒欲の多い僕らからしたら、何もないことはない。
どこの町にもきっとそれはあるはず。
‥イカれた奴らが溜まる場所。
‥とびきり安く酔える場所。
そう、それはカンティーナ(酒場)。
僕らが歩くのは、いつだってティンゴン(最高)なカンティーナを探す為や。
トボトボと町を歩くこと数分。
やはりあった!
一瞬、扉が開いたのを見逃さなかった。
看板すら無い怪しげな扉のむこうには、数人の人影が見えた。
まだ4時すぎやいうのに、仕事もせずに酒を組み交わしているんやろう。
すてきや!
素敵すぎる!
これはすぐさま行かなければならない。
酒場の向かい側でビラを配る兄さんに、安いかどうか尋ねる。
これが1番大事。
すると安いとは答えたが、後ろにいたお姉さんが微妙な顔をした。
この微妙な顔は、
「えっ。安いかぁ?」
の顔ではなく、
「安いけどヤバイんちゃう?」
の方の顔やった。
ボラーチャ(酔っ払い)共がたむろしている臭いがプンプンや。
期待に胸膨らませ、重たい酒場の扉を開けた。
薄暗い店内。
ポツリポツリと現地人が、イスに腰掛けビールを呑んでいる。
西部劇に出てきそうな作りのバー。
なのに、この雰囲気にまったく似つかわしくない、シンセサイザーによる生演奏が行なわれていた。
よそ者の東洋人を見つめる冷たい視線。
いつもなら明るいメキシカンが1人か2人、
「へい! ハポネス? チーノ?
サル~!」
と、声をかけてくるはずなのに、今日に感しては、今すぐ帰りなさい的な雰囲気が流れている気がした。
しかし、ここで帰ってはダサい。
ダサすぎる。
が、いちおう隅っこの方のテーブルを選び腰掛けた。
カウンターに腰掛け、
「アイスミルクをくれ」
と注文してもよかったのだが、犬みたいな顔をした奴に、
「よそ者は帰りな」
と言われるのも嫌やし、左腕のサイコガンはとうの昔に無くしてしまっている。
だから、安全策として隅を選んだのだ。
カグアマ・ビクトリアを注文し、2人で乾杯!
メキシコ時間では19日だが、日本では20日の朝6時。
ハニーのバースデーを祝うには、なかなかこじゃれすぎた場所だ。
ここは。
愛想悪い店員が、客の席に着き酒を呑む。
負けじと売春婦も男性客の横に着き、ミニスカートからハミ出たボンレスハムを、右へ左へ大忙し。
ハムの人・別所さんでもこんなに忙しくはないだろう。
さっきのお姉さんの微妙な顔は、こーゆーことを思ってのことやったんやろう。
確かにカップルで入る店にしては、少々似つかわしくない。
ここは早々に、とりあえずもう1本だけ呑んだら出よう!
なんて考えてたら、ちょっぴりイカついオッちゃんと目があったので、かるくあいさつした。
すると、オッちゃんが、なんか手振りで伝えてきた。
店内がうるさいので聞こえないが、何を伝えようとしているのか、瞬時に理解した。
そう、
これは、
いつもの、
お決まりの、
貰いコジキの、
とてもうれしい、
It's a ショータイム!
た・だ・ざ・け!
キンキンに冷えた、新しいリッター瓶がテーブルの上に運ばれてくる。
イェ~イ!
貰いコジキ歴・30年。
子供の頃と違い、今では働けば金を稼げる大人。
好きな服も買えれば、好きなバーに行くことも出来る。
やのになんでやろ?
おごってもらえる瞬間て、なんでこんなにもうれしいんやろう。
嫌なことも何もかも忘れ、うれしさを噛み締めることが出来る。
そして、今、口に含んだこの黄金色した液体が、世界で1番うまい呑み物なのだ。
新たにもう1本おごってもらう。
と、同時にオッちゃんが相席することに。
顔は怖いが、やさしく無口なセニョールが、腰掛けてまもなく口を開いた。
「俺は1985年に韓国に行ったんだよ。
だから、お前たちに酒をお・ご・る・の・さ」。
僕は思った。
日本人であることは隠そうと。
これは、日本人であることがバレた瞬間に、運ばれてくるビールがストップすることを嘆き悲しむのが嫌やという、やらしい
気持ちではない。
日本人であることがバレた瞬間に、発狂したメキシカンにしばかれることを恐れるあまりの、安全策や。
が、しかし。
ゆうきちゃんに聞くと、もうすでに日本人であることは伝えているらしい。
ということは、予想するにこのオッちゃんは昔、韓国で誰かしらに世話になったから、同じ東洋人であるハポネスに、お返しをしよう。
と、いうのではないだろうか。
なんというラッキー。
VIVA 韓国!
VIVA メヒコ!
そして、VIVA ハポン!
ツマミ売りのにいちゃんが売りに来た、イカの酢漬けを肴に酒がすすむ。
幸せやなぁ~!
夢心地。
が、貰いコジキ学でいうと、幸せは長くは続かない。
夢心地のまま終わるには、何事も潮時が肝心。
それに呑みすぎると肝腎をいわす。
だから、そろそろ席を立ち帰ろうとするのだが、
「えっ。もう行くの?
もう一本おごるから、まだ呑もうよ」。
この言葉を聞くと、頭ではわかっていても、体が勝手に反応し、再び席についてしまう。
悲しいかなパブロフの犬。
いや、ただの駄犬か?
日本人がこの店に来たんは初めてやということもあってか、オッちゃんのテンションは上がり、結局おごりでリッター瓶が5〜6本空き、腹はパンパン。
ビールは好きやがビール党ではないので、そんなに量は呑めない2人。
若干吐きそうやし、そろそろホンマに帰らんと、誰かしらが不幸になるってときに、救いの神がやってきた。
シンセサイザーの兄ちゃんや。
何か一曲演奏してくれるみたい。
これは、
「ええ演奏だったよ。ありがとう!」
と言って、この場から切り良く帰れるチャンス。
「メキシコの音楽は好きかい?」
「好きやで」
「どんなジャンルが好き?」
ここで悩んだ。
町中を流れるメキシカンミュージック。
この国の雰囲気に合ってて好きやが、ジャンルと聞かれるとわからない。
日本にいても、エイトビートがなんなのかよくわからない僕。
遠く離れたこの国の音楽のジャンルなど、わかるはずもない。
が、ここで何かしら答えないと、帰ることは出来ないどころか、
「日本人はメキシコが嫌いなのか?」
と、ボコられる恐れすらある。
ヤバイ!
