2012年4月3日火曜日

ハノイなんて大ッ嫌い! 1

2月13日(月)
バンコクを出発し、ベトナム・ハノイへとやって来た。
空港を出るとバンコクと違いクソ寒いハノイ。
空もどんよりしてるし、もうすでにこの時点で町を出たくなった。
が、ホテル予約してもうたし、とりあえず町へ行くことにした。

空港から町までのタクシーは、チケット売り場でチケットを買うやどうたらうんぬんとネットに書かれていたが、そんなもん探す間もなく運ちゃんがしきりにしつこく声をかけてくる。

「900、900! 900ドンやで~~(3円やで~~)」

そんなワケあるかいな!

そう思いながらもあまりのしつこさに心は折れた。
タクを持ってくるからここで待っといてくれと言うので、待ってる間に運ちゃんの連れらしきハノイ人に、
「しょうみドルでいくらなん?」
と聞くと、
「16ドルかな?」
と答えた。

16ドル(約1400円)。
チケットえで買えば10ドル(らしい)。

6ドル高いが、まあええわ。

その連れと話してたらタクもやってきたのでとりあえず乗り込んだ。

日本人観光客をボレたことでやたらテンションハイなハノイ人。
彼女か嫁はんか知らんが、運転しながらラブトークに夢中。

(どーでもいいけど、事故んなよ)

それだけを願いながら、ボッタクリタクシーに揺られて目的地へと向かう。
が、ここで心配なのは結局いくらやねんってこと。

連れは16USドルゆーてるし、こいつは900ドン(3円)ゆーてるし。
1400円と3円じゃ雲泥の差や。

「おい。ホンマに900なんか?」

「900やで」

「900って安すぎるやろ。ホンマか?」

携帯の電卓を打って見せる。

「OK。900だよ」

(絶対ウソやろ)

次は1000ドン紙幣を渡してみる。

「え?  ノーノーノー! ぜんぜん違うよ。900って言えばベトナムじゃ900000のことだよ。下3ケタは数えないよ」

「知らんがな!!」

結局900=900000(約3400円)と判明。

ドルなら45ドルやと、ありえんぐらいボッてきた。

「はぁ? 高すぎるやろ? おろしてくれ!」

「ノー!! 無理無理無理! 45ドル! この値段のどこがいけないの!!」
と、駄々っ子ばりに発狂する。
今にも暴れだしそうなイキオイや。

やばい! 下手したら刺される。
しかし、ここでひいたら日本人の名折れ。ギリギリまで喰らいつく。


「いやいやいや、お前の連れが16ドルゆーてたで。」

すると、少し落ち着き、
「…40? …30?…」

だんだんと値段を下げてきた。

極力発狂させないように少しずつ少しずつ交渉し、結局20ドルまで下がった。
が、16ドルまでは下がらなかった。

その後、目的地までは沈黙が続く。

運転手は連れに電話したようで、
「お前のせいで安しなあかんくなったがな!!!」
みたいな感じでかなりキレまくってるし。

な~んかいやな雰囲気やなぁ~。

そうこうしてるうちにホテルに着いた。

すると、ホテルのフロントやろか?
若ハゲホストみたいな兄ちゃんが中から出てきて、
「今工事中でペンキ臭いから、別のホテルに移動してくれ」
と、別館・Travel mate Hanoi Hotel(Hai Nam)に移動させられた。

ええ~~!

まあでも、料金も一緒やしホットシャワーも暖房もあるからまあええかってことで宿泊。

「明日はバレンタインやからツアークルージングを彼女にプレゼントしろ、プレゼントしろ」
ってかなりしつこいのはシャクやが、それ以外何も問題はないし、洗濯物を預けて町へ出た。


しかし、雨は降ってくるわ、地面はぐしゃぐしゃやわで、観光も出来ぬままにとぼとぼしてたら集団のギャル男に捕まり、ベトナムやのに何故かハンバーグステーキを食わされる。

いや、ウマイ…けど。


結局その日はホテルに帰りビールを呑んで床についた。

久しぶりのベトナム。

スタートからこけた感が満載や。

明日はどうなることやら。

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