2011年7月21日木曜日

WWOOF•Lechuguillas編 その4 ~蚊と匂いと淫水マンゴー

5月16日(月) 
RubenとLauraがPepeというEspañaを連れてやって来た。 

こいつがまたなかなかのイカれポンチで、面白可笑しいコカインMen。 
29歳学生らしいが、ホンマかなあ? 

三人がやってきた翌日。 

朝から共に働くんかなあと思っていたら、イスに座ってちんたらコーヒーを飲んでいるではないか。 

その後、庭で簡単な作業をしては、ちょこちょこと休んでいた。 

僕は、Ruben&Lauraは、若いのによく働く夫婦やと思っていたのだが、実は真逆で、全く仕事をしないドラ息子とドラ彼女だということが判明した。 

33歳だというのに、脚立の一つもロクに使えず、どっかで働くわけでもなく、父親から金をせびる。 

部屋は荒らすだけ荒らして片付けない。 

なんか2人して閉じこもっとんなあ~思たら、パンパンパンパンおっぱんぱんしとる。 

なんとも言えないおまんこ野郎たちや。 

僕らは極力彼らと話さないようにし、食事も共にしないように務めた。 

運良く火曜日は、Nichoという現地の弁護士が経営するレストランで、酒と飯をご馳走になった。 

この後、数回ご馳走になり、VISAと仕事をもらえそうな雰囲気になっていたが、三十路やということが判明した途端、めっきり彼は訪れなくなった。 
‥残念! 

水曜日は水曜日で、Leónの友達のセルソの家で、ちゃんちゃん焼きをご馳走になった。 

セルソはダンスの達人で、笑うと大量の鼻毛が見え隠れする、気のいいオッちゃん。 
話すんが早すぎる為、会話の99%は理解出来ない。 
‥残念! 

翌木曜日。 
ペペを残して糞どもは出て行った。 

金も食料も置いて行かずに。 

油も切れ、水もなく、あるのはおまんこ野郎が置いてった、廊下に敷かれた淫水臭いベッドだけ。 
枕元に置かれたマンゴーの食べカスが、いやらしさと苛立たちさを醸し出す。 

しょうもないダイイングメッセージはいらんから、金を置いてけ、金を! 

David、Pepe、僕にゆうき。 
食料のない家で、大人四人が生活を共にする。 

腐りかけの野菜と、毎日収穫する卵だけが僕らのエサ。 

「今日は何を食べる?」 
と、ペペに聞くと、 
「Huevo con huevo(卵入り卵)」 
と、苦笑いが返ってくる。 

飢え死にしそうな状況下でも、変わらず毎日働かされる。 

これじゃまるでタコ部屋や。 

あれ? 
WWOOFって農業ボランティアプロジェクトやったよね? 
タコ部屋プロジェクトじゃなかったよね? 

思わず尋ねたくなる状況下。 

あまりにも腹が立つので、Rubenが大事にしているであろう赤ワインを四人で開けようと思い、ペペに差し出してみた。 

「わおっ! ハル! 
赤ワインじゃないか! 
ハルが買ってきたの?」 

さすがワインにうるさいスペイン人。 
反応が早い! 

「違うよ。Rubenのやつやで。 
どうする?  呑む?」 

「呑もう呑もう! 
もし、Rubenに聞かれたら、俺のせいにしてくれたらいいよ。 
ペペは頭がイカれてるってゆってくれればいいさ。 
俺は俺で知らん顔するし」 

なんて心強いスペイン人なんやろう。 

僕らはせめてもの楽しみにと、心ウキウキで開けてみた。 

ペペは言った。 
「うわっ! クソまず!」 

何を食べても、 
「Riquísimo!(めちゃうまい)」 
という彼が、 
「Vino malo(クソまずいワインやで)」 
というぐらいまずかった。 

きっと夏の暑さと湿気で、味が悪くなったんやろう。
おまんこ野郎はワインもロクに管理できない。 
まったくのNo sirve(役立たず)だぜ。 

Hey ベイベー。気をつけなよ。 
ハポネスは怒ると何しでかすかわからないんだぜ! 


5月23日(月)。 
初めてこっちで羊を食った。 
本気で食料が尽きた為、バカ共が冷凍庫で大切に保管してる羊肉をおろした。 

日本で食べたことのある羊と比べ、やわらかく、臭みもなく、ほどよいクセがあり美味。 

オーガニックのエサを食わせてるからか、子羊やからか、理由はわからんがとにかく美味すぎる! 
毎日でも食べたいほどや。 

が、翌週にバカ共が来た時に、勝手に食べたんがバレたみたいで、全部持って帰られた。 
わ~おっ。 

それにしても最近蚊が増えた。 
めちゃくちゃかゆい! 

何故かメキシコ人は滅多に刺されない。 
だから、たまに刺されるとありえんぐらいわめき散らす。 

そこまで騒がんでもええやんってぐらい騒ぐ。 

きっと、僕らみたいに10個も20個も刺されたら発狂して死んでまうやろう。 

なんせ滅多に刺されないのに、刺されない為の方法を知っているぐらいやから、相当刺されるのが嫌なハズや。 

~メキシコプチ情報~ 
刺されない為の方法 その1 
体にシャンプーを塗る。 

刺されない為の方法 その2 
耳にミントを引っかける。 

その2はまだ実践してないが、その1のシャンプーは実践してみた。 

すると、確かに蚊に刺されない。 
近づいてきてもすぐに離れていく。 

きっと匂いが嫌いなんやろう。 

RubenとLauraが廊下で寝てても刺されないんは、きっと淫水臭いからや。 

Viva! おマンゴー野郎!

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