バス停につき47番バスを待つ。
47番バスはバッチャン焼きで有名なバッチャン村行きのバス。
これに乗れば、終点がバッチャンやから寝てても無事到着する。
なんせ飛行機出発はまだまだ先やから、なんかしら時間潰さんとね。
しばらくするとバスが来た。
「よし、乗り込もう!」
しかし、バスが止まると同時に現地人が大量にバスへと駆け込んだ!
その勢いはまるで、ナウシカに出てくるオームのよう。
ドドドドドド…と効果音が聴こえてくるぐらい凄まじい勢いや。
下手したら大阪のオバハンよりも勢いがある。
これは無理や!
こんな激流みたいな勢いの中を突き進むことも、混ざり合うことも、甘ちゃんなチャッパニーズには到底無理や。
仕方ないので泣く泣く逃す。
「次またバスが来て空いてたら乗り込もう。あかんかったらもうタクで空港行こう」
そう決めて、再びバスを待つ。
待っていると17番バスを発見した。
17番バスは空港行きバスらしい。
たったの5000ドン(約20円)で空港まで運んでくれる現地人御用達のバスや。
まさかこっから出てるとは!
よし、次あかんかったらタクやなくこれで空港行こう!
でも、ホンマに空港行くんかいな?
間違えるんも嫌やし、隣にいた男前な青年に聞いてみた。
「このバス空港に行く?」
「行くよ」
「空港に行きたいの?」
「あとで。でも、今はバッチャンに行きたい」
「そう。あの~、ニホンジンデスカ?」
あっ! 日本語!
「ボクはトゥエンイイマス。バッチャンにスンデル」
カタコトの日本語で一生懸命に話しかけてきた。
「そうなんや。日本語どれぐらい勉強してるの?」
「サンカゲツ」
すごい!
三ヶ月でこんなに話せるなんて。
彼は現在25歳の会社員。
4月から日本で3年間の農業研修をするらしい。
専攻はトマトだそうだ。
「お互いバッチャン行きやし一緒に行こうぜ」
そう言って彼といろいろ話しているうちに、再び47番バスがやって来た。
が、相変わらず勢いが強い。
彼はあっという間に後方からバスに乗り込んだ。
だが、もちろんのことボクラは置いてけぼりをくらう。
しかし、一緒に行こうと約束をしたので、頑張って前方からバスに乗り込んだ。
なんとかかんとか乗り込むと、トゥエンが後ろからおいでおいでと手招きをしている姿が目に映った。
人波をかきわけて、これまたなんとか後ろまでたどり着くと、トゥエンはゆうきちゃんのために席を確保してくれていた。
うわぁ。めっちゃレディファーストやん。
同じアジア人とは思えんぐらい気がきくバッチャン人。やっぱり顔が男前な奴はやることも男前や。
彼と出会えたことで、なんだかハノイを好きになれそうな気がしてきた。
47番バスはバッチャン焼きで有名なバッチャン村行きのバス。
これに乗れば、終点がバッチャンやから寝てても無事到着する。
なんせ飛行機出発はまだまだ先やから、なんかしら時間潰さんとね。
しばらくするとバスが来た。
「よし、乗り込もう!」
しかし、バスが止まると同時に現地人が大量にバスへと駆け込んだ!
その勢いはまるで、ナウシカに出てくるオームのよう。
ドドドドドド…と効果音が聴こえてくるぐらい凄まじい勢いや。
下手したら大阪のオバハンよりも勢いがある。
これは無理や!
こんな激流みたいな勢いの中を突き進むことも、混ざり合うことも、甘ちゃんなチャッパニーズには到底無理や。
仕方ないので泣く泣く逃す。
「次またバスが来て空いてたら乗り込もう。あかんかったらもうタクで空港行こう」
そう決めて、再びバスを待つ。
待っていると17番バスを発見した。
17番バスは空港行きバスらしい。
たったの5000ドン(約20円)で空港まで運んでくれる現地人御用達のバスや。
まさかこっから出てるとは!
よし、次あかんかったらタクやなくこれで空港行こう!
でも、ホンマに空港行くんかいな?
間違えるんも嫌やし、隣にいた男前な青年に聞いてみた。
「このバス空港に行く?」
「行くよ」
「空港に行きたいの?」
「あとで。でも、今はバッチャンに行きたい」
「そう。あの~、ニホンジンデスカ?」
あっ! 日本語!
「ボクはトゥエンイイマス。バッチャンにスンデル」
カタコトの日本語で一生懸命に話しかけてきた。
「そうなんや。日本語どれぐらい勉強してるの?」
「サンカゲツ」
すごい!
三ヶ月でこんなに話せるなんて。
彼は現在25歳の会社員。
4月から日本で3年間の農業研修をするらしい。
専攻はトマトだそうだ。
「お互いバッチャン行きやし一緒に行こうぜ」
そう言って彼といろいろ話しているうちに、再び47番バスがやって来た。
が、相変わらず勢いが強い。
彼はあっという間に後方からバスに乗り込んだ。
だが、もちろんのことボクラは置いてけぼりをくらう。
しかし、一緒に行こうと約束をしたので、頑張って前方からバスに乗り込んだ。
なんとかかんとか乗り込むと、トゥエンが後ろからおいでおいでと手招きをしている姿が目に映った。
人波をかきわけて、これまたなんとか後ろまでたどり着くと、トゥエンはゆうきちゃんのために席を確保してくれていた。
うわぁ。めっちゃレディファーストやん。
同じアジア人とは思えんぐらい気がきくバッチャン人。やっぱり顔が男前な奴はやることも男前や。
彼と出会えたことで、なんだかハノイを好きになれそうな気がしてきた。
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