どうしよう!
そこでとっさに出て来たのは、やはりこれ。
僕らの合言葉。
「ロッカンロール!!」
(メキシコではロックンロールでなく、ロッカンロール)
すると兄ちゃん。
立ち尽くし考えこむ。
(さすがに無理か…)
そう思った瞬間、彼は静かに歩き出し、シンセサイザーの前に立つと、
「へーい、みんな~。
今からハポネスのために、ロッカンロールをやるぜ!
ツイストしやがれ、こん畜生!」
的なマイクパフォーマンスをした。
そして、
まさかの、
シンセサイザーによるロッカンロール生演奏が始まった。
誰の何ていう歌か忘れたが、聴いたことのある有名なロッカンロール。
を、兄ちゃんはスペイン語で歌ってる!
何や兄ちゃん、ロッカンロール好きなんやん。
この薄暗い酒場の中を、ロッカンロールが響き渡る。
すると、冴えない顔した酔いどれ共と、冷めた面した店員たちが、一斉に踊れ踊れとツイストコール!
ここで踊らにゃただのアホ。
ただのアホで終わるぐらいなら、せめて気の狂ったアホで終わりたい。
だから、僕は踊った。
たしなむ程度にツイスト!
呆れるぐらいにシャウト!
ア~オ!
ワ~オ!
フォ~!
場末の酒場でツイスト&シャウト!
回りに回った勢いのまま、僕らは店を飛び出した!
ついでに、
「明日3時にまたここで会おう!」
という、酔いどれ共との約束も頭から飛び出し、無事ホテルへと帰宅した。
このパパントラという案外大きな町にもしも行くことがあるならば、是非とも看板のない酒場を探し訪れてみて欲しい。
きっと言うだろう。
「日本人はアホみたいにツイスト踊るんやろ?」
そして、きっと怒るだろう。
「日本人は3時が何時かわからんのか!」
と。
2011年7月21日木曜日
WWOOF•Lechuguillas編 その8 ~よう考えたら、もうWWOOFでも何でもない
農家を追い出されてから、かれこれ二週間が過ぎた。
毎日ボケ~ッと過ごすのも逆に力がいるし、かといって仕事を探そうにもこの小さな町では無理がある。
マッサージにしてもホンマたまにあるだけやし、二回に一回はタダでやってるから、対して稼ぎもない。
まあ、飯やら酒やらはご馳走になってるが。
なんせ世話になってる人ばっかやから、そないに金は貰えんやろう。
それでも一ヶ月で1000ペソ稼いだ。
ボスの月給の四分の一。
カルロスの月給の2.4分の一。
まともに喋れへん外国人労働者にしては、まずまずの出来やろう。
しかし、そろそろこの町に別れを告げるべきなんじゃないかと考えている。
このままここで、VISAが切れるまでの約二ヶ月間、ちょこちょこ農場の手伝いをしながら(アホどもが不在のときに内緒で)、町人のtendón(腱もしくわ、筋、または腱鞘炎)の痛みをマッサージでやわらげるのもいいだろう。
ボスが都会で暮らす娘や息子に、日本人が労働可能なレストランを聞いてくれたりしてるから、運がよければVISAが貰えるかも知れない。
そうなれば、ここから2時間ほど離れた都会で働きつつ、月に一度はボスん家に遊びにくることも可能やろうが、なかなか難しい話な気もするし、これ以上頼りすぎるのもよくない。
せまい部屋でも住んじまえば都さ~
なんて唄ってるやつもいるが、ここには、TVにラジオ、ステレオにギターどころか、落ち着ける空気すらない。
だから、僕の見たビートルズはTVじゃなくて、あの金持ちの家に置いてある、デュークボックスの中や。
とにかく、今の僕らの望みはただ1つ。
上を向いて寝ることや。
なんせ天井からのホコリが凄いから。
「俺ら一体何してんやろなぁ~」
なんて、言わなくてすむ部屋がいいなぁと、思うわけや。
このままやと、ええかげんハニーも、常識人を探して結婚しちまうやろう。
そういえばペペは彼女に、
「もうええかげんお前とは付き合いきれへんわ。
このウンコ野郎!」
と、言われてフラれたと言ってた。
そらそうや、BARで働いて金が貯まったかおもたら、
「旅に出る!」
で、金無くなって帰ってきて働いて、また金が貯まれば旅に出て‥
そんなことばっか繰り返して、まともに就職もせずに、
「29歳学生です。ちょっぴり遅すぎる学生かな?」
なんて舌出しながら言ってるスペイン人。
ダメも何もダメダメやろう。
‥あれ?
なんかペペに似たような奴、日本にも1人いたような??
ほっといてくれよ~。
まあ、とにかく出ていこうかなと、2人して話してるわけや。
とりあえずアテは1つある。
Joséから届いたメールに書いてあった、Nuriaと言う名のパトローナが経営する農場に、ひと月ほど前からコンタクトをとっていたのだ。
ただ、彼女はイスラム教徒らしく、送られてきたメールを解読すると、
~ここは魂を休める場所やとかうんたらかんたら‥
書いてある。
面倒くさそやし、かなり宗教臭い。
それだけが不安や。
確かイスラムは豚肉が食べれんかったハズ。
そして、酒もあかんかったんちゃうか?
