7月20日(水)
前日に叫びすぎたせいか、裸でワイン呑んでたせいか、風邪をこじらせ寝込んでしまった。
熱も出てかなりしんどい。
それでも、ハニーのバースデー祝い in メヒコ。
せめてもと思い、残りのワインと、テキーラ NEW ボトルを開けて乾杯した。
2人がテキーラを好きになるきっかけとなった、"Real Haciendaーレアル アシエンダー"
という名前のやつをやっつけた。
寝て呑んで食べて、また寝てを繰り返すうちに、あっという間に夜になり床に入るが、外を走る車の音がうるさくて、まったく眠れない。
それに、宿の人間がドアをバンバン開け閉めする音を聞くたびに、イライラする。
客がおることを忘れているのか、夜中になっても話声とシャッターを開け閉めするガラガラガラ~という音が何度も何度も鳴り響く。
そういや昨晩もそやった。
何故や?
普通宿の人間も夜中には寝るやろう?
一体何をしてこんな遅くまで起きてるんや?
僕ら以外にも子連れの夫婦が一組泊まってるんやから、気を使いなさいよと言いたい。
そんな感じで眠れないまま、夜中の2時か3時をまわった頃、廊下から女性のわめき声が聞こえてきた。
「あ~」
一瞬、なにか事件でも起きたのか?
と驚いたが、よく聞くと何のこっちゃない、ただの夜のルチャ・リブレ(プロレス)や。
「あ~! あ~! お~いぇ~! ああ~!」
何度も何度も女は喘ぐ。
こんな夜中に。
こんな大声で。
恥ずかしくはないのだろうか?
他に客が泊まってることを知らないのだろうか?
それとも羞恥プレイか?
ここまでされたら笑うしかない。
深夜の廊下でパンパンパンパン‥
パパントラ。
いや、パンパントラ。
これはもう尊敬に値する行為。
しょせん男と女はチンコとマンコ。
アダムとイヴの真の名前も、チンコとマンコやろう。
すべての始まりはファックでしかないんやから。
しかし、ここで疑問が1つ。
一体やってるのは誰なんやろう?
宿屋の夫婦か?
それとも息子が彼女とやってんのか?
まさか、もう一組の夫婦ではあるまい。
ガキ連れなんやし。
しかし、なんぼなんでも宿の人間が、大声でおっぱじめたりはしないやろう。
しかも廊下で。
そこで僕は考えた。
1.深夜になっても人の話声がちょこちょこする。
2.誰かしらが出入りしている雰囲気が漂っている。
3.宿の名前が”Mesón del conejoーメソン デル コネホー”
(うさぎちゃんの宿)である。
これから推測するに、この宿は売春婦御用達の宿なんだろうと。
ならば、すべてにおいて納得がいく。
シャッターの音も、人の話声も、廊下での1ラウンドK.Oも。
きっと、酒に酔ったちょい悪オヤジが女口説いて、イタズラに廊下でおっぱじめたんやろう。
宿の人間も、ちょっぴり困り顔で苦笑いしてたんではなかろうか?
それにしても、あの狭い廊下で、どんな体位でリブレしてたんやろう?
バック?
駅弁?
正常位?
それとも、ミルマスカラスもビックリな体位で、この酔いどれルチャドールは、猛攻撃をかましていたのだろうか?
見たわけじゃないので答えは風の中。
ただ言えるのは、フィニッシュ決めた後の女のクシャミ1つで、男のナニは瞬時に萎えたであろうことだけ。
そして、僕は心の中で、
(Salud-サルー-(お大事に))
と言ってあげた。
今後、うさちゃんの宿なる名前のついたホテルには、何があっても泊まるまい。
僕は特にプロレスが好きなわけじゃないから。
リングの上にしてもベッドの上にしても、所詮ショーの方が盛り上がるんやろう?
チンコは使ってもガチンコではあるまい。
まあ、それでも三こすり半劇場よりは、ショービジネスか?
さよなら岩谷テンホー!
さよならパパントラ!
さよならうさぎちゃん!
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