2011年9月20日火曜日

Casa Cannabisーカーサ・カンナビス

9月17日(金)
この宿に来て約2週間。

9月15日が独立記念日ということもあり、この週はぼちぼち宿泊客が訪れているものの、
「僕ら以外の収入源はないんちゃうか?」
っつーぐらい暇。

それでもここの家族たちの食生活はなかなか豪華なもので、朝はコーンフレークに牛乳。
昼は毎日のように鳥肉。
オヤツにはさつまいもや大量に買い込んだパン。
夜は夜で、これまたガッツリ食べている。

こんな暇な状態やのに、どこにそんな余裕があるの?

家族や手伝いのお姉さん達を入れたら、毎日8人分の食費がかかるのに‥

と聞きたくなるが、その余裕の元は全てマリファナである。

宿から5分ほど離れたとこにあるオヤジが経営するコーヒーショップ。

ここもほぼ毎日暇そうやし、オヤジはどうやらコーヒーに関して素人な感じ。

このコーヒーショップが、オランダ人に対するメッセージなのかどうかは知らないが、とにかく毎日のようにマリファナを求めて宿に人が訪れる。

観光客しかり、現地人しかり、求める奴らがあとを立たない。

たまに泊りに来る宿泊客も全員それが目当てらしく、朝から晩までプカプカプカプカ葉っぱを吸ってはむせている。

やめりゃいいのにむせては吸い、むせては吸いを繰り返す。

まったくのバカチン行為。

そして、葉っぱを吸わない僕らを見て、
「吸う?」
と、必ずのように間違った親切心を押しつけてくる。

きっと、葉っぱを買う金を持たない、貧乏ハポネスを気遣っての一言なんやろうが、僕らは正直ゆーて酒と食とコーヒーにしか興味がないので、
「わ~い、わ~い!」
と、おこぼれにありつこうとは思わない。


即座に、
「グラシアス。ペロ、ノーキエロ。
ポルケ、ソロトマール」
(ありがとう。でも、いらないよ。
なぜなら、酒しかやらんから)
と答える。

これが、酒おごったるって話なら全く別なんやが。


いっそのことここの宿名、
”POSADA LA CRISTALINASーポサダ ラ クリスタリナス”
(水晶の宿??)
ではなく、
”CASA CANNABISーカーサ カンナビスー”
(マリファナの家)
にすりゃあええんちゃうか?
とも思うが、そんなことしちゃあ、オヤジの愛娘たちが学校でいじめに会うやろう。
それは可哀想や。


それにしても、マリファナ好きの外人どもは頭が悪い。

どこをどうすればそんなことが出来んのかが不思議なぐらい、頭が悪い。


共同生活の場やとゆーのに、な~んも気にせず一晩中大音量でトランス聞いて騒ぐ騒ぐ。

ありえんぐらいうるさい。
これならまだボニーんちで飼ってる豚の方が静かや。

そして、騒ぐだけでは飽きたらない、豚よりうるさい豚どもは、ハンモックに靴のまま寝転がる。
テーブルに足のっける。
テーブルの上に座る。
部屋はアホみたいに汚すわ、そこらにゴミはばら撒くわ、数えあげりゃきりがないほどの行儀の悪さで気分を害す。

俺が親なら灸(やいと)すえたるんやが、親じゃないのでそんなことしたら、ただのキチガイ。
下手したら警察行きや。

とにかくこいつらは、僕らにとって確実に仲良くはなれない人種や。
というより豚種か?

今後、世界規定でこのヒッピーかぶれの腐れ外人ども専用の豚小屋を、一般の宿泊施設とは別に作り、仕事してへんポリ共々、離島にて隔離するべきやろう。


早く来週なって宿泊客が0にならんかなぁなんて、毎日のように考えながらふて腐れてると、カーサ・カンナビス(旧姓:ポサダ・ラ・クリスタリナス)
には、実はもう1つ収入源が存在するという事実にきづく。


それはもうかなりの収入源であり、金持ちになるためには必須と言えようアイテムや。


…そう、白い粉である。


白い粉っても、小麦粉やベーキングパウダー。
ましてや、天花粉などでは全くなく、コカインという名の悪い粉(スペイン語ではコカイナ)。


そんな悪いもん売ってりゃ、そりゃあ毎日贅沢出来るわ。


そして、そんなもん食ってりゃ、そりゃ一晩中眠らずにトランス聴きながら奇声も発するわけですわ。

20代のアホ学生だけならまだしも、40〜50歳のセニョール達が、マリファナと酒だけで眠らずに一晩を過ごせるわけもないんやから。

確実にコカイナの力が必要になってくる。

そう考えると、カーサ・カンナビスやなくて、カーサ・シャブリーナにした方がええんちゃうか?
とも思うが、若干卑猥な感じもするので、やめた方がいいやろう。


ホンマ、けったいな宿で一月契約してもうたもんや。

宿代払う前に、売人であることだけはしっかりと告白しといてもらわんと困る。

まさか、払った後に言われるとは思わんかったからなぁ。

聞いてたら泊まってはなかった。

それにハッパだけならまだしも、粉まで売ってるとは。

このサンペドロ・ラ・ラグーナって町は、好きもんにとってはパラダイス。
この宿なんて、まさに水晶の輝きに思えるんやろうが、僕らからしたらただの化石。

ただうるさいだけの町や。

目の前には山や湖があって綺麗やし、ちょっと移動すりゃ色んな民芸品も売ってるし、長閑な田舎の空気を満喫できる。

それが薬のせいでぜ~んぶ台無しや。

な~んか、どっかに安酒場付きの宿はないもんかね。

いっそのこと作ったろか?
酒オール500円。
宿泊客にはツマミ一品サービスするような安宿。

たま~にロッカンロールライブがあるような。

もちろん薬は禁止。
エッチもこっそりならいいけど、大音量は禁止ね。

なんせ外人は声がデカイから。


しかし、言葉の壁はまだまだ高く。そして、厚い。

この壁はきっと、乗り越えるよりは乗り越えてきてもらう方が早いし、ぶっ壊すよりはぶっ壊してもらう方が楽やろう。

生まれてこの方30年間。他力本願な人生を歩んできたんやから、こんな楽な考えばかりが浮かび上がって来るのも仕方がないといえよう。

だが、ここらで一丁この重い腰を持ち上げて、壁を壊すもええやろし、よじ登るのもええやろう。

せっかくまだまだ時間があるんや。
このカーサ・カンナビスにて、他力本願独立をはかるのも面白いかも知れない。

だが、まずは餃子を作る方が先決。

なんせ今現在、僕らは酢と醤油。それに小麦粉と唐辛子まで持っている。

ラー油とごま油はないものの、挽き肉とキャベツさえ買えば、簡単に餃子が作れるではないか。

考えただけでもヨダレが出る。

ああ、ビールが呑みたい!
餃子とビールで人生バラ色。

紹興酒ないんは残念やが、代わ
りにラムでも燗して呑んだろか。

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