カンカンに熱した鉄板の上で豚玉焼きながら、瓶ビールの蓋をシュポンッと空けて、トクトクトクッと冷えたグラスに注いで、口のまわりに泡つけながら、お好みをホフホフッと頬張る。
舌やけどしそうなったら、ビールで流して‥
こんな最高の食の楽しみ方が出来ない宗教は、僕にはちと理解不能や。
せやけど行くとこないし、もしかしたらめちゃおもろいかもしれんし。
なんせ蓋ってのは空けてみんと分からんもんやからなぁ。
美味そうなもんがたんまり入ってるんか?
それとも腐った苦汁が、おいでおいでと待ってるんか?
それが知りたくて、日々何かを探してるのか?
前世で落とした大金が、どっかに落ちとらんかなぁと首を横に振って探してるんか?
よう分からんが、も少しだけ無職を満喫でもしようか。
なんせ有職と違い、これから何色にでもなれる可能性を持っている。
無職を誇りに思っとるよ!
ただ、部屋のホコリだけは正味勘弁してください。
毎日ボケ~ッと過ごすのも逆に力がいるし、かといって仕事を探そうにもこの小さな町では無理がある。
マッサージにしてもホンマたまにあるだけやし、二回に一回はタダでやってるから、対して稼ぎもない。
まあ、飯やら酒やらはご馳走になってるが。
なんせ世話になってる人ばっかやから、そないに金は貰えんやろう。
それでも一ヶ月で1000ペソ稼いだ。
ボスの月給の四分の一。
カルロスの月給の2.4分の一。
まともに喋れへん外国人労働者にしては、まずまずの出来やろう。
しかし、そろそろこの町に別れを告げるべきなんじゃないかと考えている。
このままここで、VISAが切れるまでの約二ヶ月間、ちょこちょこ農場の手伝いをしながら(アホどもが不在のときに内緒で)、町人のtendón(腱もしくわ、筋、または腱鞘炎)の痛みをマッサージでやわらげるのもいいだろう。
ボスが都会で暮らす娘や息子に、日本人が労働可能なレストランを聞いてくれたりしてるから、運がよければVISAが貰えるかも知れない。
そうなれば、ここから2時間ほど離れた都会で働きつつ、月に一度はボスん家に遊びにくることも可能やろうが、なかなか難しい話な気もするし、これ以上頼りすぎるのもよくない。
せまい部屋でも住んじまえば都さ~
なんて唄ってるやつもいるが、ここには、TVにラジオ、ステレオにギターどころか、落ち着ける空気すらない。
だから、僕の見たビートルズはTVじゃなくて、あの金持ちの家に置いてある、デュークボックスの中や。
とにかく、今の僕らの望みはただ1つ。
上を向いて寝ることや。
なんせ天井からのホコリが凄いから。
「俺ら一体何してんやろなぁ~」
なんて、言わなくてすむ部屋がいいなぁと、思うわけや。
このままやと、ええかげんハニーも、常識人を探して結婚しちまうやろう。
そういえばペペは彼女に、
「もうええかげんお前とは付き合いきれへんわ。
このウンコ野郎!」
と、言われてフラれたと言ってた。
そらそうや、BARで働いて金が貯まったかおもたら、
「旅に出る!」
で、金無くなって帰ってきて働いて、また金が貯まれば旅に出て‥
そんなことばっか繰り返して、まともに就職もせずに、
「29歳学生です。ちょっぴり遅すぎる学生かな?」
なんて舌出しながら言ってるスペイン人。
ダメも何もダメダメやろう。
‥あれ?
なんかペペに似たような奴、日本にも1人いたような??
ほっといてくれよ~。
まあ、とにかく出ていこうかなと、2人して話してるわけや。
とりあえずアテは1つある。
Joséから届いたメールに書いてあった、Nuriaと言う名のパトローナが経営する農場に、ひと月ほど前からコンタクトをとっていたのだ。
ただ、彼女はイスラム教徒らしく、送られてきたメールを解読すると、
~ここは魂を休める場所やとかうんたらかんたら‥
書いてある。
面倒くさそやし、かなり宗教臭い。
それだけが不安や。
確かイスラムは豚肉が食べれんかったハズ。
そして、酒もあかんかったんちゃうか?
カンカンに熱した鉄板の上で豚玉焼きながら、瓶ビールの蓋をシュポンッと空けて、トクトクトクッと冷えたグラスに注いで、口のまわりに泡つけながら、お好みをホフホフッと頬張る。
舌やけどしそうなったら、ビールで流して‥
こんな最高の食の楽しみ方が出来ない宗教は、僕にはちと理解不能や。
せやけど行くとこないし、もしかしたらめちゃおもろいかもしれんし。
なんせ蓋ってのは空けてみんと分からんもんやからなぁ。
美味そうなもんがたんまり入ってるんか?
それとも腐った苦汁が、おいでおいでと待ってるんか?
それが知りたくて、日々何かを探してるのか?
前世で落とした大金が、どっかに落ちとらんかなぁと首を横に振って探してるんか?
よう分からんが、も少しだけ無職を満喫でもしようか。
なんせ有職と違い、これから何色にでもなれる可能性を持っている。
無職を誇りに思っとるよ!
ただ、部屋のホコリだけは正味勘弁してください。
WWOOF•Lechuguillas編 その7 ~教える~
海外医療保険が切れてからまもなくして、歯痛に襲われた。
それもちょっとやそっとの痛みではなく、夜も眠れないほどの激痛や。
これは歯医者行かんとキツイ。
が、保険がないとナンボ払わされるかわからんから怖い。
どうしようか??
