メキシコを代表する食べ物と言えばタコスだ(メキシコではtaco-タコ-と呼ぶ)。
そして、このタコスはトルティーヤなしでは成り立たない。
トルティーヤ(トルティージャ)とは、maíz(マイース)ートウモロコシーから作られる平たい生地のことだが、スペインではオムレツのことを指す。
そんなトルティーヤがメキシコ人の主食。
言ってみれば日本人にとっての米と同じだが、
「トルティーヤの無い人生なんて考えられへん!
トルティーヤの無い国には行きたくない!」
と、若干狂いすぎている気もする。
が、確かにこの国に住んで生活していると、その気持ちが分からんでもなくなってくるから不思議や。
”人類はトウモロコシから誕生したのである”
なんてメキシコ的な考えが、今では理解出来るぐらい、僕らもトルティーヤ中毒になってしまっている。
タコ以外にも、エンパナーダ。チラキレス。タマール、エローテス、エスキーテスetc(タマール、エローテス、エスキーテスは、eloteーエロテー(マイースとは違う種類のトウモロコシから作られる)。
とにかくメキシコでは、毎日がトウモロコシ三昧。
トウモロコシを使った料理がホンマにたくさんある。
が、実は料理以外にも、トウモロコシの使い道があるということを最近知った。
メキシコの教育制度について、グロリアと話あっていたある日のこと。
「日本でも昔の先生は手をあげてたけど、今はあげないよ。
PTAがうるさいから」。
「メキシコも同じよ。昔の先生は厳しかったわ。
宿題忘れたり、授業中騒がしくしてたりなんかしたら、床に並べられたトウモロコシの上に正座させられて、両肩から重い物を持たされたもんだわ」
ええっ!
そんなとこまでトウモロコシ!?
痛そう!
食べるだけやなくて、教育的指導(拷問)にまでトウモロコシを使うとは。
メキシコという国は、とてつもなく恐ろしい国である。
メキシコに生まれんでよかった!
ビバ! 米大国ハポン!
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