ある日、憂歌団の”おそうじオバチャン”を聴いていた。
一日働いて二千円!
今日も働いて二千円!
明日も働いて二千円!
糞にまみれて二千円!
‥かなり低賃金でかわいそうに思うが、よくよく考えると僕たち2人は、朝早くからミミズや牛の糞や小便にまみれながら、一日働いても一銭にもならん。
一日働いても無銭や。
今日も明日も明後日も、糞にまみれながら無銭や。
きっつ~!!
だからといってそんな日々を別に嘆いてるワケでもない。
なんやかやと、スペイン語と農業の勉強を両立出来ているワケであるからして、なかなか貴重な時間を過ごしているとは思う。
僕らがいま主に勉強しているロンブリコンポスタ(ミミズの肥料)は、100%ミミズの糞で出来ている。
ミミズの糞と聞くとしょぼそうやが、これがまたかなり凄い栄養素を持っていて、しおれた植物にこの肥料をぶっかけると、短時間の内にビンビンになっちゃうという、肥料界のバイアグラ的存在なのだ。
僕らはこの天然バイアグラを作り出す為に、毎日毎日糞にまみれてるワケやが、この作業で1番キツイのが、”虫”である。
正直ゆーて僕は虫が大嫌い。
気持ち悪いし怖い。
だから、虫とは出来るだけ関わりのない生き方をしていたいのだが、農作業に虫はつきもの? なのか、この農場にも虫がうじゃうじゃおる。
ダンゴムシ、イモムシ、ゴキブリ、タランチュラetc。
かなりきっつい!
特にゴキブリ!!!
ゴキブリは大キライや。
てか、ゴキブリ好きな奴もそんなおらんやろう。
と、思っていたのだが、ところがどっこい!
ある日ボスが、
「メヒカーノ(メキシコの男)でゴキブリが嫌いな奴は1人もおらんよ」
と言った。
「なんで?」
と聞くと、
「だってゴキブリって女性のアレにそっくりやん!」
なるほど!!!
…え?
いや、待てよ。
???似てるか???
ゴキブリと女性のナニ。
似ても似つかんと思うのだが、この話をボスが奥さんの前でした時、奥さんはめちゃくちゃ笑ってた。
笑うということは、それを認めているということなのか?
確かに!
僕はメヒカーナ(メキシコの女性)のソレを拝見したことがない、だからもしかすると、類似しているのかもしれない。
なんせ、
”この世界には、まだまだオラの知らねえエッチな例えが山ほどあるんだなぁ”
と、悟空さんが言ってるからだ。
しかし、ゴキブリま○こと聞いて僕は勃起しない。
ミミズ千匹と聞いて勃起はしても、ゴキブリじゃ勃起はしないYO!
う~ん。
メヒカーノってのは、ちょっぴり悪ふざけが過ぎるようだ。
その点ハポネスは違う。
女性の神秘的な部分を、あの高級な海の生き物、アワビに例えるという美的感覚っつーより、ムッツリな感覚を持ってるからだ。
むろん、僕もムッツリだ。
何故ならば僕は昔、アワビをゴシゴシ洗っているときに、ギンギンに勃起したことがあるから。
アワビの黒光りした部分を、少しずつ少しずつ水で洗い流しながら、少しずつ少しずつ膨らんでゆく、オ~ My SON!
はち切れそうだ! 飛び出しそうだ! 活きているのが素晴らしすぎる!
こんなしょうもない日記を書きながら、明日もまた、アワビではなく、エメラルドグリーン色したゴキブリと戯れるのだ。
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