そこで俺は考えた。
(ここは幸いにも田舎町。なんとかかんとか出来るんではなかろうか?と)
「BOSS。ここに歯医者はある?」
「あるよ。なんで?」
「もうめちゃくちゃ歯が痛くて、昨日なんか寝れなかったぐらいやねん」
「それは歯医者行かなあかんなぁ。
検診で25ペソ。抜くなら180ペソやけど、どうする?抜く?」
痛い=抜く。
日本ではなかなか考えられない単純すぎる発想と、歯医者が一律料金なことにちょっぴり驚きながら、もう1つBOSSに尋ねた。
「俺は日本人やから保険証がない。
それでも大丈夫かなあ?」
「No hay problema(問題あちゃこやで~)」
翌日。
グロリアと共に歯医者に行った。
小さい診療所に置かれた、たった1つのあのベッド。
28歳の美人な歯科医が1人で働いていた。
「どこが痛いの?」
「ここ」
あの銀色のやつでポンと叩く。
「日本で最後に歯医者行ったのはいつ?」
「3ヶ月前」
「そっか。なら大丈夫!」
緑色のドロドロした液体で、歯をぐちゅぐちゅし、最後に、
「歯をキレイにしとかな欠けるよ」
と、一言アドバイスをいただき治療は終わった。
時間にすると5分程度。
30分ペースで治療を区切る日本の、なんだかいやらしいやり方の歯科よりは、よっぽど優れているメキシコの歯科医療。
お姉さんに50ペソ紙幣を差し出すと、
「5ペソがないから20でいいや」と、30ペソお釣りが来た。
なんてアバウトなんやろう。
やはり優れている。
グロリアがカバンから保険証を取り出し、歯科医に渡す。
姉ちゃんはそれを見ながら、診断書か何かにカキカキする。
これで、顔・形・性別。
国籍すら違う日本人の治療は、メキシコ人女性が治療したことになったわけだ。
丁寧に痛み止めまでいただくことも出来た。
う~ん、優れすぎている。
せやけど、ホンマ家から医者から飯から、何から何までBOSSの一家に世話になりっぱなしやなあ。
ちなみにメキシコは水道代と電気代は一律料金らしい。
だから、使いまくろうが何しようが問題はないという。
居候の身なもんで、公共料金が気になって聞いてみたのだ。
住んでる人間の数やなく、家の大きさで決まるらしい。
BOSSん家で、電気代が二ヶ月50ペソ(約400円)。
水道代が一ヶ月86(約600円)ペソ。
ガスが210(約1500円)ペソと言っていた。
計 321ペソ。
一見安そうやが、平均日当140ペソのこの町では、3日働かんと支払われへん額。
と考えたなら、どないやろうなぁと思う。
多分、収入の多い町に関しては、公共料金はもっと高いんかも知れん。
メキシコと日本の収入や物価の違いに関して、BOSSとよく話すのだが、
「結局どっこいどっこいやなあ」
という結論になる。
収入多い国は物価も家も高いし、収入の少ない国は物価も家も安い。
まあ、当然っちゃあ当然なんかもなあ。
ただ、収入の多い国に生まれたことで、こうして海の外に出ることが出来るのだから、日本に生まれたことを感謝しなければならない。
BOSSは言う。
「将来、孫たちが日本に行けることはあっても、俺とグロリアは日本に行けることはないよ」。
この言葉を聞くと、何故か心がジンとする。
現在。日本人だけでなく、多くの先進国に住む人間が海外を行き来している。
その目的は様々や。
仕事、勉強、遊び、買い物etc‥。
俺らに関しては、約束の地探しっつーか、夢っつーか、うんにゃらふんにゃらや。
2人に一体何が出来るんやろう?
と、悩むこともある。
ただ、グロリアがモヒートを気に入ってくれたり、BOSSがお好み焼きや唐揚げを上手いと言ってくれたり、子供らが、
「Haru momento mierda(ハル、ちょっと待ってね。うんこ野郎)」
と叫んで、親に怒られたり。
そんな1つ1つの交流みたいなもんが、また何か新しいもんを生むんかも知れんと考えたなら、2人に出来ること。
そして目的は、そういうことなんやろうなあとも思う。
話すこと、伝えることは、とても大事なことなんや。
こないだはBOSSん家で煮魚を作った。
ここに来てから今までに、お好み焼き、唐揚げ、シチュー、煮魚、ポテトサラダ、モヒート、マッサージ、ご飯の炊き方をレクチャーした。
酒やみりんはないが、Salsa de soya(醤油)は売ってるので、なんとか作れるもんや。
今度は焼き鳥のタレや、煮物でも作ろうかなと考えている。
タコ焼きはタコ焼き機がないのでちと難しいが。
グロリアが調味料を使わずに、素材から味を引き出すのが得意なので(もしかしたらメキシコ料理とはそんなもんなんかも)、めちゃくちゃ勉強になる。
自分の知っていることを教えることで、何かが返ってくる。
するとまた、教えれることや出来ることが増える。
なかなか素敵なことではないか。
今BOSSん家で植えてるjengibre(生姜)が育ったら、豚の生姜焼きや生姜入りスープでも教えようか。
ウォッカ売ってるしモスコミュールを作ってみてもいいかな。
おっと、その前に、いいかげん明日のこと考えなきゃ。
どうしたんだ へへいベイベー!
お前までそんなこと言うの!
まあ、いつものようにキメてぶっ飛ばせばいっか。
意外と、こんなこといつまでも長く続くもんや。
なんせ、すべてはALRIGHT!
それもちょっとやそっとの痛みではなく、夜も眠れないほどの激痛や。
これは歯医者行かんとキツイ。
が、保険がないとナンボ払わされるかわからんから怖い。
どうしようか??
