2011年12月29日木曜日

なかなかいいかなイナカな生活

初日以降、家のトラブルは無く、平穏無事に過ごしている。

そして、町に戻って来てから1週間は、とりあえずマッサージのお客さんを待ってみた。
が、ほとんど来客は無かった。

それもそのはず。
よう考えたら前回は夏休みやった。
だから、都市に出稼ぎに行ってる人たちや、都会の学校に行ってる子供らが、ここに戻ってきてた。
そして、物珍しさと安さにひかれてちょこちょこ稼げただけの話。

てことで出てきた答えは、
「年末年始にちょこっと稼げりゃいいかぁ~」。


てなワケで、スペイン語を勉強しながらだらだら生活しようと思っていたのだが、そうは問屋が卸さなかった。


飯の時、何気にボスに尋ねた。
「最近ランチョはどう?」

「かなり荒れてるよ。
トラクターも壊れたままやし、カルロスも首切られたから、今1人やし」

チーン!

なんでも、当初100万ぐらいと聞いていた別荘(ボスはポルケリア(ガラクタ)と呼んでいる)の建築費が、200万追加になったことでパトロンの金が無くなり、人員を削減されたらしい。


ボランティアもおらんし、来ても仕事がハードやからすぐに出て行くし、パトロンの息子ルーベンとロヘリオ(無職)は、相変わらず手伝いにも来んらしく、ボスはただ1人働いている。

おかげで筋肉疲労がたたり、かなり痛そうにしている。

(辛そうやなあ~)
てことで、僕らは再び農業を手伝うことになった。


正直、アホ家族の経営するランチョを手伝うのはアホらしい。
なんせ三ヶ月前追い出されたワケやし。
なんの恩も義理もない。
が、ボスにはかなり世話になっている。

だから、恩返しと勉強を兼ねて、再び農業を手伝うことにしたのだ。
しかし、少しは金も稼ぎたいので、午前中だけの手伝いにした。

そんな2人の生活スタイルはこんな感じ。


月~土
6時半:起床
7時~10時:ランチョ(農場)の手伝い
10時~11時:朝食(ボスん家)
11時〜11時40分:掃除、洗濯、火起こし
11:40分~13時:ドラゴンボールZ鑑賞(改じゃないやつ)
13時〜17時:お湯浴びて飯食って勉強しながらマッサージの客待ち
17時〜19時:牛にエサやってから、週1~週2ペースでボスのマッサージ(もち無料)
19時〜20時半:シンプソンズ鑑賞
20時半~21時半:ウトウトしながらまったく進まない勉強
21時半:就寝

※ 日、祝、雨の日:一日中チンポ丸出し


う~ん、修学旅行生より規則正しい生活。
おかげで毎日毎朝、デッカいクソが山ほど出る。


”健康”
この言葉はまるで、僕らの為にあるんじゃなかろうか?
なんて思ってしまうぐらい健康や。

そして僕らは、健康に生きてるだけでなく、地球に優しくも生きている。

なんせ一ヶ月の捨てるゴミの量が、半端なく少ないからや。
その量なんと、スーパーの袋で換算すると、0.5〜1袋分。

少なっ!

なんせ、燃えるゴミは毎日の焚き火の火種になる(火起こさんと飯食われへんし、熱いお湯浴びれんからね)。

生ゴミと小便は庭で作ってる肥やしの素。
肉に付いてる骨は、よ~く煮詰めてダシの素。
余った骨カスは野良犬の命の素。

麦酒瓶は酒屋に返さないと罰金取られるから返すし、缶ビールは呑まない。高くつくから。

返さなくていいさとうきび焼酎の瓶は、自家製ワインを詰めるのに使用している。

この自家製ワインやが、もらったオレンジにイースト菌をぶち込んで発酵させただけの簡単な酒。
なんせ今はオレンジの収穫時期。
オレンジがタダでもらえる。

タダでもらったオレンジが、1~2週間でワインになるんやから、酔っぱらいにとってはうれしい話。

しかし、味に関しては何も言うまい。
そして、何も聞くな。

酔えりゃいいんや酔えりゃ。濁酒ワインなんやから。
呑んだあと腹壊すとか、問題ナイナイ金もナ~イ! 職もナ~イ! 先もナ~イ!

この地球に優しいナイナイスタイルは、日本に帰ってからもやってみたいなと思っている。

ただ、職と金はアルアルがいい。
そして、土地も欲しい。

庭付き一軒家(地下室有り)が月3万で、日本のどっかに転がってないもんやろか?

もしくわ当れ! 宝クジ。

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