2011年11月24日木曜日

俺たちに宿はない?

入国後、サンクリストバル・デ・ラスカサスで一泊した後、格安バス会社”LEO”の、安い割りにはなかなか快適なバスに乗り、チナハスを目指した。

ちなみにこのバス、トイレは付いてるが使用不可能。
ドアが閉まってるので、オブジェにすらなりゃしない。

そして、自由席に見えて、実は指定席。

コンビニの便所に停車したかと思うと、コツ前と姿を消し、数十分後に帰ってきたりと、なかなか楽しいオプションが付いている。

チナハスに4時ごろに着き、ベラクルスを経由して、10月7日・昼にカランサへと着いた。

レチュギージャスを去ったんが8月7日やったから、ちょうど二ヶ月ぶり。
だが、暑さは相変わらずで、感動の涙も忘れるぐらいに、汗が止めどなく流れ出た。

カランサで、レチュギージャスの町人・サラの姉妹に出くわし車で送ってもらう。

レチュギージャスに着くと、ボニーにまず挨拶を交わした。

飯を食い、酒をやり、グアテマラの話をし、かるく盛り上がった。
が、部屋のことは何一つ触れられなかったし、なんとなく接し方が冷たい気がした。

(もしかしたら、部屋使われへんのかなぁ?
つーより、嫌われてもた?)

なんて不安はとりあえず置いといて、レオン一家の家へ。

久々のボスの家。
到着すると、ボスもグロリアも子供らも、みんな暖かく迎えてくれた。


安心し、腰をおろし、飯食って一服した後、再びボニーん店に行く。

そして尋ねる。

「部屋使える?」

「うん」

返事はイエスだが、やはり態度は冷たかった。

とりあえず荷物だけ部屋に預け、またまたボスん家へ。

飯食って団らんしてたら、
「今日はここに泊まってけや」
ってことなので、泊まることに。


一応、ボニーん家に泊まれることなったと伝えると、
「まぢで!」
と、レオンは驚いた。

なんでも、来月に娘が帰ってくるらしく、部屋が必要らしい。
だから、誰も泊めるつもりはないみたいな感じやと。

それを聞いて、僕は思った。

(ボニー一家が妙によそよそしかったんはそのせいか?)
と。

きっと部屋をキレイにしたりするやらなんやらで、誰かに住み着かれると困るから、極力部屋の事には触れられんようにしたかったんやろう。


そうなってくると、この町には長居出来ひんてワケや。

しかし、ボランティアも辞め、仕事もない2人がより安く長期滞在するにはこの町しかない。

それに、この町が好きやから戻ってきたワケやし、長くいたい。

が、ここには安いホテルはない。
海沿いに一軒、高いホテルがあるだけ。

後はカランサに数件ホテルがあるが、こいつも若干高そうや。


どないするか悩んだ後、賃貸住宅が無いかどうか尋ねることにした。

二ヶ月前、賃貸住宅は無いと聞いていたが、ダメ元で聞いてみることにしたのだ。

もし、これで無いならスペインにでも行こう!
と、ハラに決め。

「賃貸住宅ってないよね?」

「あるよ!」

ええ~!
前、無いって言ってましたやん???

まぁ、いっか。

「いくら?」

「月300ペソぐらいかなあ(約2000円)」

安っ!!

「借りたいなら俺の名義で借りたるけど、まあまだボニーの娘帰ってこんから、見つかるまで気長に待っとけや」


いつものボスの無責任な発言。
全く安心は出来ないが、とりあえず旅の疲れと気疲れを癒すように、倒れこむように床についた。

2 件のコメント:

  1. よぉ生きとったか^^
    しばらく更新ないからどないしとったんかとおもたで。
    おもろい旅続けてやぁ。更新もおねがいな。。

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  2. TAKAさん
    バリバリ生きてますよん。

    とりあえずまだまだメヒコは抜けれません(笑)

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