そこで俺は考えた。
(ここは幸いにも田舎町。なんとかかんとか出来るんではなかろうか?と)
「BOSS。ここに歯医者はある?」
「あるよ。なんで?」
「もうめちゃくちゃ歯が痛くて、昨日なんか寝れなかったぐらいやねん」
「それは歯医者行かなあかんなぁ。
検診で25ペソ。抜くなら180ペソやけど、どうする?抜く?」
痛い=抜く。
日本ではなかなか考えられない単純すぎる発想と、歯医者が一律料金なことにちょっぴり驚きながら、もう1つBOSSに尋ねた。
「俺は日本人やから保険証がない。
それでも大丈夫かなあ?」
「No hay problema(問題あちゃこやで~)」
翌日。
グロリアと共に歯医者に行った。
小さい診療所に置かれた、たった1つのあのベッド。
28歳の美人な歯科医が1人で働いていた。
「どこが痛いの?」
「ここ」
あの銀色のやつでポンと叩く。
「日本で最後に歯医者行ったのはいつ?」
「3ヶ月前」
「そっか。なら大丈夫!」
緑色のドロドロした液体で、歯をぐちゅぐちゅし、最後に、
「歯をキレイにしとかな欠けるよ」
と、一言アドバイスをいただき治療は終わった。
時間にすると5分程度。
30分ペースで治療を区切る日本の、なんだかいやらしいやり方の歯科よりは、よっぽど優れているメキシコの歯科医療。
お姉さんに50ペソ紙幣を差し出すと、
「5ペソがないから20でいいや」と、30ペソお釣りが来た。
なんてアバウトなんやろう。
やはり優れている。
グロリアがカバンから保険証を取り出し、歯科医に渡す。
姉ちゃんはそれを見ながら、診断書か何かにカキカキする。
これで、顔・形・性別。
国籍すら違う日本人の治療は、メキシコ人女性が治療したことになったわけだ。
丁寧に痛み止めまでいただくことも出来た。
う~ん、優れすぎている。
せやけど、ホンマ家から医者から飯から、何から何までBOSSの一家に世話になりっぱなしやなあ。
ちなみにメキシコは水道代と電気代は一律料金らしい。
だから、使いまくろうが何しようが問題はないという。
居候の身なもんで、公共料金が気になって聞いてみたのだ。
住んでる人間の数やなく、家の大きさで決まるらしい。
BOSSん家で、電気代が二ヶ月50ペソ(約400円)。
水道代が一ヶ月86(約600円)ペソ。
ガスが210(約1500円)ペソと言っていた。
計 321ペソ。
一見安そうやが、平均日当140ペソのこの町では、3日働かんと支払われへん額。
と考えたなら、どないやろうなぁと思う。
多分、収入の多い町に関しては、公共料金はもっと高いんかも知れん。
メキシコと日本の収入や物価の違いに関して、BOSSとよく話すのだが、
「結局どっこいどっこいやなあ」
という結論になる。
収入多い国は物価も家も高いし、収入の少ない国は物価も家も安い。
まあ、当然っちゃあ当然なんかもなあ。
ただ、収入の多い国に生まれたことで、こうして海の外に出ることが出来るのだから、日本に生まれたことを感謝しなければならない。
BOSSは言う。
「将来、孫たちが日本に行けることはあっても、俺とグロリアは日本に行けることはないよ」。
この言葉を聞くと、何故か心がジンとする。
現在。日本人だけでなく、多くの先進国に住む人間が海外を行き来している。
その目的は様々や。
仕事、勉強、遊び、買い物etc‥。
俺らに関しては、約束の地探しっつーか、夢っつーか、うんにゃらふんにゃらや。
2人に一体何が出来るんやろう?
と、悩むこともある。
ただ、グロリアがモヒートを気に入ってくれたり、BOSSがお好み焼きや唐揚げを上手いと言ってくれたり、子供らが、
「Haru momento mierda(ハル、ちょっと待ってね。うんこ野郎)」
と叫んで、親に怒られたり。
そんな1つ1つの交流みたいなもんが、また何か新しいもんを生むんかも知れんと考えたなら、2人に出来ること。
そして目的は、そういうことなんやろうなあとも思う。
話すこと、伝えることは、とても大事なことなんや。
こないだはBOSSん家で煮魚を作った。
ここに来てから今までに、お好み焼き、唐揚げ、シチュー、煮魚、ポテトサラダ、モヒート、マッサージ、ご飯の炊き方をレクチャーした。
酒やみりんはないが、Salsa de soya(醤油)は売ってるので、なんとか作れるもんや。
今度は焼き鳥のタレや、煮物でも作ろうかなと考えている。
タコ焼きはタコ焼き機がないのでちと難しいが。
グロリアが調味料を使わずに、素材から味を引き出すのが得意なので(もしかしたらメキシコ料理とはそんなもんなんかも)、めちゃくちゃ勉強になる。
自分の知っていることを教えることで、何かが返ってくる。
するとまた、教えれることや出来ることが増える。
なかなか素敵なことではないか。
今BOSSん家で植えてるjengibre(生姜)が育ったら、豚の生姜焼きや生姜入りスープでも教えようか。
ウォッカ売ってるしモスコミュールを作ってみてもいいかな。
おっと、その前に、いいかげん明日のこと考えなきゃ。
どうしたんだ へへいベイベー!
お前までそんなこと言うの!
まあ、いつものようにキメてぶっ飛ばせばいっか。
意外と、こんなこといつまでも長く続くもんや。
なんせ、すべてはALRIGHT!
WWOOF•Lechuguillas編 その6 ~ふさわしい家~
この農場での仕事も残すところ後3日。
というところで、事件は起こった。
6月30日(木)。
台風の影響で前日から降り続ける雨が、いまだ止まないおっくうな日に、それは起こったのだ。
いつもどおり仕事が始まる。
昨日に引き続き、ゆうきと月曜日からやってきたMarcosは、阿呆のLauraと共になんやかんやさせられ、僕はCarlosと穴を開けたり耕したり。
ボスは買い物のため、9時頃いなくなった。
9時半になり、ゆうきちゃんに朝飯の用意をするように頼みに行く。
今までは毎朝10時になったら、ボニーって食堂に食べに行ってたのだが、今週から一日飛ばしで家で朝飯を作らなくてはならなくなった。
理由としては、
「家に食料があるから」。
だが、正直食料はほとんどない。
阿呆なパトロンや。
10時になり朝飯を食べに家に向かうとゆうきちゃんが、
「手伝って」
という。
まだ終わってないんやと聞くと、
「9時半になって準備しようとしたら、Lauraが10時になるまでは準備したらあかん」
というので、結局今から作り始めるところだという。
にもかかわらず彼女は手伝いもしないで、エシャロットの種をいじくっている。
朝は朝で、雨漏りで濡れた廊下を掃除させられたという。
僕らは農業のボランティアでここに来ているわけであり、別に使用人でも家政婦でもない。
だから、10時になり朝飯を彼女が用意しているならまだしも、僕らが彼女の分まで朝飯を用意するなんてことは、まったくもってオカシイ話や。
さすがに腹が立ったので、この間違ったおまんこ野郎に一言いうことを決意した。
「おい。なんで9時半から朝飯の準備したらあかんのや?」
「お前らはボランティアやからどーのこーの‥」
そのボランティアという一言にカチンときた。
ロクに食材も用意しないで働かすだけ働かして、ようその一言が言えたなと。
が、スペイン語初心者なのでうまく言えないから、とりあえず、
「tu tonta!(君アホやろ)」
と言う。
まるで紳士的なツッコミをする一漫才師のように。
え?
