2011年4月17日日曜日

日々の仕事

ここに来て、二週目の仕事が終わった。

毎朝7時にニワトリの鳴き声で起こされた後、だらだら準備。

8時に朝食を持って出かけ、市場前からcorectivoに乗って農家へと向かう。

ここでは、レタス、にんにく、ニンジン、コリアンダー、いちご、ブロッコリー、セロリ、ジャガイモ、小麦etc‥
主に野菜を作っている。

小一時間ほど働いたら朝飯を喰らう。

ボスのアレハンドロとエステバンは、トランプで賭けをしながら時間を潰し、僕らはひたすら雑草を抜いては一輪車で運び、水をまき、肥やしをまく。

そして、2時すぎになれば、再びcorectivoに乗って宿へ帰るのだ。

ちなみにCorectivoとは、14人ぐらい乗ったらパンパンなるぐらいのミニバスみたいなやつや。

一服して、3時半になったら、レストランで高級ベジタブルビュッフェをタダで食す。

なんせ一食1人100ペソ!

約700円ぐらいやから、日本の定食と変わらへん。
高いよ。これはマジで贅沢や!

プライベートやと一食25ペソ(200円足らず)を2人で食べてるっつーのに。

まあ、平日はだいたいこんな感じで過ぎていった。

農場が山にあるため、陽射しはキツイし、空気は薄い。

初日はめまいと耳つんぼ、からだのだるさに襲われた。
ゆうきちゃんにいたっては、目の前がモザイクがかったぐらいや。
まあ、2日目からは普通やったが。


そして、土曜の夜はアンドレスの友達の家に酒を持ち寄って集まり、宴会をした。

やつらはハッシシが大好きや。

こちとらオンリーロンリーアルコールだが。

そして、出来上がったらクラブでサルサ to ナイト!

コカインやマジックマッシュルームを売りつけようとするバイヤーをパスして、ダンシング to ナイト!

そして、疲れ果てベッドで深い眠りに着いた。

てか、この仕事めちゃくちゃ楽やん!
と、思ってたら今週はなかなかハード!

丸太運んだり、50kgある土担いだり、一気にへこたれかけた。

だから、昨日はサタデーナイトにもかかわらず、早く寝た。

今日は昼からアンドレスとファロンと四人で、Sanfuanchamuraっつー村に行く。
サンクリストバルにPulqueはないが、代わりにここには、POSHっていう強い酒があるらしいので楽しみや。

二年前この村を訪れた時には知らなかった。

驚いた!
わ~お!
これやから旅はやめられへん。

行くたびに新しい発見がある。

そこには、初めて乳首をいじることの気持ちよさに目覚めた、中二の夏のあの感動がある。
楽しみや。

しかしながら、この町の風に呑まれて風化していきそうな中で、日々思うことはここが約束の地ではないということだ。

二年前に抱いた気持ちはしょうみ薄れた。

この町も人も素敵だが、この町に住むという意識はなくなった。

なぜなら観光地だから。

やっぱり住むなら田舎がいい。

あまり人の多くないところがいい。

それと日本人が1人もいない方がいい。

サンクリストバルには日本人が10人近く住んでいるみたいや。

こないだかるく会ったが、あきらかに別世界の人間やった。

一緒に一献やりたいと思わなかった。

心のチンポが勃起しなかったので、その日本人たちとはメンタルセックスは出来そうにないなぁと感じた。

抜き差しならないのであれば、乗るか反るかで言えば反っちゃうわけだ。

乗れないのであれば、のれそれ出来ないYO!

あと一週間で、ここでの仕事は終わる。

そのあとは、Campecheという夕陽がキレイな要塞都市にて水牛と米を育てる予定やったが、最低二ヶ月は働かないといけないという条件がついてきた。

VISAの問題があるので、只今変更に向けて他の農家の方にメールしてるとこや。

しゃあけど、僕らの約束の地はいったいどこなんかなぁ~?

とりあえずは残り一週間、ロックを聴きながら雑草を抜こう。

ファック!!
ロック!
ファック!!
ロック!
ファック!!
ロック!
POSH!!!!

PS.アメリカでは現在、ヒップホップが主流らしく、ロックンロールを聴くのは若くない50代のオジサンぐらいらしい。