2012年6月4日月曜日

就職! 離職! 東西南北? 石川啄木! 帰りたい墨国!

5月29日(火)。帰国してから初めて働きに出た。朝8時前に電車に乗り、梅田方面へと向かう。


通勤ラッシュ。無機質なハコの中でぎゅうぎゅう詰めにされた肉の塊がひしめきあう。僕はこの満員電車っていうものが、どうにもこうにも苦手や。だからこそ今まで満員電車に巻き込まれない時間帯の仕事にばかりついてきたのだ。にもかかわらず、まさか今回満員に巻き込まれる時間帯の仕事についてしまうとは…。

 そもそも満員電車を好きな奴ってのは、痴漢かスメラーぐらいのもんであって、正常な神経を持つ人からしたら苦痛でしかないやろう。多分。

かくいう僕も正常な神経を持つ人間の中の1人。だからこそ、
―気が狂いそうや。 息が詰まりそうや。 死んでしまいそうや。
と、感じてしまうのも仕方がない。

このままどっか海の見えるところへ行きたくなってしまう。
 たった40分。電車に揺られただけでどっと疲れてしまった。しかし、今日は仕事初日。がんばらなくては。
 駅から職場まで重たい足をひきずりながら、なんとかかんとか到着。作業着に着替えて現場に入る。先輩方に挨拶し、さあ仕事開始やで~とテンションを無理やり上げた僕に対し、上司から冷たい一言が浴びせられた。

「お前それ、髪型どういうつもりや!! あと服装! 社会人としてあかんやろ! マイナスや! 」

 一気にやる気がうせた。それでも我慢して3日間通ったが、4日目に職場へ向かうことはなかった。


 再び無職に戻ってしまった僕。どうしよう? なんて思ってみたところで仕事が見つかるわけでもない。またまた就職活動するしかないだけの話や。

 しかし、あせっても仕方ないので、とりあえず優雅に赤ワインを呑むことにした。すると何故か勝利の味がした。北朝鮮がいずれ開発するであろう夕方ロケットに乗って、地球を一回りしながら降らせる黄金の雨もきっとこんな味がするのだろう。

 みんな頭がイカれて右も左もわからないままに、生の大根かじったつもりが白人の男根しゃぶってしまって、マスメディアもお手上げヘルプミー! そんな時代がそろそろやって来そうやが、社会不適合者のボクにとっては関係ナッシング! もう少しだけ歯車の上を裸足で駆け回らせてもらうとしよう。

 わ~~お! ハヨシゴトミッケヨ~! キットイマノジョウキョウ、フツーナラアセッテウンコチビッテルダヨ~! 

 危機感が無さ過ぎるのは問題かもしれないが、どんなときでもメンタルが健康でいられるってのがイチバンなのだ。

 でもやっぱり働かなきゃ食べてはいけないので、今週中にはみっけよう!
そうだそうだそうしようと、太郎と花子さんはいいました。

 さ~て今日は何枕で寝ようかな。