ハル今なんて言ったの?
彼女の驚いた顔を見たら、なぜかより腹が立ったので、お次は、
「mierda!!(うんこ野郎)」
を連発した!
すると、やっとこさ悪態をつかれてると理解したようで、彼女も負けじと、チーノ(中国人)と返してくるが、こちとら痛くも痒くもない。
「お前日本語しゃべれや」
「でも、ここはメキシコ‥」
「知らん知らん。うんこ野郎うんこ野郎うんこ野郎‥
日本語しゃべれ、うんこ野郎!」
スッキリしたなぁ~!
と、気分爽快感を味わった30分後、即座に家を追い出された。
重たい荷物をひきずりながら、行くあてもなく雨の中をさまよう2人。
そんな惨めな日本人を拾ってくれたのは、他ならぬBOSS。
「はるとゆうきが好きなだけ、いつまででも、この家に寝泊まりしてくれてもいいよ。
グロリアも子供たちも2人が居てくれたらうれしいんやから」。
涙が出そうなぐらいうれしかった。
そして、
「もし、2人きりの部屋がいいなら、ボニーに一部屋空きがあるからそこを使ってもいいよ。
家賃はいらないから。
でも、キッチンはないから、ご飯は食べにおいで」。
ということで、BOSSのやさしさのおかげで、2人はまだまだこの町に居座れることになった。
ただ、さすがにBOSSん家に毎日泊まるのも悪いので、ボニーの空き部屋に泊まることにした。
食堂の裏手に存在する空き部屋。
豚小屋の隣に存在する空き部屋。
部屋と言うより物置小屋ちゃうん?
と、思わざるをえない空き部屋。
いくら掃除してもホコリがなくなることのない、工事途中の部屋にあるのは、BOSSの作ってくれたベッド台に板を敷き、その上にダンボールを敷いただけの簡素なベッド。
そして、扇風機が二台に、使用不能のテレビとレンジがある。
あと、ホコリにまみれた赤ちゃんベッドも‥。
しばらくのあいだ2人はこの部屋で、豚の匂いと蚊の群れと戦いながら過ごさなければならなくなった。
正直豚の匂いは臭い。臭すぎる。
鼻が曲がらなければいいのだが。
「やっぱり出て行くわ」
と、言おうかなとも一瞬考えたが、ここまで用意されていまさら町を出ていくとは言えない。
そして、ここから2時間ほど離れた町で仕事の依頼が来ていたらしいのだが、
「はるとゆうきはこの町を去らないよ」
と、丁寧にもBOSSは断ってくれたので、仕事のあてもなくなった。
日本人=マッサージ。
という勝手なイメージのおかげで、
「マッサージしてよ!」
という依頼が来たときだけ、マッサージをすることで臨時収入とただ飯が喰らえる。
僕はプロではないが、マッサージに関してはなかなか評判がいい。
そういえば昔オトンが、
「はる。マッサージ覚えとけば社会に出たときに、先輩や上司に気に入られるし、なんやかや得するぞ」
と、言っていた。
正味な話、日本に居たときにマッサージで得したことといえば、ギャルをマッサージしてるときに胸の谷間を見れたことぐらいで、勃起はすれども出世や給料UPにつながったことは一度もない。
マッサージがきっかけで、おまんまんとつながったことも‥ないことはない。
が、今この日本から遠く離れたメキシコという国で、少しながらでも金を稼げているのだから、オヤジの言ってたこともまんざら嘘ではない。
この町にいる間は、週に一度あるかないかぐらいのマッサージで日銭を稼ぎながら、このハウスダストっちゅーか、小屋ダストのすごい場所で生活をしていくのだ。
今の2人にはここがふさわしい家なんやろう。
家賃0円。
昔憧れた漫画「ボーダー」に出てくる主人公・蜂須賀が住んでいる、家賃3千円の元便所部屋よりも安い部屋。
ある意味夢が叶ったんかなあ~。
ただやっぱ豚臭いのは敵わんなぁ~。
刑務所ん中もこんな匂いするんかいな。
ここで一句。
豚小屋の
近くの小屋で
あのよろし
ーハルキチ心の俳句ー
というところで、事件は起こった。
6月30日(木)。
台風の影響で前日から降り続ける雨が、いまだ止まないおっくうな日に、それは起こったのだ。
いつもどおり仕事が始まる。
昨日に引き続き、ゆうきと月曜日からやってきたMarcosは、阿呆のLauraと共になんやかんやさせられ、僕はCarlosと穴を開けたり耕したり。
ボスは買い物のため、9時頃いなくなった。
9時半になり、ゆうきちゃんに朝飯の用意をするように頼みに行く。
今までは毎朝10時になったら、ボニーって食堂に食べに行ってたのだが、今週から一日飛ばしで家で朝飯を作らなくてはならなくなった。
理由としては、
「家に食料があるから」。
だが、正直食料はほとんどない。
阿呆なパトロンや。
10時になり朝飯を食べに家に向かうとゆうきちゃんが、
「手伝って」
という。
まだ終わってないんやと聞くと、
「9時半になって準備しようとしたら、Lauraが10時になるまでは準備したらあかん」
というので、結局今から作り始めるところだという。
にもかかわらず彼女は手伝いもしないで、エシャロットの種をいじくっている。
朝は朝で、雨漏りで濡れた廊下を掃除させられたという。
僕らは農業のボランティアでここに来ているわけであり、別に使用人でも家政婦でもない。
だから、10時になり朝飯を彼女が用意しているならまだしも、僕らが彼女の分まで朝飯を用意するなんてことは、まったくもってオカシイ話や。
さすがに腹が立ったので、この間違ったおまんこ野郎に一言いうことを決意した。
「おい。なんで9時半から朝飯の準備したらあかんのや?」
「お前らはボランティアやからどーのこーの‥」
そのボランティアという一言にカチンときた。
ロクに食材も用意しないで働かすだけ働かして、ようその一言が言えたなと。
が、スペイン語初心者なのでうまく言えないから、とりあえず、
「tu tonta!(君アホやろ)」
と言う。
まるで紳士的なツッコミをする一漫才師のように。
え?
