2011年9月6日火曜日

来ちゃったよグアテマラ

8月30日(火)
オアハカからウチタン→トゥクストラ・グティエーレスを経由し、サンクリに着いたのが朝6時。

パトロンからのメールもないし、長距離移動で疲れたし、とりあえず一泊した。


翌日。
いつまでたっても返事がないので、パトロン所有のレストランまで行くが不在。

管理人のマリアに聞いても何も知らへんみたい。

「返事ないってことは必要ないってことやし、ここらでいっちょ観光でもするかぁ」
ってことで、一ヶ月早いがグアテマラ行きを決行することにした。


乗り合いバスでコミタンまで行き。
そこで、シウダー・クアウテモック行きの乗り合いバスに乗り換える。

シウダー・クアウテモックに、メキシコの出入国手続きをする場がある。

僕らは出国。
ツーリストカードを渡し、無事に手続き完了。
手数料は無料やった。

二年前、パレンケからグアテマラに抜けたときは、ナンボか取られたが。

まあ、いいや。
ラッキー!


こっからはタクに乗ってラ・メシヤまで行く。

国境の町 ラ・メシヤ。

「ペソをケツァル(グアテマラの金)に変えるよ~」
と、レートの悪い交換屋が近づいて来ては去っていく町。

ここにはグアテマラの出入国手続きをする場が。

なんやかんや話しながら、あっちゅーまに手続き完了。

これまた無料。

多分グアテマラ出る時に金がいるんかもしれん。

メキシコ入る時は確実にいる。
ツーリストカード買わなあかんから。


ラ・メシヤのバス停まで15分ほどかけて歩く。

国境の町で一泊し、テキーラでもやったろかなと思ったが、1人1晩50ケツァル(約500円)。
2人で1000円やったので、ウエウエテナンゴへ移ることにした。

チキンバスに乗り、2時間かけてウエウエテナンゴへ。

正直僕らは、このチキンバスが嫌いで嫌いで仕方ない。

ボロいし、汚いし、スリに会いそうで不安やから。

しかし、乗らなければ前には進めないので乗るしかない。

ラ・メシヤの町がも少し静かなら、移動せずに長期滞在するんやが。

ウエウエテナンゴに着きホテルを探す。

荷物抱えてうろつくんもだるいので、一発目に値段を聞いた、1人1泊35ケツァルの、”LA ESTANCIA”っつうホテルに泊まることにした。

ラ・メシヤよりも2人合わせて30安い。

シャワー&便所は別やが、静かそうやしゆっくり寝れそうや。

荷物を置き、一応ほかの安宿を探す。

すると、バス停の近所に”25Q”って名前のホテルを見つけた。

25Q(ケツァル)!?

まさかなぁと思い尋ねると、まさかまさかの1人25ケツァル(シャワー&便所別)。

わおっ!
やっちまった。
こっちのが安いやん。

2人で約500円やん。

スタッフの愛想は悪いが、明日まだこの町にとどまるならば、ここに変えようかなぁ。



9月1日(木)
”LA ESTANCIA”ーラ・エスタンシアは見事に期待を裏切ってくれた。

静かどころかうるさすぎ。

隣の部屋の兄ちゃんのイビキはうるさいわ、なんか夜中に人が出入りするわ、車も行ったり来たりするし、全く寝れんかった。

ので、町を出ることにした。

目指すはケツァルテナンゴ。

有名な日本人宿あるみたいやから、なんぞ面白いもんでもあるやろうってことで向かうことにした。

日本人宿には絶対泊まらんけど。
おもろないから。


2時間かけてやってきたケツァルテナンゴ。

バスを降りた瞬間に、なんかめんどくさそうな匂いがしたので、即座に違う町に移ることにした。

バス停をうろついてると、バスの運ちゃんが、
「サンペドロ行かん?
こっから3時間。湖とか山あるよ~」
と、誘ってきた。

田舎か?
と聞くと、微妙に頷くし、
「ホテルは1人10ケツァル(100円)でいけるよ」
と言うので、甘い誘いに乗り、僕らはバスに乗り込んだ。


3時間後。
San Pedroに到着。


目の前に湖が広がり、周りは山に囲まれ、コーヒー豆がそこらに生えた、なかなかいい感じの町。

だがしかし、田舎ではなく観光地。

アメリカ人も中国人も、ちゃっかり日本人までいるではないか。

照り焼き豆腐バーガーなる屋台まであるし。

僕の想像してた、マフィアが牛耳る漁村では全くなかった。

しくった!

