29 de abril
サンクリストバル・デ・ラスカサスでの最後の仕事が無事に終わった。
最後の仕事は、manzanilla(カモミール)を摘む仕事だった。
なんでも、カモミールティーにするらしい。
そういやカモミールティーなんてお洒落な茶は、今だかって飲んだことがない。
一体どんな味なんやろう??
そして、どんなお方が飲むのだろう??
僕が想像するに、きっとどこぞのご婦人たちがバター犬を引き連れ、オープンテラスに深々と座り、子指を立てながらすすり飲むような飲み物なのではないだろうかと思う。
そして、彼女たちは会話する。
「本当に美味しいカモミールね。
きっとキレイなお花畑で素敵な夫婦が一生懸命摘んでるんだわ。
ちいさな女の子がお手伝いしたりなんかして、まわりではワンちゃんがかけまわって‥」
しかし、実際は違う。
カモミールとは全く無縁なガンジャ好きアメリカ人と、インド大好きパナマ人が、上半身裸で女の子座りしながら、
「あっついあっつい」
言いながらだらだらと摘んでいるのだ。
その後ろ姿はとてつもなく気持ち悪い。
写真でお見せできないのが残念なぐらい気持ち悪い。
そして、後ろでは日本人2人がこれまただらだらと、畑向こうのテーブルでは、メキシカン2人が、
「ビリビリブー! ビリビリブー!」
と歌いながら、いつものようにトランプゲーム。
こんな中で摘んだカモミールは、一体どんな味がするのだろう?
もしかするとその答えは、犬のみぞ知るのかも知れない。
バター犬に幸アレ!!
まあ、そんな話はどうでもいいとして、明日とうとうこの町に別れを告げる。
結局Campecheの水牛農家とは、タイミングが合わなかった為に断わった。
代わりに、Campecheよりだいぶ西に進んだ、同じメキシコ湾沿いに位置するVeracruzという町の農家で働くことになった。
偶然か必然か、その農家の夫妻が今日から一週間ほどこの町に来ている。
なので明日、Tianguisと呼ばれる
野外市場みたいなとこで会ってからベラクルスへと向かうことになった。
明日ここで出店するみたいだ。
これまた偶然か必然か、いま働いている畑で取れた作物も、毎週土曜日にtianguisにて出店している。
人と人との縁とは、こういうもんなのかもしれない。
シンクロニシティ的な出会い。
きっと次の旅も楽しいものになりそうだ。
アンドレスとサヨナラするのは辛いけど、よくよく考えたらアンドレスは六月にベラクルス来るみたいやし、縁があれば同じ農家で働けるやろう。
パナマ人サウロはカナダに行くみたいやが、パナマに行くことがあればメールくれたら家族に言うとくみたいなことを言ってくれたので、パナマに行けば、サウロの幼き日の思い出に触れることが出来る。
るろうに剣心が好きらしいから、漫画置いてるかもしれへんし。
ファロンは2日前に出ていった。
メキシコシティで働くみたいやが、ミサイルを落としたあとはキチンと流すということを早々に学ぶべきだろう。
そして、新しくきたキャルシーは、とにかく大きい。
そんなこんなでサンクリ最後の夜。
週末だ!
週末といえば、
高木まひことシェキナベイベーズ。
”Rock'n'Rollが呼んでる”
を聴いてテンションをあげよう!
週末こそはビールとビールとビールで~!
そして、酒場へ行こう!
もちろん安酒場!
スーパーで売ってるビールに7ペソ(50円ぐらい)追加するだけで、ツマミがついてくる安酒場。
下手したらツマミ分、店が損してる感まんさいな安酒場。
ここで飯食ったら、確実翌日腹下す安酒場。
最後の夜は、michelada(ビールにライムとかタバスコが入ってるカクテル。バカウマ)で乾杯やぁ!
ビリビリブー!
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