ハル今なんて言ったの?
彼女の驚いた顔を見たら、なぜかより腹が立ったので、お次は、
「mierda!!(うんこ野郎)」
を連発した!
すると、やっとこさ悪態をつかれてると理解したようで、彼女も負けじと、チーノ(中国人)と返してくるが、こちとら痛くも痒くもない。
「お前日本語しゃべれや」
「でも、ここはメキシコ‥」
「知らん知らん。うんこ野郎うんこ野郎うんこ野郎‥
日本語しゃべれ、うんこ野郎!」
スッキリしたなぁ~!
と、気分爽快感を味わった30分後、即座に家を追い出された。
重たい荷物をひきずりながら、行くあてもなく雨の中をさまよう2人。
そんな惨めな日本人を拾ってくれたのは、他ならぬBOSS。
「はるとゆうきが好きなだけ、いつまででも、この家に寝泊まりしてくれてもいいよ。
グロリアも子供たちも2人が居てくれたらうれしいんやから」。
涙が出そうなぐらいうれしかった。
そして、
「もし、2人きりの部屋がいいなら、ボニーに一部屋空きがあるからそこを使ってもいいよ。
家賃はいらないから。
でも、キッチンはないから、ご飯は食べにおいで」。
ということで、BOSSのやさしさのおかげで、2人はまだまだこの町に居座れることになった。
ただ、さすがにBOSSん家に毎日泊まるのも悪いので、ボニーの空き部屋に泊まることにした。
食堂の裏手に存在する空き部屋。
豚小屋の隣に存在する空き部屋。
部屋と言うより物置小屋ちゃうん?
と、思わざるをえない空き部屋。
いくら掃除してもホコリがなくなることのない、工事途中の部屋にあるのは、BOSSの作ってくれたベッド台に板を敷き、その上にダンボールを敷いただけの簡素なベッド。
そして、扇風機が二台に、使用不能のテレビとレンジがある。
あと、ホコリにまみれた赤ちゃんベッドも‥。
しばらくのあいだ2人はこの部屋で、豚の匂いと蚊の群れと戦いながら過ごさなければならなくなった。
正直豚の匂いは臭い。臭すぎる。
鼻が曲がらなければいいのだが。
「やっぱり出て行くわ」
と、言おうかなとも一瞬考えたが、ここまで用意されていまさら町を出ていくとは言えない。
そして、ここから2時間ほど離れた町で仕事の依頼が来ていたらしいのだが、
「はるとゆうきはこの町を去らないよ」
と、丁寧にもBOSSは断ってくれたので、仕事のあてもなくなった。
日本人=マッサージ。
という勝手なイメージのおかげで、
「マッサージしてよ!」
という依頼が来たときだけ、マッサージをすることで臨時収入とただ飯が喰らえる。
僕はプロではないが、マッサージに関してはなかなか評判がいい。
そういえば昔オトンが、
「はる。マッサージ覚えとけば社会に出たときに、先輩や上司に気に入られるし、なんやかや得するぞ」
と、言っていた。
正味な話、日本に居たときにマッサージで得したことといえば、ギャルをマッサージしてるときに胸の谷間を見れたことぐらいで、勃起はすれども出世や給料UPにつながったことは一度もない。
マッサージがきっかけで、おまんまんとつながったことも‥ないことはない。
が、今この日本から遠く離れたメキシコという国で、少しながらでも金を稼げているのだから、オヤジの言ってたこともまんざら嘘ではない。
この町にいる間は、週に一度あるかないかぐらいのマッサージで日銭を稼ぎながら、このハウスダストっちゅーか、小屋ダストのすごい場所で生活をしていくのだ。
今の2人にはここがふさわしい家なんやろう。
家賃0円。
昔憧れた漫画「ボーダー」に出てくる主人公・蜂須賀が住んでいる、家賃3千円の元便所部屋よりも安い部屋。
ある意味夢が叶ったんかなあ~。
ただやっぱ豚臭いのは敵わんなぁ~。
刑務所ん中もこんな匂いするんかいな。
ここで一句。
豚小屋の
近くの小屋で
あのよろし
ーハルキチ心の俳句ー
WWOOF•Lechuguillas編 その5 ~辛けりゃ塩でも舐めればいいさ
6月も半ばに入った。
ぺぺもダビィも出ていったので、今はこの家にハポネス2人だけが住んでいる。
最近は現場作業してるオッチャンら、マルセリーノ&ロベルトによく酒や飯をおごってもらってる。
そして、引き続きBOSSん家で飯を食わせてもらったりしてる。
僕らはせめてものお礼にと、お好み焼きを作ってみたり、モヒートを教えてみたり、マッサージを経験してもらったりしているが、代わりにカニ狩りに連れてってもらったり、Sopa de pipíanという家庭料理や、JinebraっちゅうココナッツとAguardienteの酒を教えてもらったりしてるから、まだまだ足りひん。
ゆうきちゃんに関しては、海ガメにまで乗らせてもらったし。
うらまやしいなぁ~。
日本じゃ乗るどころか、写真撮影も厳しいもんなあ。
そうそう、メキシコではその昔、海ガメのたまごを食べていたらしい。
かなり絶品らしいが、現在は保護団体がうるさいから、たまごパクッてるとこが見つかると、すぐにお縄らしい。
スッポンと亀頭は食うくせに、海ガメのたまごはあかんなんてホンマ勝手やね。
食べてみたいなぁ。
せやけど、ホンマにこの町の人らにはよくしてもらってる。
なんかお返しせなあかんなぁ~と、2人で話し合ってたある日。
突然BOSSから、
「マッサージの依頼が来ているけど、やってみないか?