てか、ガイドブックやっぱいるわ。

地理すら分からんし。

出ようかなぁと思いながらも、洗濯物もたまってるし、ホテルの兄ちゃん愛想いいし、とりあえずこの”HOTEL HELEN”ーホテル エレンーに、二泊することにした。

ちなみに1人1泊40ケツァル。
2人で約800円。

シャワー&便所も中にあるし、何でか知らんが1番広い3人部屋に案内してくれたし、部屋も綺麗。

お湯も出るし、屋上に洗濯物も干せるし、共同キッチンもあるし、読み込み遅いがWi-Fiも使える。

なかなかいいホテルや。

探せばまだ安いとこありそうやが、まあまあ二泊だけやし、いいやろう。

それに1泊10ケツァルの宿は無いらしいし。

当たり前か。



9月2日(金)
この観光地には、カヌーや馬乗り、トレッキングなどのレジャー産業がたくさんある。

僕らはそんなん全く興味ないが、たまには観光客してみるかってことで、とりあえずカヌーに乗った。

カヤックやるんは高校以来。

15年ぶりやし乗れるか不安やったが、余裕で乗れた。

まあ、底の平らなレジャー用やから、よっぽどのことがない限りは転覆せんが。

しかし、舟から見る景色は最高やね。
やっぱ自然はいいやね。

空気も綺麗やし。

なんかそこらへんでよく犬が死んでるし、パン売りのおばちゃん、パン買わんかったら舌打ちするけど、なんとなくこの町は気にいった。

もう少し滞在するか。


その後、町を徘徊。

宿を出て右に突き進むと、ガンジャ売りのおっちゃんとコカイン売りのおっちゃんが、旅行者に薬を売りつける為に腰かけてる。

確かに、町を歩いてる旅行者を見ると、薬好きそうな顔したやつばっか。

フラフラフラフラ歩いとるし、気持ち悪い。

多分ここにくる観光客の9割は、ドラッグを求めているんやろう。

夜なったらトランス音で騒いでるし。

こいつらがおらんかったら尚いいんやが、おらんくなったらなったで町の人らは困るんかも知れん。


スペイン語学校や、レンタルームもあるし、若いヒッピーかぶれが集まるのも無理もない。

奴らが好きな自然もある。
山や湖を眺めながらやるブツが、きっと奴らにとっては最高なんやろう。

俺にはまったく理解出来ひん世界。

何よりかにより酒が1番やがな!

酒をやれ! 酒を!


バイヤーが腰掛ける通りの手前の坂を登れば、町の中心。

日本人が経営する、照り焼き豆腐バーガー屋台をそそくさとスルー。
話すと面倒やからスルー。

銀行に両替に行った後、路地裏のBARで麦酒を呑む。

現地の爺ちゃんと少し話したが、酔っ払ってるし早口やから、全く意味がわからんかった。

ただ、
「俺は貧乏や」
の、一言だけしか理解出来なかった。

きっと酒をおごって欲しいんやろう。

まあ、おごったが。

しかし、あんま長居するとややこしそうやったので、いちおう地酒やという焼酎を買って速攻帰ってきた。


名前は”QUEZAL TECA”ーケサルテカー
小瓶で100円(125ml・36度)。

多分さとうきびやと思うが、
「何が原料かわからん」
と、BARのオヤジは言うし、味覚的にはウソもんの味やから、日本のビッグマンみたいなもんなんかな?

昨日買った、VENADOーべナードーの方がまだ上手いかも。

値段も量も一緒やし。

にしても、グアテマラは酒が高い!

メキシコで1.2リットルの麦酒が約180円で帰るのに対し、ここでは1リットルで220円ぐらいする。

高い!
もしかしたら探せば、まだ安いのんあるかもしれんが、実際問題どやろか?



9月3日(土)
地元の床屋にて、人生初! モヒカンにした。

土曜日やからかほとんど店が閉まってたが、タクシーの兄ちゃんに聞いていい床屋を紹介してもろた。


シャンプーはないが、カット一律20ケツァル(約200円)。

安いし、グアテマラの理容師やから、なんとなく不安やったが、バリカンのアタッチメントをちょこちょこ交換しながら、最後には残った髪をいい感じにすいてくれた。

正味日本の床屋よりも技術あるんちゃうかな??

かなりいいで!

格好ええ!

今までやってきた髪型ん中で1番ちゃうかな??

WAO!!
グアテマラ最高!

しかし、毎日毎日暇やから、地酒探しでもしよか?

てか、コーヒー栽培の仕方覚えたいなあ~。


しかし、グアテマラは京都みたいや。

道を尋ねるとたいがい、上がるとか下がるとか言う。

大阪人の僕にはなかなか難しい説明や。

出来れば43側とか2号線向かって右とかゆーて欲しいもんや。