お金も貰えるよ」
と言われる。
プロやないから金は貰えないと言ったが、貰えるもんは貰っときって話しになったので、まあ貰えたらいいかなぁ~ぐらいで、やってみることにした。
6月16日(木)
Casa de saludっていう小さい診療所で5人マッサージした。
そして、160ペソ(1200円ぐらい)いただいた。
メキシコで初めての日当!
めちゃくちゃうれしい。
もしかしたらこのままここで、生活費稼げるかなと思っていたが、結局ここでの仕事は計3日で終了した。
人生そんなに甘くはない。
‥かといって辛くもない。
辛いで思い出したが、この国ではChile(唐辛子)をよく使う。
だから、手がヒリヒリしたり、あやまって目をこすってしまい、めちゃくちゃ痛くなってまうことがある。
そんな時、役に立つのが塩である。
手が痛い時は塩水で手を洗い、目をこすってしまったときは、塩を少し舐めた後、水を飲む。
すると何故か痛みがひくから不思議や。
不思議と言えば、こんなに離れた国やのに、ウンコの絵を書くときは、日本と一緒であの形を書く。
日本人でもメキシコ人でも、確実あの形を捻り出せる人は数少ないハズやのに、何故かウンコ書くときはあの形や。
不思議。
もしかすると、人間のルーツはあの形のウンコなのかもしれないね。
そう考えると、人間はもう少しウンコについて考える必要があるような気がする。
クジラとか海ガメの保護する前に、ウンコを保護しなあかんし、ウンコと肉体関係を持ち、子供まではらませる「ハエ」という生物に対し、もう少し危険意識を持たなければいけない。
そして、
「おい! このクソ野郎!」
なんて言われた日には、
「僕ちんウンコ呼ばわりされちゃった~。
わぁ~い。
う~れし~いなぁ~!」
と、心から喜ばなければいけない。
僕はよく屁をこきすぎて、あとあとパンツを見ると、ウンコがついてるときがある。
それを聞いて、たまーに嫌がる人がいるが、これからは嫌がらずに、もっともっと好いて欲しい。
吸いて欲しいとまでは言わないから、好いて欲しい。
もしくは、拭いていただければこれ幸いだなと、おもふけふこの頃です。
ぺぺもダビィも出ていったので、今はこの家にハポネス2人だけが住んでいる。
最近は現場作業してるオッチャンら、マルセリーノ&ロベルトによく酒や飯をおごってもらってる。
そして、引き続きBOSSん家で飯を食わせてもらったりしてる。
僕らはせめてものお礼にと、お好み焼きを作ってみたり、モヒートを教えてみたり、マッサージを経験してもらったりしているが、代わりにカニ狩りに連れてってもらったり、Sopa de pipíanという家庭料理や、JinebraっちゅうココナッツとAguardienteの酒を教えてもらったりしてるから、まだまだ足りひん。
ゆうきちゃんに関しては、海ガメにまで乗らせてもらったし。
うらまやしいなぁ~。
日本じゃ乗るどころか、写真撮影も厳しいもんなあ。
そうそう、メキシコではその昔、海ガメのたまごを食べていたらしい。
かなり絶品らしいが、現在は保護団体がうるさいから、たまごパクッてるとこが見つかると、すぐにお縄らしい。
スッポンと亀頭は食うくせに、海ガメのたまごはあかんなんてホンマ勝手やね。
食べてみたいなぁ。
せやけど、ホンマにこの町の人らにはよくしてもらってる。
なんかお返しせなあかんなぁ~と、2人で話し合ってたある日。
突然BOSSから、
「マッサージの依頼が来ているけど、やってみないか?
お金も貰えるよ」
と言われる。
プロやないから金は貰えないと言ったが、貰えるもんは貰っときって話しになったので、まあ貰えたらいいかなぁ~ぐらいで、やってみることにした。
6月16日(木)
Casa de saludっていう小さい診療所で5人マッサージした。
そして、160ペソ(1200円ぐらい)いただいた。
メキシコで初めての日当!
めちゃくちゃうれしい。
もしかしたらこのままここで、生活費稼げるかなと思っていたが、結局ここでの仕事は計3日で終了した。
人生そんなに甘くはない。
‥かといって辛くもない。
辛いで思い出したが、この国ではChile(唐辛子)をよく使う。
だから、手がヒリヒリしたり、あやまって目をこすってしまい、めちゃくちゃ痛くなってまうことがある。
そんな時、役に立つのが塩である。
手が痛い時は塩水で手を洗い、目をこすってしまったときは、塩を少し舐めた後、水を飲む。
すると何故か痛みがひくから不思議や。
不思議と言えば、こんなに離れた国やのに、ウンコの絵を書くときは、日本と一緒であの形を書く。
日本人でもメキシコ人でも、確実あの形を捻り出せる人は数少ないハズやのに、何故かウンコ書くときはあの形や。
不思議。
もしかすると、人間のルーツはあの形のウンコなのかもしれないね。
そう考えると、人間はもう少しウンコについて考える必要があるような気がする。
クジラとか海ガメの保護する前に、ウンコを保護しなあかんし、ウンコと肉体関係を持ち、子供まではらませる「ハエ」という生物に対し、もう少し危険意識を持たなければいけない。
そして、
「おい! このクソ野郎!」
なんて言われた日には、
「僕ちんウンコ呼ばわりされちゃった~。
わぁ~い。
う~れし~いなぁ~!」
と、心から喜ばなければいけない。
僕はよく屁をこきすぎて、あとあとパンツを見ると、ウンコがついてるときがある。
それを聞いて、たまーに嫌がる人がいるが、これからは嫌がらずに、もっともっと好いて欲しい。
吸いて欲しいとまでは言わないから、好いて欲しい。
もしくは、拭いていただければこれ幸いだなと、おもふけふこの頃です。
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